<他人のせいにする韓国 反転できる要素見当たらぬと大前研一> ※SAPIO2017年5月号 2017.5.1 17:24
韓国経済はかつて、「日本を追い抜く」「世界を牽引する」と喧伝された。それが今、苦境に喘いでいる。なぜ韓国は、経済の面で先進国になりきれないのか? 大前研一氏が解説する。
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一般的に1人あたりGDPが2万ドルを超えると中進国、3万ドルを超えると先進国とされる。だが、3万ドル経済に向かおうとする中進国は、しばしば為替や労働コストが高くなって競争力を失い、3万ドルに近づくと落ちるという動きを繰り返す。これが「中進国のジレンマ」だ。
韓国経済も、調子が良くなるとウォンや労働コストが高くなり、そのたびに競争力を失って落ちるという悪循環に陥っている。韓国が「中進国のジレンマ」から抜け出せない最大の理由は、イノベーションがないことだ。
では今後、韓国は何らかのイノベーションによって「中進国のジレンマ」から抜け出せる日が来るのだろうか?
残念ながら、当面は難しいだろう。なぜなら、戦後日本は財閥解体で従来の秩序が崩壊して経済にダイナミズムが生まれたが、韓国は未だに財閥支配で縦方向の秩序が固まっているからだ。
その秩序を壊してイノベーションを起こすためには、松下幸之助氏や本田宗一郎氏のような学歴がなくてもアンビション(野望)のある起業家が必要となる。
しかし、韓国は極端な学歴社会だから、アンビションを持っている人でも、いったん受験戦争に負けたら這い上がることが難しい。つまり、イノベーションが起こりにくい硬直した社会構造なのである。
また、受験戦争に勝って財閥企業に入った人たちも、ファミリー企業なので出世に「ガラスの天井」があるし、近年は45歳くらいでリストラされるケースも多く、すんなり定年までエリートの道を歩むことが難しくなってモチベーションが低下している。どこをどう切っても、反転できる要素が見当たらないのだ。
韓国の根本的な問題も指摘しておかねばならない。それは自分たちの問題を何でもかんでも日本のせいにする、ということだ。日本が高度成長した時に我々は朝鮮戦争で発展が遅れてしまった。その原因は日本の植民地支配だ。そういう“エクスキューズ(言い訳)文化”だから、自分たちも努力すれば日本に追いつき、追い越すことができるという発想が生まれにくい。ここが同じく日本の植民地だった台湾との大きな違いである。
台湾の場合は“ノーエクスキューズ文化”である。私は韓国にも台湾にも200回以上行っているが、台湾で日本の植民地支配のせいで発展が遅れた、などと言う人には会ったことがない。それどころか、台湾の人たちの大半は、日本のおかげでここまで成長できた、と感謝している。
そういう姿勢で素直に日本に学んできたから、サムスンをはじめとする韓国企業が壁にぶち当たって突破できないでいる一方で、鴻海精密工業や半導体受託生産企業のTSMC(台湾積体電路製造)、「格安スマホの仕掛け人」と言われる半導体メーカーのメディアテックといった台湾企業はますます世界を目指して成長し、新しい企業も続々と誕生している。
韓国は日本をエクスキューズに使っている限り、前に進めないと思う。自分の中に成長できない理由を見つけ、それを乗り越える努力をしなければ、「中進国のジレンマ」から抜け出して先進国になることはできない、と思い知るべきである。
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安愚楽牧場の和牛預託商法を広告塔かのように薦めていた海江田万里氏に比べれば、可愛らしいものですが・・・
この人の言説の移り変わりも相当なものですね!
「これからは韓国型経営の時代・・・」といった主張をされていた時代が懐かしいですね。
評論家やコンサルタントなどは、その時々に応じて、本当は大して知りもしないことを、あたかも完璧に理解しているかのような言説を滔々と振り撒くことを“生業”にしている訳ですから、このようなことは日常茶飯事とはいうものの・・・あまりにも変節が激しすぎる!
こんなことは、当然の結果に過ぎ無いと言えますが、その言説で大金や名声を得ている人間ということを鑑みると。
あまりの変節は、本来は批判を受けるべきでしょう・・・
しかしながら、このような“ウソつき”大先生達が批判されることは、殆ど有りません。
批判どころか、検証されることもありません!
結局のところ、受け手側の問題です。
どんなに著名な評論家・コンサルタントであろうが、その本質は同じですから、このような者の言説を受け取る側も、そのようなモノと思って認識しておかないといけません。
間違っても~
「著名な先生が薦めているから・・・」
「有名なコンサル企業の言う事だから・・・」
~などと熟慮もせずにお金を使うなどということは、くれぐれもしない様にしましょう。
その言説の信頼性は、芸能レポーターや占い師などとあまり変わりませんから、芸能ゴシップや占いを楽しむ位の気持ちでいることが肝要です。

どう考えても「リスクゼロ」ではない金融商品を「リスクゼロ」と断言して推奨しても → 「無罪」
こんなものです。著名な経済評論家の言説でも、実際には日本の裁判では歯牙にもかけてくれません。
言うならば、東スポの記事を信じてはいけないのと同じレベルだと思っておいた方が良いというコト!
「著名な方を信じて・・・」と悔やんで、裁判しようが「そんな“間抜け”の言うことを信じたあなたが“バカ”・・・」とにべも無く退けられ、訴訟費用が無駄になるだけです。
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<「安愚楽牧場」巡る訴訟,海江田氏が勝訴> 読売新聞 2016年 9月9日
2011年に破綻した「安愚楽(あぐら)牧場」の和牛オーナー制度に出資して損失を被ったのは,海江田万里・元民主党代表(67)が経済評論家時代に書いた同牧場の宣伝記事を信じたためだとして,全国の出資者30人が海江田氏に計約5億7360万円の損害賠償を求めた訴訟で,東京地裁(谷口園恵裁判長)は9日,請求を棄却する判決を言い渡した。
原告側は控訴する方針。
判決は,海江田氏が「牧場のリスクはゼロ」などの記事を著書や雑誌に執筆した1986~92年頃は「和牛オーナー制度が特筆すべきリスクをはらんでいたとは認められない」と指摘。「海江田氏が一般消費者に不適切な情報を伝えて,投資判断を誤らせたとはいえない」と判断した。
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インターネット時代では、過去の言説がデータとして残ってしまうので、評論家・コンサルタントにとっては、恥ずかしい時代になりました。その時その時に、適当な言説で金儲けするのが生業なのでしょうがないとは言うものの・・・たった4ヶ月で手の平返しでは、赤面ものですね。
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[東洋経済:「勝ち組」日立・東芝と「負け組」ソニーを分析 進む家電の2極化、負け組に明日はあるか](2014/12)
↓ たった4ヶ月で“負け組”から“復活”という言説に
小宮 一慶こみや かずよし
経営コンサルタント。(株)小宮コンサルタンツ代表。大企業から中小企業まで、企業規模や業種を問わず、幅広く経営コンサルティング活動を行う一方、年百 回以上の講演を行う。新聞・雑誌の執筆、テレビ出演も行う。著書に『朝90分早く起きる人のプロの仕事術』(PHP研究所)、 『「1秒!」で財務諸表を 読む方法』(小社刊)、『ビジネスマンのための「発見力」養成講座 』(ディスカヴァー携書)、『ビジネスマンのための「数字力」養成講座 』(同)など。経営・会計・経済・ビジネススキル等をテーマにした著書は、90冊に迫る。
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評論家ですら嘘ばっかりですから・・・芸能人やyoutuberなどという連中に至っては・・・
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<坂上忍の着ボイス「ブスは嫌い!」配信停止 フジテレビのコンテンツストア> 2021/2/17 J-CASTニュース
フジテレビ系情報番組「バイキングMORE」司会の坂上忍さん(53)の以前の発言を元にし、フジのコンテンツストアで配信していた「着ボイス」について、同局は2021年2月17日午後、配信を停止した。「ブスは嫌い!」などの種類が含まれていた。
坂上さんを巡っては、その過去の発言から、東京五輪組織委会長だった森喜朗氏の「女性蔑視」発言に苦言を呈するなどしていることに、ネット上で疑問の声が相次いでいた。フジテレビでは、配信停止の理由について、「不適切な内容が含まれていた」と説明している。
■森氏発言を「呆れるしかない」と批判
森氏の発言に対しては、坂上さんは、2021年2月4日放送の「バイキングMORE」で、「呆れるしかない」と批判した。
「男女平等に関しても政治の世界が一番遅れてる」として、「ああいった会見って、一番大事なのは質疑応答になったときにその人の人間性だったり本音だったりが透けて見えてくる」とも指摘した。
また、8日には同番組で、森氏を説得して辞任を翻意させた組織委にも矛先を向け、こう断じた。
「これでも情けないのは、こういうことが起こって、周りが『いやいや、いま森さんに辞められたら..』ってみんな引き留めたっていう、あのオッサンたち。何やっとんねんっていう話。同罪ぐらいだと思うよ」
こうした坂上さんのコメントが続くと、ツイッター上などでは、坂上さんの過去の発言が蒸し返されて、ブーメランになるとの疑問や批判が相次いだ。
坂上さんと言えば、フジ系「笑っていいとも!」に2012年に出演し、「仕事とブスが大嫌い」などと発言して、皮肉なことに仕事が軒並み増えたという。
その後は、俳優よりもタレントしての露出が増え、フジ系のバラエティ番組「アウト×デラックス」で、「女は顔だ!」「ブスは嫌いなんですよ」「ブスは家から出るな」などと毒舌を吐いて、さらに話題を集めた。
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- 2021/12/19(日) 00:00:49|
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