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<文科省 いじめ認知「肯定評価」、新たに3万件> → 「マイナス評価しないよ!」「それじゃッ!」てなもんで3万件も増える・・・日本の先生ってスゴイわ!

<文科省 いじめ認知「肯定評価」、新たに3万件>   産経新聞 2015年10月28日
 文部科学省が27日に発表した平成26年度のいじめ認知件数は、岩手県矢巾(やはば)町のいじめ問題を受けた再調査で、見過ごされていた約3万件が新たに計上された。文科省がいじめの認知を「肯定的に評価する」との方針を明確化したことが影響したとみられる。
 学校現場では従来、いじめ認知件数が増えれば、教員として評価が下がるとの恐れから、教員や学校側がいじめの認知に消極的になる傾向があった。
 文科省はこうした懸念を払拭するため、再調査の指示に際し「子供を守ることが第一」とし、いじめの認知を評価すると各教育委員会に繰り返し強調した。
 再調査後の認知件数が当初の4倍以上に増えた福島県の県教委担当者は「文科省が『いじめを認知するのは、生徒をよく見ている証拠』と説明してくれたのが安心感につながった」と打ち明ける。
 一方、認知件数はいじめが社会問題化した直後だけ急増する傾向もある。例えば、23年10月に起きた大津市での中2いじめ自殺事件の後となる24年度の認知件数は、前年度の約7万件から過去最多の約19万8千件まではね上がった。
 自治体間の取り組みに温度差があることも指摘されている。千人当たりの認知件数は縮小したとはいえ、最も多い京都府の85・4件から最も少ない佐賀県の2・8件まで30・5倍の開きがある。認知件数がゼロの学校も4割以上ある。関係者には、今後も継続的な取り組みが求められる。

************************************************************
ぼへー

 なんというか・・・暗澹とした気持ちにさせられるニュースです。
それは、単に、いじめが当初の報告より3万件多かったという事実によって暗澹とされるのではない。
そもそも、こんな統計自体、中国のGDPみたいなものなので、それ自体で暗い気持ちになるのではない。
暗い気持ちにさせるのは、今回の統計に対する教師の心もちの有り様が、あまりにも酷いからです。 

・上記の記事にあるように・・・
「~学校現場では従来、いじめ認知件数が増えれば、教員として評価が下がるとの恐れから、教員や学校側がいじめの認知に消極的になる傾向があった。文科省はこうした懸念を払拭するため、再調査の指示に際し「子供を守ることが第一」とし、いじめの認知を評価すると各教育委員会に繰り返し強調した。~」
    ↓
・すると当初より3万件もいじめの認知件数が増えた!

ぼへー

 このことが厳然と示すのは、自分のクラスにいじめられている児童・生徒がいるが、「自分の評価も下がるし・・・隠蔽しておこう!」という不届きな教師だらけという事実。
そもそも今回の報告ですら・・・
きっと教師の中でもかなり良心的な人間だけが、隠蔽してきた(気付かないふりしてきた)いじめをようやく吐露したに過ぎないでしょう!
いまでも良心的でない(ずる賢い)大多数の教師は~
「マイナス評価しないとか言ってもきっと・・・」
「いじめを認めると何かと面倒が・・・」
~といった考えから、報告されていない(隠蔽されている)いじめは報告されたいじめの何倍・何十倍にも上る事は想像に難くない。
 
・「~一方、認知件数はいじめが社会問題化した直後だけ急増する傾向もある。例えば、23年10月に起きた大津市での中2いじめ自殺事件の後となる24年度の認知件数は、前年度の約7万件から過去最多の約19万8千件まではね上がった。~」
     ↓ 
・いじめが社会問題化して世間の目が厳しくなると、その時だけは~
「いくらなんでも今まで通りの報告では、逆にマズイから隠蔽数を減らしとくかッ!」
~てなもんで、今までよりいじめ認知件数を増やして報告する教師たち!
何ともズル賢いというべきか・・・
空気を読めるというべきか・・・

ぼへー

 いずれにしても、こんなアテにならない「いじめ調査などいくらやっても~
・「いじめの根絶」
・「いじめの解決」
~なんてことは、はなから期待できないことだけは分かります。
 その時の「場の空気」次第で、いじめの隠ぺい度合を加減するような教師が、教育現場に満ち満ちているワケですから・・・
  
<コラム> 「いじめ」という言葉を使用するのを止めるべき時!
 今回のような調査結果を見る度に、思うのですが、そろそろ真剣に教育現場で「いじめ」という言葉を使うのをやめたほうが良いのではないでしょうか?
「いじめ」という言葉が与える印象は、なんだかんだ言っても軽いですね。
しかし、その軽い「いじめ」という言葉の裏で、実際に行われるのは、「暴行・傷害・恐喝・侮辱・陵辱・・・」といった犯罪行為です。
「いじめ」という言葉は、その実態をオブラートに包んでしまう効果が高いので使用するのをやめた方が良いでしょう。
ちゃんと行われている犯罪行為名で表現する事で、「いじめ」というものが、遊び半分の軽いものでないことが明確になり、実行の歯止めにもなるでしょう。
 また、正式な刑法上の犯罪と認識することで、現場の教師も「いじめ」のように、気軽に「隠ぺい」することは、出来なくできなくなります。
そのこと自体が「犯人蔵匿及び証拠隠滅の罪」に当たることになりますから。

ぼへー

  「コンプライアンス!コンプライアンス!」と姦しく、ちょっとしたことでも~
「セクハラだ・・・」
「マタハラだ・・・」
「パワハラだ・・・」
~と騒ぎ立てるご時世なのに・・・
なぜか教育現場だけは、「暴行・傷害・恐喝・侮辱・陵辱・・・」といった刑法犯罪が「いじめ」と軽く言い換えられ、関係者がこぞって「隠ぺい」に走るというのは、どうにも解せない。
時代に逆行しているとしか思えません。
教育現場こそ、「いじめ」という言葉による刑法犯罪の隠ぺいを止め、 「コンプライアンス」を図るべき時が、まさに来ているのです。





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  1. 2015/11/17(火) 00:00:12|
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山一證券を経て、現在エンタメ系企業の役員を務めるかたわらコンサルとして活動中の筆者のブログジャーナル。公金を毀損する輩・高齢者・弱い者を騙す輩を糾弾だ!
※保有資格
宅建/社労士/証券外務員1種/1級FP…

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