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だまされるな!溢れる情報の中で漂流するあなたへ! 

巷には情報が溢れています。しかし情報に翻弄され、ニュース・商品等の正しい姿が捉えらません。溢れる情報に騙されたくない皆様に、山一證券を経てコンサルの筆者のブログジャーナル。

間違いだらけの資格選び(1) (資格ビジネスにだまされるな)

<2020年誕生の注目資格・その3>    2020.06.30 資格検定ラボ
毎年さまざまな新しい資格・検定が誕生しますが、注目の新資格について定期的にご紹介していきます。今回は、2020年誕生の注目資格・その3です。
・外国人雇用管理士
第1回試験日:2020年1月26日(日)
第2回試験日:2020年8月2日(日)→延期
グローバル化の進展に伴い、日本国内でも外国籍労働者が近年急速に増加しています。企業規模や業界にかかわらず、外国人の同僚とともに働くという機会も決して珍しいことではなくなってきました。
この資格では適切な外国籍労働者雇用を進めるために必要な知識やノウハウを学ぶことができ、外国籍就労者の労働条件・安全衛生・社会保障や福利厚生、異文化理解などが試験範囲となっています。公式テキストも2019年10月に発刊されています。
なお第2回試験は当初8月2日(日)に予定されていましたが、残念ながら新型コロナウイルスの影響で延期となるそうです。
・AI検定
第1回試験日:2020年5月試験開始
人口知能に関する資格・検定が近年数多く誕生してきていますが、情報処理やプログラミングに関する資格試験を多数実施している(株)サーティファイからも今年新しく「AI検定」がリリースされました。
試験内容はAI概論、機械学習、基礎数学などで、ビジネスでAIを適正に活用するための基本的な知識を学習することができます。
WebテストシステムによるCBT試験として実施され、企業や教育機関での団体受験が可能です。
・CNN英語検定
第1回プレテスト:2020年5月28日(木)~6月22日(月)
第2回プレテスト:2020年7月6日(月)~
英語に関する資格・検定試験は数多くありますが、このたび「CNN」を冠した検定が朝日出版社により実施されます。世界最大のニュース専門テレビ局CNNの英語放送を素材とした内容となっており、世界各国のリポーターによる生の英語ニュースによるリアルなリスニング力を測るテストであることが大きな特徴です。
当記事執筆時点では「無料プレテスト」が行われています。自宅からでも受験できるオンラインテストとして実施され、試験期間中であればいつでも自分の好きな日時に受験可能です。
また、申込者全員にPDF教材「出る順ニュース頻出語句4800」のプレゼント特典もあります。
・かいけつゾロリ検定
第1回試験日:2020年7月2日(木)~8月31日(月)
「名探偵コナン検定」を手がけるサイバードから、今年は「かいけつゾロリ検定」がリリースされます。1987年の刊行から30年以上にわたり年2冊刊行され続け、アニメ化・映画化もされている人気絵本シリーズ「かいけつゾロリ」を題材とした、大人も子どもも楽しめる検定です。
ゾロリのキャラクターやおやじギャグなどが出題される「おひとり様検定」と、楽しみながら国語力が身に付く「ご家族ご一行様検定」(キッズ・ファミリー向け)の2つのコースが用意されており、どちらも自宅のパソコンやスマートフォンから受験できるCBT試験です。検定オリジナルのシール・バッチ・壁紙などの特典もありますので、ぜひお子さんと一緒にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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ぼへー『AI検定』・・・新たな資格の誕生ですね。
「金づる」用に不要不急な資格をドンドン創り出していくのは、資格ビジネスの宿命とは言うものの・・・

コロナウイルスによる経済の失速、アメリカ大統領選挙の混乱等々・・・まだまだ不透明な時代は続きいて行きそうです。
このような背景から労働者としては「キャリアアップ」「就職活動」といった目標のために、「資格取得」の勉強を考える方も多いのではないでしょうか。
しかしながら、世は天下りや金儲けのための資格だらけ・・・
悪徳資格ビジネスに気を付けて、正しい選択をしないと、せっかくの志や努力が、結局「ムダ」という事になりかねません!
天下りの天下りによる天下りのための資格ビジネスが氾濫しています。
皆さん、せっかくの前向きの気持ちを無駄にすることなく、資格ビジネスの現実を知り、後悔しない資格選びをしてください!

※コラム:「資格」選びが重要なわけ
 正直言って大半の「資格」は、思うほど役に立たないものです。
資格ビジネスというのは、言ってみれば「美容整形、カツラ、肥満、英語・・・」といったコンプレックス産業と同じ構図の産業です。
多額の広報宣伝費を使って、顧客のコンプレックスを煽りたてる自分達に都合の良い情報だけを、マスコミを通じて撒き散らします。
「キャリアアップが・・・」「収入が、就職が・・・」と誇大ともいえる宣伝文句を垂れ流し、何十万ものお金をふんだくろうとしますから・・・。
資格を取得しようとする方は、どうしてもバイアスがかかってしまい、その資格について資格ビジネスの喧伝する良い面ばかりを見てしまいがちです。
一旦頭を冷やして、冷静に考えてみて下さい。
同じように大して役に立たない「学士」・「修士」と比較しても、その「教育内容」・「施設、教育環境」・「教育期間」・・・全ての面で「資格ビジネス」は、その費用対効果を考えれば、劣っていることは明らかですね。
個人的には、ある意味ボッタクリに近いともいえると思っています・・・。
この不況の時代、大事なお金を無駄にしないように、賢い消費者になりましょう!


※本題
 バブルがはじけて以来、リストラ・終身雇用の崩壊・能力主義・成果主義…etcといったキーワードが大きく取り上げられるのに比例して、資格取得ブームは拡大してきました。
 それに伴い、「資格ビジネス」は、変遷してきました。

※資格ビジネスの変遷
         
①第一段階・・・受験産業期:「資格試験の受験指導に関連した従来型のビジネス」
 公的資格の受験指導や受験対策書籍の出版、受験対策ソフトの販売など、「資格の取得」に関連する商売中心。
                 
②第二段階・・・資格の胴元へ!
 ①にとどまらず、新たな段階へ進化しました。(大別すると以下の3類型)
         
(1)「胴元型ビジネス」
※既存の資格だけではビジネスが頭打ち→自ら「民間資格」を創出し、その自ら創出した「(イカサマ?)民間資格」の受験・認定・登録…etcといった資格にかかわるビジネスをトータルで行う。
        
(2)「FC型資格ビジネス」
※ソフトメーカーなどとタイアップし、そのソフトメーカー等の公認などをバックに、胴元型資格ビジネスを展開。

(3)「国際型資格ビジネス」
※国内資格は飽和状態。
 グローバル化・国際化等の甘い言葉で、「国際資格」(といっているが資格ビジネス先進国:アメリカの資格や学位の場合が多い)に関して胴元型資格ビジネスを展開。

        
③第三段階・・・「更新料・維持(会費)」の経常収入化!
少子高齢化・資格の乱立による飽和状態 → 受検者の頭打ち・受験料など資格取得がらみの収入の頭打ち。
そこで、資格の維持・更新などの名目で、とにかく「資格保持者」から継続的な収入を得ようとする傾向が顕著に!

(まとめ)
 わたしたちとしては、なけなしのお金で、大切な時間を使って資格を取得するわけですから、費用対効果・コストパフォーマンスの高い有用な資格を選ばねばなりません。
あまりにも簡単に「資格ビジネス」に乗せられ、だまされ、カネを巻上げられる被害者がまだ世の中には、多すぎます・・・。

※(資格選びの基本とは)
・資格の種類:誰が認定するのかによるランク

 1位=国家資格 
 2位=取得したい職業・分野に国家資格が無く、かつその分野で唯一の民間資格
 3位=民間資格

{解説}
 取得したい職業・分野に国家資格がある場合は、原則としてその国家資格をとるべきです。
それはなぜでしょうか?

※大抵の場合、ある職業・分野が発展するにつれ、消費者の保護や業界の信頼性の向上などを目的に、まずは業界団体等で認定する資格ができます。
     ↓
・しかし、その職業・分野が、より一層発展すると、1つの業界でも似たような団体はいくつもできるので、「○○士」「××士」…といくつも似たような資格ができます。
(天下り団体などにとって資格試験事務は、補助金・予算・独自の収入を得るのに好都合であると同時に、その団体の存在意義を示す手段にもなるので、むやみに資格を作りたがる。) 
     ↓
・事ここに至ると、業界も混乱し、国民もどれを信じればいいのか分らなくなり、混乱し、苦情も増えます。
 また、その頃には、その職業・分野の影響大きくなるので、監督官庁も国家資格化に乗り出さざるを得なくなります。
     ↓
・そして、林立する各民間資格の利害調整(これが大変)・統合を経て、国家資格が定められるといったケースが大半です。
(これはやはり立法による強制力のある国でなければできないことの一つでしょう。)
     ↓
・だから、「国家資格」がある場合はそれが良いのです。

 2位については、説明は要らないと思います。
事実上それしかない資格や明らかに業界でのデファクトスタンダードである資格。

 3位の民間資格について、公的な機関等の資格は“公的資格”と呼んで区分する場合がありますが、最近は、公的団体と民間の棲み分けも曖昧になりつつあるし、公的団体といっても、明らかに天下り団体で、役に立たない業界規制(寄生!)資格もあるので、国家資格以外は、国家資格以外という意味で“民間資格”とひとくくりに考えるのが、妥当です。
“民間資格”は、それなりに有用なものから、資格サギまで現れ、まさに玉石混交・魑魅魍魎です。


(次回へつづく)




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  1. 2020/11/30(月) 00:00:17|
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山一證券を経て、現在エンタメ系企業の役員を務めるかたわらコンサルとして活動中の筆者のブログジャーナル。公金を毀損する輩・高齢者・弱い者を騙す輩を糾弾だ!
※保有資格
宅建/社労士/証券外務員1種/1級FP…

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