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<「女性は結婚しなくても幸せ」55%>…読売調査 (2008年8月27日03時06分 読売新聞)
「女性は結婚しなくても幸せな人生をおくることができる」と思う人は55%で、「そうは思わない」は39%にとどまることが、読売新聞社の年間連続調査「日本人」でわかった。
1978年の調査では「女性は結婚しなくても幸せ」という考えに賛成の人は26%に過ぎず、「反対」が50%を占めていたが、この30年で結婚への意識は変化した。
今回の調査は「結婚観」をテーマに9、10日に面接方式で実施した。
「結婚したら男性は仕事、女性は家庭のことに専念するのが望ましい」と思う人は30%で、「そうは思わない」は68%となった。「男性は仕事を追い求め、女性は家庭と家族の面倒をみる方が互いに幸福だ」という意見への賛否を聞いた78年の調査では、「賛成」71%、「反対」22%だった。
ただ、「人は結婚した方がよい」と思う人は65%で、「必ずしも結婚する必要はない」の33%を大きく上回り、結婚そのものは肯定的に受け止められていた。「結婚した方がよい」は、5年前の03年の54%から11ポイント増え、結婚は望ましいと考える人が急増した。
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「人は結婚した方がよい」と思う人は65%ということで、前回より急上昇したとのこと。
解釈の仕方は、それぞれでしょうが、いずれにせよ社会にとって結婚を肯定する方へ向かうことは良い事ですね。
なんだかんだいっても、民主主義社会が試行錯誤の末、一夫一婦制度に基本落着いているのには、それなりの意味があるでしょう。
特に治安・犯罪面という社会の安定に関わる側面を重視してみると、それが社会全体にとっての最適解であったからに相違ない。
民主主義社会では、平等・人権・自由などを保障しなければならないので、一夫多妻制等の他の制度では、なかなか制度的に社会的な整合性を保てない。
そして、専制国家でも宗教的社会でもないので、結婚からあぶれた独身男の処遇を、社会的に封圧することもできないから尚更だ。
ただ残念ながら、現在の日本では、公に結婚を奨励する施策を採ろうとすれば、「個人の生活に政府が関与するな…」「個人の自由が…」といった個人の自由主義者の主張が激しく、あまり積極的には動けません。
少子化問題でも同様だが、別に強要する訳でもなく、結婚するかどうかの選択は個人の自由なわけですから、施策を広報するぐらい許容すればいいと思いますがね。
なぜなら、社会の治安を維持し、犯罪を減らし社会の安定を保つ為には、統計的に見れば最も犯罪を起こす可能性の高いセクターである「独身男性」を減らす方向で社会施策を実施するのが効果的なのは明らかなのですから…。
殆どの刑法犯(特に暴力が絡むもの、性犯罪)は、圧倒的に女性より男性が多く、男性の中でも独身者の占める割合が著しく高い。
こういうことを言うと「差別が…」「女性・既婚者でも犯罪者は…」とか言い出す輩が出てくるが、あくまで一般論・統計的な観点からの話ですから…お間違えのないように。
結婚しないでも独身女性が増えるだけなら、特に問題ないと思いますが、独身男性が増えることは治安・犯罪の面で非常にマイナスを与えることは否めません。
今では、個人の自由が強調されすぎた結果、いい年こいた男が結婚しなくても、誰も何も言わなくなりました。
そして、世話焼きおばさんもいなくなり、大方の日本人は宗教にも帰依していないので宗教的制約も受けません。
上司が「ソロソロ結婚でもしてしっかりしなくちゃ…」なんて言おうものなら、「パワハラが…」とか言われるご時世ですからね…。
個人の自由は、享受できる時代になりましたが、お陰で社会全体としては、独身男性という最も犯罪を起こしやすいリスクファクターが膨れ上がりました。
独身男性であるだけでも十分怖いのに、ニートやフリーター…といった社会的な枠組みのゆるい人間が増大してきました。
こういうことが、社会全体に漂う治安・犯罪に対するぼんやりとした不安感の一因でもあるでしょう。
「男が独身だと気持ち悪がられたり、変な目で見られる…」「女性がニートでもあまり問題にされない…」 →「これは差別だ。」といった事を主張するトンチンカンな輩がいますが、そんなのまともな感性の人間なら当り前の本能であって、差別でもなんでもありません。
それぐらいの注意力・警戒心は持たないとイマドキ犯罪に遭いますよ。
一般論・統計的に言えば、「独身男性」という最も犯罪を起こしやすいセクターの人間を、自分の身の危険を避ける為に注意するのは当然です。
例えれば、
・森に行ったらパンダとヒグマに出くわした、どちらを注意・警戒しますか?
当然ヒグマですね。自分の身が可愛いから…。
(そのヒグマが、人の手で育てられ絶対に襲ってこないクマチャンということを事前に知っていれば別でしょうが…)
・あなたは若い女性だとしましょう。
そして歌舞伎町の治安の悪い裏通りを歩いていたとして、向うから、いかにもチーマーの若者集団ときっちりスーツを着た妻子連れのビジネスマンが歩いてきたら、どちらに危険を感じますか?
答えは明確ですね。でもこれは差別でしょうか?殆ど本能的な判断ですね。
・素性を知らない独身女性Aと独身男性Bがいて万一殺人に遭う可能性を考えると、統計的・一般論的にいえば、Bに殺される可能性がAに殺される可能性に比べれば、桁違いに高いことは確かであって、Aに対する注意・警戒の何百倍もBに対して注意・警戒することが当然ですから。
ところで、先日秋葉原で通り魔殺人した男も「彼女がいれば…」と言っていたのは、偽らざる本音でしょう。
もし彼に、本当に愛し愛される恋人でもいれば、恋人が抑止力となりあんな事は起こらなかった可能性は非常に高いでしょう。
いわんや、一般論的には、正式な妻や子供がいる場合、やはり家族に対する責任を考えれば犯罪へのハードルは相当に高まります。こういうことが、独身者より犯罪率を下げるのでしょう。
また、「配偶者を亡くした場合、女性はあまり影響を受けないが男性は大幅に寿命が縮む」等種々の調査で、配偶者がいないという状態は、男性の場合、様々な面で極めてストレスが多くマイナスに作用することが報告されています。
結婚に対して宗教的制約も公式・非公式的な働きかけもない今の日本では、社会の為にも個人の為にも、結婚に対する社会通念ぐらいは、肯定・推奨する方向に進んでおいてもらいたいものですね。


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- 2008/08/29(金) 10:43:28|
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