~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
<グッドウィル>グループの再建、前途多難 廃業のツケ重く /6月25日 毎日新聞
25日、グッドウィル・グループ(GWG)が100%子会社で日雇い派遣最大手のグッドウィル(GW)の廃業を決めたことは、GWGの経営再建に大きな痛手になりそうだ。堀井慎一GWG社長は「六本木ヒルズからの本社移転、社名変更でイメージを一新したい」と述べたが、不祥事のツケが重くのしかかり、再建計画は大幅な見直しを迫られる可能性もある。
違法派遣問題などが相次いで発覚したGWは、厚生労働省から1月に最高4カ月の事業停止命令を受けたことで、登録派遣者が約3万4000人から約7000人まで激減。派遣先の顧客離れも進んでいる。「日雇い派遣がワーキングプアの温床になっている」との批判もあり、GWGは売却方針を固め、日米の投資ファンドや人材派遣会社など数社と交渉。だが、今月3日に違法派遣で社員が逮捕されたことなどで、売却交渉は難航した。
GWGは、介護事業からの撤退や派遣業の事業停止などで業績が悪化。米大手ファンドのサーベラスと米証券大手モルガン・スタンレーの2社連合の支援で財務基盤を強化し、技術者派遣などに経営資源を集中する計画だった。ただ、100億円規模での売却を見込んでいたGWが廃業に追い込まれたうえ、200億円超で売却予定だった老人ホームも交渉が進んでいない。
堀井社長は「赤字のGWの廃業で目先の資金悪化に歯止めはかかる」と強調。しかし、経営再建の柱と位置づける技術者派遣は毎年10%以上の伸びを示す成長分野だが、新規参入も多く競争は激化している。優良メーカーは法令順守の姿勢を厳格化し、「GWGとの契約を敬遠するケースが目立つ」(業界関係者)という。
GW廃業の報道を受け、25日の東京株式市場でGWG株は、取引開始直後から売り注文が殺到。制限値幅いっぱいのストップ安となる前日終値比1000円安の6610円で取引を終えた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

私は、規制緩和賛成派ですが、常々、規制緩和すべきでなかった分野が、二つだけあったと言ってきました。
一つは、自動車関連(保安基準・3ナンバー規制等)の分野。
もう一つは、今回話題の労働分野だ。
明治~戦前まで、日本も貧しく富国強兵等、時代の要請もあったとはいえ、日本の労働慣行、手配師(ブローカー・周旋屋)の労働仲介による中間搾取の過酷さは、涙無しでは語れない状況でした。
ようやく戦後になり、その「ああ野麦峠」「おしん」「蟹工船」的な時代の反省から、労基法が出来て、中間搾取の禁止の条文により、手配師・周旋屋は違法になり、表舞台から消えていきました。
しかしながら、バブルがはじけ、経団連の意向もあり、「規制緩和だ…、働き方の多様化だ、自由化だ…」といったキャッチフレーズで、人材派遣業という名の“周旋屋”を遂には、公認してしまいました。
その結果は、語るまでも無く、「蟹工船」に逆戻りしたかのような、労働者を搾取し、しゃぶり尽くす派遣屋の非道さに至ります。
その“公認周旋屋”の代表格である「グッドウィル」が逝きました。
とりあえずは、良かった良かった!
この調子で、この“公認周旋屋”制度自体が、すっかり無くなるよう願いたいものです。
まずは、人材派遣業などという「カッコいい」名をやめさせて、“周旋屋・人材ブローカー・斡旋屋・手配師”のどれかを商号に入れるようにすべきですね!
「人材ブローカー」なんていうのは、やはり後ろ暗く、社会の裏側で暗躍しているのがお似合いな業種のはずなのです。
そんな輩が、上場してイッチョ前の近代企業のような顔をして、表舞台に出てきて、「我々が、雇用の多様化を…。自由な働き方が…。」とかほざくのを、許していたのが間違いだったのです。
所詮カッコいいこと言っても、労働者をかき集めて、「必要な時に、必要なだけ」働かせたい事業主に周旋するだけで、その賃金の何割も搾取していくだけなのだからコイツ等のやることは…!


↑クリックお願いします!

スポンサーサイト
- 2008/06/26(木) 00:05:50|
- 時事
-
| トラックバック:1
-
?å????ű?????ΰ????λ??????????????Τ?????Υ???ä顢????
- 2008/06/26(木) 07:50:23 |
- by jp & Blog-Headline