最近は、家電製品などあらゆる商品で、環境に優しい・エコ・ロハス…etcといったキーワードで売りこみをはかるケースが、増えています。
しかしながら、もっともらしく宣伝しながら、実はまったくエコでもなんでもない場合が、多いのです。
分かりやすいケースとして、「食器洗い乾燥機」が有ります。
セールストークとしては、「食器洗い乾燥機を使うと手洗いに比べ年間◯◯◯◯円お得、その上節水もできて、地球に優しい。(奥さん、なんで手間が省けて、地球にも優しいこんな良い商品を買わないの?バカ?)」ということになっています。
しかし、よく調べると、比較している「手洗い」は、「40°のお湯を20分間流し続ける」とか「洗剤の使用量やガスの使用量を3倍以上に見積もる」など実際の「手洗い」とかけ離れた(少量の食器をこんなに無駄な洗い方する奴いるのか?と思うような)設定による比較となっています。
もともとエコに気をつけて食器洗いをしている奥様なら、絶対に皿洗い機より水を使うことなど無いのです。
しかし、このような設定については、セールスマンは語らないし、せいぜいパンフレットの裏のほうに読めないような小さい字で書いてあるだけなので、大抵の人は、自分の「手洗い」よりも節水されるものと思い込んで、購入してしまうのです。
結局、食器洗い機が売れるほど、水の使用量は増え、地球に優しくありません。
また、手洗いなら必要なかった電気を食器洗いに使うことになり、ますますエコから遠くなり、電気料金も増えるので家計にも優しくありません。
そして、3~4年後には、食器洗い機自体が壊れて、粗大ゴミとなり地球環境を汚すわけです。(「手洗い」ならこのゴミは発生しない。)
今回は、代表例として、食器洗い機について取り上げましたが、エコ・地球に優しい…etcという商品の多くが、このようなものとなっています。
地球に優しいと謳う商品は、地球に優しくないことが多い!賢い消費者になりましょう!!

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- 2006/07/04(火) 11:16:36|
- 環境破壊・エコ
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