
前回に引き続き、
※安全な街選びの重要な視点ランキング・4位「県境」 第4は「県境」でしょう。
以前暴力団の立て籠もり事件で、町田近辺で神奈川県警と町田署の連携ミス問題があったことを覚えている方も多いでしょう。
残念ながら、現在、まだまだ日本の警察は、県警単位の連携がうまく機能していないので、特に、県警同士の境界となる県境の街は、管轄の切れ目で、どうしても日常的な防犯活動や捜査活動が手薄で、かつ支障をきたしがちです。
近年は、問題化したこともあり、県警同士の連携等もかなり図られつつありますが、まだまだ問題山積です。
そして、犯罪者にとっては、そのことは都合がよい為、どうしても犯罪が他の地域に比べ多発し、治安が良くないことは、知る人ぞ知る現実として認識されています。
以前新宿歌舞伎町が、防犯対策を厳しくしたことで、犯罪集団が、県境の有数の繁華街である「町田」に大挙して移動“西の歌舞伎町”と呼ばれるまでになったことは有名です。
これも県境であることで、一つの県警で有効な対策を速やかにうてないことも大きな要因と言われています。
「安全」を第一に街選びを考えるなら、“県境”は考慮すべき事項でしょう。

このような連携を呼びかけあうこと自体が、県境の危険性を際立たせます。
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<県境またぐ犯罪、連携して対応を 広島・島根県警が合同訓練> 2021/6/30 中國新聞
広島、島根両県警は30日、県境をまたぐ犯罪に対応するための合同訓練を開いた。広島県北広島町の駐在所が襲われ、容疑者が浜田市に逃げ込んだとの想定で、確保するまでの連携を確かめた。
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<警察署等再編整備構想~県民が安全で安心して暮らせる地域社会を確立するために~> 茨城県警察本部…より抜粋
1 警察署の再編整備
(1)犯罪多発地域における再編整備
○ (仮称)神栖警察署新設の検討
○ 取手警察署を「守谷市」寄りへ移転建替えの検討
現在、本県で、犯罪が多発しているにもかかわらず、警察署が設置されていない市町村は、「神栖市」と「守谷市」です。
「神栖市」は、人口1万人当たりの刑法犯認知件数が県内44市町村中第2位、さらには、同市の人口1万人当たりの凶悪犯認知件数は第1位となっています。また、現在鹿嶋警察署が管轄する鹿嶋市・神栖市の地域は、東西を太平洋と北浦に挟まれ、その距離が約43㎞と南北に長い地形を形成し、南側の地域(神栖市)は
県境に接しており、犯罪の多発地域が同地域に位置している等の地理的特殊性を有しています。これらのことを総合的に勘案し、「神栖市」については、警察体制を強化する必要があるため、当面は管轄警察署の体制強化、本部執行隊によるパトロール強化、地域住民と一体となった犯罪抑止活動等の対策を講じ、将来的には警察署を新設することを検討する必要があると考えています。
他方、「守谷市」については、同市の人口・面積を考慮すると、単独での警察署新設は難しいことから、「守谷市」を含む管轄区域全域を十分にカバーできるように、「守谷市」寄りに取手警察署を移転することを検討するとともに、当面は管轄警察署の体制強化、本部執行隊によるパトロール強化、地域住民と一体となった犯罪抑止活動等の対策を講ずる必要があると考えています。
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県境の危険性は警察も認識!ひったくり・性犯罪は、犯人が、都県境を越えて犯行を繰り返しケースも目立っている・・・!
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【町田警察】

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犯罪者もやはり県境目指してやってきます・・・
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<「都県境付近は捕まりにくい」郵便局強盗で男逮捕> 2014/8/14
西東京市の郵便局に刃物を持って押し入り、現金3万円を奪ったとして男2人が逮捕されました。
無職の深沢智成容疑者(25)とトラック運転手の田主和央容疑者(42)は4月、西東京市の郵便局で客の女性に刃物を突き付け、「金を出せ」と脅し、現金3万円を奪った疑いが持たれています。警視庁によりますと、深沢容疑者は金を奪った後、近くで待機していた田主容疑者が運転する車で逃げたということです。別の強盗事件で逮捕された深沢容疑者が「郵便局もやった」と話し、関与が明らかになりました。取り調べに対し、深沢容疑者は容疑を認めていて、「都県境付近でやれば捕まりにくいと思った」と話しているということです。
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県境の危険さはいずこも同じ・・・
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【警察署等再編整備構想~県民が安全で安心して暮らせる地域社会を確立するために~茨城県警察本部】

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H 2 9 . 1 2 . 3 1
原議長期保存
群生企第3 7 4 号
平成2 8 年7 月7 日
各所属長殿
群馬県警察本部長
地域の犯罪情勢に即した犯罪抑止総合対策の推進について(通達)
~中 略~
4 犯罪抑止計画の策定
⑴ 本部犯罪抑止計画の策定
生活安全部長は、全国的な犯罪情勢、
県境で続発し、又は広域的な抑止活動が
必要な犯罪、
~以下略~
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県境を悪用する犯罪者!・・・責任認めたがらない官僚である国家公安委員長さえも認めざるを得ない県境の危険性!(赤字部分要注意!)
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<北関東連続幼女誘拐殺人事件> Wikipediaより
北関東連続幼女誘拐殺人事件(きたかんとうれんぞくようじょゆうかいさつじんじけん)とは1979年以降、栃木県と群馬県で発生している誘拐および殺人事件。冤罪事件となった足利事件も含まれている。
概要
1979年以降、4件の女児誘拐殺人事件と関連が疑われる1件の女児連れ去り事件(失踪事件)が
栃木県と群馬県の県境、半径20キロ以内で発生しており、これら5事件まとめて「北関東連続幼女誘拐殺人事件」とされている。また、5つの事件はいずれも現在の群馬県太田市及び栃木県足利市のどちらかで発生しているが、そのうち、足利市内を流れる渡良瀬川周辺で遺体が発見された3事件は「足利連続幼女誘拐殺人事件」ともされている。
これら事件の特徴として、以下の点が共通点としてあげられている。
被害に遭ったのが4歳から8歳までの児童である点
3事件においてパチンコ店が行方不明の現場になっている点
3事件において河川敷で死体遺棄されている点
4事件において金曜、土曜、日曜および祝日に事件が発生している点
また、これら5事件全てが未解決事件となっており、犯人特定・犯人逮捕には至っていない。
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- 2021/10/26(火) 00:00:14|
- 社会・安全
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