fc2ブログ

だまされるな!溢れる情報の中で漂流するあなたへ! 

巷には情報が溢れています。しかし情報に翻弄され、ニュース・商品等の正しい姿が捉えらません。溢れる情報に騙されたくない皆様に、山一證券を経てコンサルの筆者のブログジャーナル。

「残高ゼロ」のはずが300万円 みずほ銀入力ミス、返還求め提訴 ・・・人の失敗につけこむ、卑怯者ばかりになってきたね。

<「残高ゼロ」のはずが300万円 みずほ銀入力ミス、返還求め提訴>  /2010.7.12  産経ニュース
 みずほ銀行京都支店(京都市)が顧客の預金150万円を払い戻す際に「入金」として処理し、口座に誤った残高を記録するミスがあったことが12日、わかった。顧客は直後に全額引き出しており、同行は不当利得として、返還を求める訴えを京都地裁に起こした。
 銀行側は「めったにないことで、訴訟は避けたかったが、客が返還に応じてくれなかった」と“苦肉の策”を強調している。
 提訴は6月21日付。訴状によると、顧客の男性は2007年4月、京都支店の窓口で150万円の預金を引き出した。その際、担当者が誤って同額を「入金」として処理したため、本来ゼロとなるはずの残高が300万円と記録された。男性は同じ日に別の支店で引き出した。
 銀行側がミスに気付き、返還を求めたが、男性は「お金は手元にない」と答えたという。
************************************************************
ぼへー 本当にこのようなニュースを聞くと、暗い気持ちになりますね。
「銀行憎し・・・」というわけではないのでしょうが、こんな明らかな相手のミスを逆手にとって、卑怯な男ですね。
きっと銀行は、下手に出て、謝罪し、返還してくれる様に頼んだであろうに・・・
多少のお礼程度は、支払うことも申し出たコトでしょう。
このミスをした行員も、居たたまれないでしょう。
本当に常識というものが通じない世の中になりました。
こんなケースで、裁判になるまで、返還しない男がいるのでは・・・
どう考えても、自分の金でもないのに!

 近年よく見る似たようなケースで、ネットショップで商品の値段を、明らかに桁間違いと分かる値段でも、ミス入力すると・・・
「ミスだろうがなんだろうが、絶対その価格で売れっ・・・」
「ミスにつけこんで、大量注文・・・」
「間違えた店が悪い・・・」
なんて恥知らずな輩がゾロゾロわいて来ます。
一体どうしてこんな人間が増殖してきたのでしょうかね?
 人間関係が希薄になって、「人の気持ちを思いやる」というか「人の気持ちを想像する」こともできないし、しないようになってきていることは確かです。
それで、「人を人とも思わず」に行動できるようになっているからなのでしょうか?

※フランスのTVでの実験は、実に示唆に富んでいます。
  ↓
************************************************************
<番組参加者、操作次第で「拷問者」に 仏で心理学の実験>  2010年03月17日  【3月17日 AFP】
 クイズ番組の参加者が「拷問者」になるという心理学的実験が、フランスのテレビで行われた。番組参加者たちは、男性が叫び出すまで電気ショックを与え、さらに死んだようにぐったりするまでくり返し電気ショックを与え続けた。
 このテレビ番組「死のゲーム(The Game of Death)」は、ごくふつうのクイズ番組と同じ体裁を整えている。歓声を上げる観客とグラマラスな有名女性司会者が、スタジオのきらびやかな照明の下に参加者を招待する。
 実はこの番組は、テレビが人びとをどれほど残虐にさせることができるかを調べる心理学の実験として行われたもの。クイズ挑戦者たちにはそのことが知らされず、実験の結果はナチス・ドイツの残虐さと思わず比較するようなものとなった。
 このドキュメンタリー番組を制作したクリストフ・ニック(Christophe Nick)氏は、番組司会者の加虐的な命令に「番組参加者の81%が従ったことに驚かされた」と述べた。番組は、17日に国営フランス2(France 2)チャンネルで放送される。
「(参加者は)命令に背く準備ができていなかった」とニック氏は解説する。「彼らはやりたくなかったし、権威者に止めるべきだと訴えようとした。けれどもそれができなかった」
■クイズ番組として募集
 ニック氏と心理学者らは、志願者80人を集め、新番組のパイロット版(試作版)への出演と説明。番組の内容は、相手「プレイヤー」に質問をぶつけ、相手が質問に正解できなかったときに最高460ボルトの電流を流して罰を与えるというものだった。
 実はこの相手方の男性は俳優で演技をしていたのだが、観客と参加者は知らされておらず、本物の電気ショックだと信じていた。参加者たちは気が進まない様子だったが、司会者の命令と、スタジオの観客の「処罰せよ!」の合唱に従った。相手方の男性が「放してくれ!」と叫び、また、死んだようにぐったりしても、参加者たちは電気ショックを加えるのを止めなかった。
 ニック氏によると、スタジオを立ち去ったのは80人のうち16人だけで、参加者の約80%は、最大460ボルトの電流で男性に電気ショックを与え続けたという。
■実験の意義は?
 番組後のインタビューで、ある参加者は、祖父母がナチスに迫害されたユダヤ人であるにもかかわらず、自分は番組で拷問行為を続けたと語った。ソフィー(Sophie)さんは、「少女のころからずっと、どうしてナチスはあんなことをしたんだろうと自問自答してきた。どうしてあんな命令に従えるのだろう?と。でもわたし自身がそんな命令に従っていた」と語った。
 また、別の参加者は「相手のことは心配だった」と述べた上で、「けれども同時に、番組を台無しにするのが怖かった」と語った。
 この実験は、米エール大(Yale University)で1960年代に行われた悪名高い実験をモデルに実施された。その実験では、従順な市民が虐殺に関与する過程の分析に、同様の手法が用いられている。
 この番組参加者の心理を操作するような参加者の取り扱いに対しては、懐疑的な意見も表明されている。集団虐殺や全体主義を研究する心理学者で歴史家のジャック・セメラン(Jacques Semelin)氏は、司会者の指示に従うことを義務づける契約書に参加者たちが署名させられていたことを指摘した。また、従順さだけでなく、観客やカメラなどさまざまな要素が影響していると述べた。
 一方、番組制作者のねらいは、テレビによる人心操作の威力を指摘することだったという。ニック氏は、「テレビが権力を乱用することを選んでしまったら、テレビは誰に対してもなんだってすることができる。絶対的に恐ろしい権力なんだ」と語った。(c)AFP/Roland Lloyd Parry
************************************************************
  ↓
 これは実験ですが・・・
現実の社会でも、インターネットが普及する以前に比べて、それ以前なら、見ることも無かったような類のエゲツナイ情報が、ごく普通に手に入り、目にする機会が飛躍的に増えました。
また、ごく普通の一般人でも、匿名で情報発信ができるようになりました。
そして、溢れるエゲツナイ情報をめぐる匿名のエゲツナイやりとり(コミュニケーション)・・・ある意味、社会全体が、上記のフランスのTV番組の実験のような状態とも言えるのではないかと思いますね。
 インターネットを使った壮大な規模での人体実験とも思えます。
行き着く先は、一体どんな実験結果なのでしょう・・・

 インターネットのなかった時代も知る世代としては、もう十分に実験結果も出ているように思えますがね。
今後ますますインターネットのある世界しか知らない世代が増えるにつれ、人間性の低下、衝動性・暴力性の増大といった傾向が進んでいくとしか思えません。
困った時代になりましたね。


※こんな人間が増えた理由も、エゲツナイ情報の洪水で、知らず知らず人間の暴力性が解放され、亢進してきているのも一因でしょうね。
   ↓
************************************************************
<駅員への暴力過去最多 869件、不況も影響?>   2010.7.7 産経ニュース
 大手私鉄やJRの駅、車内で、平成21年度に起きた駅員や乗務員への暴力行為は869件で、過去最多となったことが7日、日本民営鉄道協会のまとめで分かった。20年度の752件から大幅に増加。調査対象の鉄道会社は、統計を取り始めた16年度の21社から21年度は25社に増えたが、同協会は「不況によるストレスも影響しているのではないか」と話している。
 869件のうち、加害者が酒を飲んでいたケースが499件と6割近くに上り、午後5時以降の発生が584件。曜日別では、月曜が89件で最も少なく、曜日を重ねるごとに増え、日曜が147件と最も多かった。月別では、飲酒の機会が多い12月が90件と最多。
 場所別は改札393件、ホーム257件、車内105件と続いた。改札で暴れている乗客に声を掛けたところ投げ飛ばされたケースもあった。
************************************************************

blogram投票ボタン


                              ↑クリックお願いします!ぼへー


スポンサーサイト



  1. 2010/07/20(火) 00:00:30|
  2. 時事
  3. | トラックバック:0

トラックバック

トラックバック URL
https://damasareruna.blog.fc2.com/tb.php/616-9871ed07
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

zam

Author:zam
山一證券を経て、現在エンタメ系企業の役員を務めるかたわらコンサルとして活動中の筆者のブログジャーナル。公金を毀損する輩・高齢者・弱い者を騙す輩を糾弾だ!
※保有資格
宅建/社労士/証券外務員1種/1級FP…

カウンター

フリーエリア

最近の記事

カテゴリー

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

メールフォーム

・スパムや荒しの対策にコメント欄は削除しました。 何かあれば、こちらへどうぞ!

名前:
メール:
件名:
本文:

フリーエリア

月別アーカイブ

相互Pingサーバー