<鳩山首相1カ月で正念場 概算要求95兆円> /2009年10月17日 日刊スポーツ
鳩山由紀夫首相(62)が16日、総理就任から1カ月を迎えた。記念すべき日に重なった10年度予算の概算要求では、国の財政規模を示す一般会計の要求額が約95兆380億円と、過去最大になることが発表された。衆院選で訴えたマニフェスト(政権公約)の政策を反映させた結果、あんなに強調した「ムダ削減」が追いつかず、理想と現実の違いに直面。早くも正念場だ。
「どんどん膨らむ予算になれば、財政がもたなくなる。すべての大臣にもっと切り詰めるよう指示を出している」。鳩山氏は16日、概算要求が過去最大になったことについて、こう釈明した。「これからも戦いは続く」と、予算削減へ努力を続けることも強調した。
マニフェスト選挙と位置づけ、子ども手当など目玉政策を公約した衆院選で圧勝し、首相に選出されて1カ月。しかし今、鳩山氏は「政策実現」と「財政規律」の間で、苦しい立場に追い込まれている。
財務省が発表した10年度予算の概算要求額は95兆円を超え、自民党政権時代を上回った。マニフェストの政策を実施する経費だけで、計4兆3767億円盛り込まれたという。公約実現をうたい第1党になっただけに、予算への計上は譲れない部分だ。
しかし、公約実現の財源確保を優先した結果、藤井裕久財務相が求めた「予算要求時からの無駄削減」は、進まなかった。既存の予算を削ろうとしても、各大臣からは公約にはない「新規政策」が加わった。金額が明示されない「事項要求」も数兆円規模とみられ、これが加われば、最終的な予算額はさらに膨らむ。国の税収の急激な落ち込みも、誤算の一因となった。
予想外の展開に、鳩山氏の発言もぶれ始めた。14日、「やむを得ないことになる可能性がないとは言えない」と述べ、税収減の穴埋めという条件付きながら、国の借金に当たる赤字国債の増発を容認する考えを示唆。衆院選前は「増やしたら国家が持たない」と、正反対だった。15日は、国債増発への批判が強ければ、政権の「生命線」といえるマニフェストの一部を断念する可能性にも言及した。
補正予算の見直し額も、当初目標の3兆円に1000億円程度届かなかったことを問われた鳩山氏は「惜しかったというぐらいの数字が、新しい政権にはふさわしい」と、強がった。日本全体が「チェンジ」に沸いた政権交代から1カ月。鳩山氏は早くも、理想と現実の間でもがき始めた。
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<税収、40兆円割れへ 国債追加発行は不可避> 2009年10月16日 asahi.com
国の09年度の税収(一般会計分)が、当初見通しの46兆円を大きく下回って40兆円を切り、24年ぶりの水準に落ち込む見通しになった。昨秋からの急激な景気悪化で法人税が落ち込んでいるためだ。この穴埋めのため、現時点で44兆円を見込む新規国債の追加発行は避けられない。借金が税収を上回る戦後初めての異例の事態となる。
税収が40兆円に届かなければ、1985年度の38兆1988億円以来となる。今年度の税収をもとに見積もる10年度の税収見通しも、40兆円程度にとどまる見通し。鳩山政権の10年度予算編成では、一般会計の歳出が概算要求段階で90兆円を超えており、財政運営は厳しさが増す。
09年度の当初税収見通しは46兆1千億円。今年4月から8月末までの税収実績は、前年同期比で2兆9千億円少ない7兆9千億円にとどまっている。うち法人税は08年度に納付した分のうち、その後の業績悪化で取りすぎになった2兆円超を還付したことから、1兆2800億円のマイナスとなっている。年度見込み額の10兆円を大幅に下回るのは確実だ。景気悪化にともなって、所得税も前年同期比8300億円減となっている。
09年度税収で財務省幹部は取材に対し「おそらく40兆円に達しない」と見通しを示した上で、当初見通しとの6兆円以上の差額の多くについて「赤字国債で埋めざるを得ない」と述べた。補正予算後、過去最大の44兆円を予定している新規国債の発行がさらに拡大することになる。
10年度税収見通しは、12月に固まる09年度見通しをもとに企業の業績や政府経済見通しなどを参考に決めるが、いずれも今後大幅な回復は見込めない状況だ。(磯貝秀俊)
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「無駄使いやめれば、財源はいくらでもある・・・」とか、「自民党の官僚言いなり政治をやめれば・・・」とか、念仏のように唱え続けてくれたので・・・
政権取った暁には、本当にバッサッリやってくれるのかと思ったら・・・。
鳩山って本当に能無しのダメ政治家決定ですね。
ケバイ奥様共々はしゃいでるだけで、何の役にも立たない公金毀損小僧だね。
とりあえず責任とって自分の歳費ぐらいは返還して欲しいものです!
こんな体たらくでは、日本を亡国に貶し入れるお先棒を担ぐ男ですね。
将来国家破綻したときに、振り返れば、この男にたどり着きますね。
もはや事実上破綻状態に有る国家財政!
ようやく、財政規律を重視し、プライマリーバランスを均衡させることを視野に政策誘導していたのにね。
今回のマヌケ政権は、このままではきっと財政規律など「どこ吹く風」、巨額の赤字国債発行へ大転換ですね。
ほとんどサギだね、これじゃ!
自民党政権では出来ない、
・税金の無駄使い
・特殊法人などの廃止
・公共事業の大幅な削減
~これらを断行すれば、国債増発なしで、「子ども手当・・・」等のマニュフェストは実現できると言い続けてきたくせにね。
本当に大嘘つき。
子どもの教育に悪いよ、こんな嘘つきオジサン放置しておくと・・・
「子ども手当、農家の所得保障、高速無料化、消費税は上げない」・・・と国民受けのいいバラマキ政策を喧伝し、財源は「無駄使いやめればどうとでもなる・・・」と安心させておいて・・・
選挙に勝たせてもらい、実際政権取ったら・・・
「無駄使い削った位では足りないので、大半は赤字国債増発しマース!」だって!
こんなことなら、誰でも・・・子どもでもできるよ。
この政権は、子どもの使いか?
どんなに詭弁を弄しても、既に破綻状態にある国家財政を立て直す気持ちすらなく、子や孫の代にツケを回し、税収の倍以上の予算を組むというキチガイじみた政策を取りはじめた政治屋としてハトチャンは、後世に名を残せるでしょう。所詮こんな政権に期待したのがバカだったね。
現在の国家財政の状況で、国債を大増発するなどという亡国的な政策を取るようでは、自民党より尚更悪い。
私は、もはや現在の日本において最も重要な政策課題は、「公金の毀損」だと感じています。
いわんや、借金増やすなど本来、論外なこと。
もうこの国の財政・・・というか国民の資金力にはほとんど余力は無くなって来ています。
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<米財政赤字、129兆円=金融、景気対策で史上最大-GDP比10%> 10月17日 時事通信
【ワシントン時事】米財務省は16日、2009年度(08年10月~09年9月)の財政赤字が1兆4171億2100万ドル(約129兆円)と、史上初めて1兆ドルの大台に乗せたと発表した。未曽有の金融危機や戦後最長の景気後退に対応して導入した金融安定化策や景気対策に伴い歳出が増大する一方で、所得・法人税減少で歳入が縮小、赤字額はこれまで最大だった前年度の3倍強に膨れ上がった。
赤字は国内総生産(GDP)比では10.0%と、前年度の3.2%から大幅に上昇、1945年度以来の最悪を記録した。
財務省によると、09年度の歳出は前年度比18.2%増、歳入は16.6%減。
財務省は「09年度の赤字は主として前政権から引き継いだ歳出、税政策の産物だ」と指摘。オバマ新政権下の金融、景気対策は赤字の24%を占めるにすぎないと強調した。
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米国の財政赤字については、マスコミも、このように正しく大袈裟なほどに報道するが・・・
勘違いしてはいけないのは、日本の方が、はるかに破滅的な財政状態ですからね。
その上、米国は人口増加国で先進国の中では高齢化も進行が遅い部類ですから・・・
評論家や学者、榊原英資氏などは、「日本の国債は、95%は日本人が保有しているから良いのだ、もっと発行しても大丈夫…円の信認に影響は無いのだ・・・」などと、ほとんど無謀な楽観論をほざいています。
しかし、実際、少子高齢化・人口減が進行し、景気回復もままならない日本で、果たしてこれ以上国債を大増発して、本当にその国債を95%も日本人で購入し続けられるでしょうか?
無理です。
正直、大増発せずに現在の発行額ですら、早晩日本人だけで国債を95%も購入し続けることは不可能になります。
そうなったら、どうなるでしょうか?
「日本人が95%購入している。」ということは、言い換えれば・・・
「外国人はほとんど購入しない、買ってくれない」ということです。
リスクの割には、金利が低すぎるので、まともな金融知識があれば、日本国債など誰も買いません。
かといって、外国人に買ってもらえるように金利を上げることも出来ません。
(金利を上げれば、その金利負担で破綻しますし、円の信認にも直結しますから・・・)
正直、国債を大増発などして、日本人で捌けなくなった時。
それが、日本の終わりの始まりです。
そして、国債大増発などしなくても、それほど遠くない将来、その時は到来してしまうのです。
だからそれを避けるためにも、早く財政規律を取り戻し、国債発行を減らさないと、日本に引導を渡すことになりますね。
このままでは、ハトちゃんが日本に引導渡してくれそうですね



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- 2009/10/20(火) 00:00:22|
- 時事
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