<日中両国、冷静な努力を 船長釈放は検察判断と首相> /共同通信
菅直人首相は24日午後(日本時間25日午前)、ニューヨークで記者会見し、沖縄県・尖閣諸島周辺の中国漁船衝突事件で那覇地検が船長を釈放したことについて「検察当局が事件の性質などを総合的に考慮し、国内法に基づき粛々と判断した結果だと認識している」との見解を表明、日中双方が冷静に努力していくことが必要と強調した。
前原誠司外相も、ニューヨークで記者団に対し船長釈放について「国内法にのっとって対応した検察の判断に従う」と発言。中国外務省が謝罪と賠償を求めたことに関しては「中身を見てないのでコメントは控えたい」と述べるにとどめた。
このほか首相は会見で経済対策をめぐり「野党の理解を得ながら、新成長戦略を前倒しする方向で景気対策に本格的に取り組んでいきたい」と述べ、10月1日召集の臨時国会で2010年度補正予算案を成立させる考えを重ねて示した。
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菅と小沢という最悪の二択の末、「収賄土建政治屋小沢よりは・・・」という消極的な理由とはいえ、首相に留任できたのに・・・
早速、リーダーとしての適性が無いという馬脚をあらわしてしまいましたね。
本当に、日本という国の政治屋の質の低下は、目に余る。
政治も所詮は「ヒト」。
こんな低レベルの「ヒト」しかいないのでは、中国の海千山千の政治屋と土俵に上がる以前に負けてます。
「政治主導」なんて言ってないで優秀な官僚にちゃんとフォローしてもらいなさい。
今回の件の菅・仙石の愚かな選択によって、現場で命を懸けて領海の警備にあたる海上保安菅の失意・落胆は、想像に難くないでしょう。
領海を侵犯し、違法操業した上、停船命令などにも従わず、体当たりまでする漁船・・・
国土・領海を守る使命感で、危険を顧みず中国漁船を拿捕したのにね。
菅・仙石は、中国の反発に恐れおののき、検察官の判断ということにして船長を釈放ですから・・・。
こんなリーダーじゃ、アホくさくて、命を懸けて職務に当たる気も失せるでしょう。
今回の対応では、菅・仙石は、「違法操業している中国漁船など捕まえると“中国様”のご機嫌を損ねるからほっておけ!」といっているのと同じです。
検察にしても同じ、船長を国内法で裁こうとしていたのに、菅・仙石から政治配慮を求められた上に・・・
「全ては検察の判断ということで・・・」ですから!
検察としての判断なら、今回の船長の釈放など有りえない訳で、菅・仙石からの政治的圧力があったことなど、誰が見ても明らかですからね。
いずれにせよ中国シンパの菅・仙石が、「船長を釈放する」という判断を政治的にするというなら、百歩譲ってそのような判断もアリかもしれません。
しかし、それならば、リーダーとして責任を持って、リーダーの判断として、発表・行使するべきです。
「一検事の判断」ということにして、「自分たちは関係ない」という誰も目にもウソが明らかな欺瞞的で責任回避的、自己保身的な対応では・・・。
何の気概も矜持も無く、自ら責任を取る勇気もない。
自分の保身や支持率ダケに汲々としているみじめなリーダー(菅・仙石)の姿。
国民として本当にミジメな気持ちにしてくれます。
ここまで日本国民としてミジメな気持ちにさせてくれた首相は数少ないでしょう。
民主党の政治屋は、どうしてこうもクダラナイ輩ばかりになってしまったのか?
首相でありながら脱税犯の鳩山、脱税も「ママのせい・・・」ときたもので。
小沢にしても、明らかに政治資金で不正を働いているのは御大なのに、何が起こっても「秘書のセイ」。
今回の菅・仙石も、どうかんがえても、中国シンパの菅・仙石が政治的判断を強要していることは明らかなのに、「検察官の判断・・・」。
リーダー自体が、自分がやっていることをなんでも「人のセイ」ですから・・・
最後に、今回の菅・仙石の対応の有り方を、ごく普通の一般人レベルで考えてみましょうか。
普通の企業だと仮定して考えても、こんな経営陣の下では、現場の社員は、真面目に働く気が消し飛びますね。
現場では、「会社のために・・・」と必死に頑張っているのに・・・
何か問題があると、全部「部下・担当者のセイ・・・」ではね。
その上、リーダーとしての責任を取ることも無く、自身の責任逃れ、自己保身に汲々とされては・・・
敬意も信頼も生まれようも有りませんよね。
会社なら辞めれば済みますが・・・
首相も公選制にしてもらいたいものです。
※あくまでも「検察のせい」か・・・政治屋の自己保身・支持率維持のためのミエミエのプロパガンダですね。
菅・仙石に言うならまだしも、なんというマッチポンプ。
民主党って、どうしようもない政党だね。
笑われるよ。菅・仙石の圧力であることは、誰の目にも明らかなのだから・・・
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<【中国人船長釈放】「中国の謝罪と賠償の要求は言語道断」民主党有志73人が緊急声明 > 産経新聞 2010.9.27
民主党の松原仁衆院議員らは27日午前、国会内で記者会見し、沖縄・尖閣諸島周辺での中国漁船衝突事件で中国人船長が釈放されたことに抗議する同党の国会議員有志73人の緊急声明を発表した。
73人の緊急声明は、中国人船長の釈放について「他国からの発言や行動を考慮に入れる必要は法理上一切ない。外交問題を1つの理由とする判断は、検察の権限を大きく逸脱した極めて遺憾な判断」と非難した。
松原氏は会見で「多くの同僚議員が外交的敗北に憤っている」と強調した。
民主党国会議員有志73人の緊急声明と、73人の顔ぶれは次の通り。
◇
「那覇地検による中国人船長釈放問題についての緊急声明」
平成22年9月27日 民主党国会議員有志
24日夕刻にわれわれは「釈放の決定を撤回し、あくまで法と証拠にもとづき継続的な捜査の実施を求めるものである。」と声明を発した。それにも関わらず、那覇地方検察庁は独自の判断によるものとして中国人船長を釈放した。
尖閣諸島がわが国固有の領土であることは疑いがなく、かつわが国は永年にわたって実効支配を行っており、そもそも領土問題は存在しない。こうしたことを踏まえると、今回の事件の処分にあたり、他国からの発言や行動を考慮に入れる必要は法理上一切ない。
今回、中国人船長が「処分保留」で釈放されたことによってこの件の捜査は実質的に中断され、近い将来「不起訴」となることが予想される。しかし、容疑者の身柄を拘束し、そのうえで勾留を延長したということは、容疑者にそれ相応の違法行為があったと検察が判断し、刑事訴訟法第208条の「やむを得ない事由があると認め」たことによるはずである。
にも関わらず、「国民への影響や今後の日中関係も考慮すると、これ以上容疑者の身柄拘束を継続して捜査を続けることは相当ではないと判断し(鈴木那覇地検次席検事)」、急遽釈放するという那覇地検の判断は、刑事訴訟法第248条の「犯人の性格、年齢及び境遇、犯罪の軽重及び情状並びに犯罪後の情況により訴追を必要としないときは、公訴を提起しないことができる」とある要件に該当せず、法理的には適当ではない。
すなわち、外交問題を一つの理由とする今回の判断は、刑事訴訟法の範疇を超える政治的判断であり、検察の権限を大きく逸脱した極めて遺憾な判断といわざるを得ない。このような判断が検察の独断によって行われることは、国民が選んだ政治家が国益を踏まえた政治的・外交的決断を行うという、わが国の議会制民主主義の原則を大きく揺るがすものである。
われわれ民主党国会議員有志は「処分を保留し釈放」の判断を下したことに強く抗議すると同時に、今後、尖閣諸島近辺でのわが国の漁船などの船舶の安全、諸資源の確保に万全を期すための諸制度・法律の構築をめざす。もとより中華人民共和国からの謝罪と賠償の要求は言語道断であり、「一切応じない」という政府の判断を強く支持する。その上で、立法府に与えられたあらゆる権限を駆使して、真相の究明ならびにわが国の国益にそったあらゆる対応を今後行う決意である。
◇
有志73人 石山敬貴▽畑浩治▽斎藤恭紀▽石森久嗣▽高邑勉▽今井雅人▽空本誠喜▽木内孝胤▽木村剛司▽村上史好▽渡辺義彦▽柳田和己▽向山好一▽福島伸享▽柴橋正直▽花咲宏基▽長尾敬▽中津川博郷▽石関貴史▽松原仁▽金子洋一▽福田昭夫▽神風英男▽中野譲▽加藤学▽小宮山泰子▽玉木雄一郎▽若泉征三▽川口浩▽中野渡詔子▽石原洋三郎▽牧義夫▽若井康彦▽皆吉稲生▽勝又恒一郎▽網屋信介▽高橋英行▽本村賢太郎▽松岡広隆▽福嶋健一郎▽大谷啓▽宮崎岳志▽仁木博文▽神山洋介▽山本剛正▽柿沼正明▽萩原仁▽太田和美▽和嶋未希▽山岡達丸▽石井登志郎▽米長晴信▽石井章▽谷田川元▽豊田潤多郎▽外山斎▽大久保潔重▽舟山康江▽友近聡朗▽行田邦子▽安井美紗子▽大石尚子▽河合孝典▽水戸将史▽打越明司▽梶原康弘▽川内博史▽平山泰朗▽岡本英子▽高松和夫▽小林正枝▽近藤和也▽吉田公一
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- 2010/09/27(月) 00:00:33|
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