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だまされるな!溢れる情報の中で漂流するあなたへ! 

巷には情報が溢れています。しかし情報に翻弄され、ニュース・商品等の正しい姿が捉えらません。溢れる情報に騙されたくない皆様に、山一證券を経てコンサルの筆者のブログジャーナル。

悪質商法・投資詐欺が絶えませんね。

<消費者ホットライン、「188=嫌や!」で覚えて >   2015/5/25  〔共同〕
 消費者庁は25日、悪質商法などの相談窓口を案内する「消費者ホットライン」について、7月から使えるようになる3桁の電話番号「188」の語呂合わせが「嫌や!(イヤヤ!)」に決まったと発表した。
 3月から語呂合わせの言葉を公募した結果、185件の意見が寄せられ、「嫌や」「イヤヤ」「いやや」が39件で最多だったという。担当者は「ホットラインを知ってもらうために、各自治体も語呂合わせを使ってPRしてほしい」と話している。「嫌や(188)!泣き寝入り!」などの使用例を想定している。
 消費者ホットラインは、電話番号を押すと音声ガイダンスが流れ、郵便番号などを入力して最寄りの消費生活センターにつながる仕組み。現在の電話番号は0570・064・370で、7月1日以降は局番なしの188でつながるようになる。現在の電話番号も引き続き利用できる。
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ぼへー以前話題になった「円天」をはじめ、インチキ投資・インチキ商法というのは浮かんでは消え、果てることがありません。
また新たな詐欺手法が跋扈しているようですね。
しかしながら、こんななんの確証の無いイカサマ投資話。
こんな投資話に大金を出すわけですから、驚きますね。

 真面目に経営している中小企業に対して、銀行がナカナカお金を貸してくれないような時代なので、リスクには厳しい時代かと思うと・・・
一方では、こんなアホな投資話には、ワンワンとお金が集まるんですから・・・
いずれにしても、ネズミ講を始め、いろいろなイカサマ投資は、随分前から注意喚起され、社会問題化されてきているのですが・・・
単に、投資詐欺について情報として知っていても、現実に自分の身に起きる場面では、役立たないことは多いものです。
結局、「ココだけは・・・、自分だけは・・・、大丈夫」と思ってしまったのでしょう。
被害者には高齢者も多いことでしょう。
高齢者は、それだけで理解力や判断力が鈍ってきていますから、なかなか難しい問題です。
 
<「私は大丈夫!」と詐欺被害者を笑えないワケ!>
 しかし、私たちもこのような投資詐欺被害者を笑ってばかりはいられませんよ。
詐欺被害まで至らなくても、意外に多くの人が、あり得ないような話に騙されているものです。

たとえば、日本の財政問題について、未だに「日本国債は暴落しない」「日本は絶対に財政破たんしない!」なんて、大した根拠もないお子様みたいな根拠を基に、したり顔で吹聴する連中がいます。
その連中が言うには、どんなに他の国が財政破たんしようが国債が暴落しようが、日本だけは大丈夫なんだそうです・・・
そんな有り得ない話、誰も信じなさそうなものですが・・・
実際は、こんなトンチンカンな連中を本気で信じてしまう人が結構いるものです。
「日本は財政破綻しない」「いくらでも国債を大増発して景気回復」‥といった与太話を信じてしまうような人は・・・
「この投資だけは大丈夫!」なんて詐欺師の話を信じる人を笑ってはいられないですよ。
詐欺師に騙される可能性大ですから。
「日本は破たんしない・・・」なんて話は、非常識でセンセーショナルな主張で話題を集め、自分の書籍を売ったり、知名度を上げようといったインチキ学者・評論家の良く使う手段ですからね。

この手の輩は、財政破綻に限らずいろんな分野に現れます。
 例を挙げれば、
「アポロは月に行っていない・・・」
「世の重大事件は、すべからくフリーメーソンやロスチャイルドの陰謀である・・・」
「アメリカは没落し、中国が世界の覇権を握る・・・」
~などと主張する輩が好例です。
こんな輩の繰り広げるセンセーショナルで面白おかしいデマゴーグは、単なる金儲けの手段であることは、マトモな知性の有る人には、明白なのですが・・・
それでも、こんな与太話を意外と本気で信じちゃう人が多数いるものです。
 このように見てくると、気を付けないと詐欺師に引っ掛かる可能性は、「私は大丈夫!」なんて思っている人でも、実は意外に、高いものです。
特に、例に挙げたような与太話を信じてしまっているような人は、気を付けた方が良いですよ。

<詐欺師も悪いが、被害者にも責任の一端が!>
 いずれにせよ、このようなエセ投資事件の場合、犯罪者が一番悪いことは当然です。
しかし、どうしても被害者側の投資に対する安易さ・強欲さ・不勉強さ・非常識さ…を感じないわけにはいきません。
「投資について勉強」などという難しい話でなく、常識的に考えて「有得るか?有得ないか?」の判断がつけば良いだけですから…
今は、インターネットで検索すれば、たちどころに色々な情報が手に入ります。
自分の投資しようとしているファンド・商品・会社についても、すぐに沢山の事が分かります。
今回の事件にしても、被害者が労を惜しまず、チョッと調べてさえいれば、ロクでもない会社であったり、まともな投資話でないことが判明して、被害に遭わないで済んだ可能性は大きいでしょう。
「ハイリスクハイリターン」「リスクテイクしなければリターンは無い」…という定石と、「無知蒙昧」・「無謀・蛮勇」とは別物です。
「人知を尽くして天命を待つ」ではありませんが・・・
リスクをとる場合、そのリスクについての慎重な調査をした上で、期待収益とよく勘案して、引き受ける価値があるリスクだけを引き受けるべきです。

 無知蒙昧で蛮勇のある人に限って、投資した後になって、
「だまされた…」
「なけなしの資金が…、退職金が…」
などと嘆くものです。

 和牛商法・マルチ・ネズミ講・ネットワークビジネス・未公開株・エビ養殖投資・・・浮んでは消えていく悪徳投資商法は、いつでも自分に降り掛かりかねない犯罪であることを常に頭に入れておいたほうが良いでしょう。
 通常の金融機関の金融商品については、金融商品の販売等に関する法律で消費者保護がうるさく問われる様になりましたが、肝心の消費者がこれではどうしようもない。
いくら金融機関が消費者保護に努めてもダメですかね…。
肝心の消費者が、金融機関でもないワケのわからん業者に言われるがまま、「ローリスク・ハイリターン」を信じて、ホイホイお金を出してしまうレベルではね。
 とにもかくにも、不安な方は、一般の金融機関でない業者が持ってくる儲かりそうな投資話は「NO」を通すことでしょう。
誰も助けてくれませんよ。



ぼへー 詐欺師というのは、抜け目がありません。
騙された人こそ、その後は心しないといけませんな。

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<みずほ銀元幹部、1億投資詐欺認める…追起訴へ>  2015年05月28日 読売新聞
2015年05月28日 00時07分
 みずほ銀行幹部による投資詐欺事件で、詐欺罪に問われた元同行本店審査役・及川幹雄被告(52)の初公判が27日、東京地裁(安藤範樹裁判官)であり、被告は起訴事実を認めた。
 起訴状では、及川被告は2011年5月~12年6月、同行本店の応接室などで計4回、東京都内の男性医師に対し、「投資してもらえれば月3%の配当を渡せる」などと架空の投資話を持ちかけ、計1億500万円を詐取したとされる。検察側は公判で、男性医師への別の詐欺罪で被告を追起訴することを明らかにした。
 冒頭陳述で検察側は、及川被告が05年以降、多数の顧客に架空の投資話を持ちかけ、詐取した資金を借金返済や顧客への配当などに回していたと主張した。
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<急増するシニアを狙った投資詐欺、手口と回避法は?>    SUUMO介護編集部 2015年05月29日
高齢者を狙った詐欺といえば、「母さん助けて詐欺」「振り込め詐欺」などが広く知られています。これらは報道によって認識や対策が進みつつありますが、最近は投資詐欺や金融商品詐欺が急増しているのだとか。これは、東京オリンピックなど話題のニュースをきっかけに、巧妙な話術で投資を持ちかけて金をだまし取るというものです。
投資にまつわる詐欺が増えている背景について、高齢者の金融商品取引被害に詳しい弁護士・荒井哲朗さんに解説していただきましょう。
「ニュースなどで、老後の生活設計をしなければならない世代に向けて、低金利や年金不安などがことさらに強調されていますよね。老後の金銭的不安がむやみに助長されているのは見逃せません。そんな状況で、投資と詐欺商法の区別がつかない人が多いのが現状です。こうして、お金をだまし取られる被害が増えてしまっているのです」(荒井さん 以下同)
また、孤独な高齢者の急増も背景にあるそうです。
「家族と相談しないまま詐欺商法にだまされていく理由の一つに、詐欺犯は優しく接してくれる(ように思える)ということがあります。こうして詐欺犯の言葉を受け入れてしまった孤独な高齢者は、言われるままに金銭を出してしまいます」
さらに、だまされた人に被害救済を持ちかける詐欺も増えています。被害にあって老後の生活設計が破綻した被害者は、「失った金銭を取り戻さなければ」という思いから、2次被害、3次被害に遭うことも多いそう。まさに負のスパイラルです。
投資詐欺の被害に遭ったらどうしたらいいのでしょうか。
「被害回復のためには、早急に弁護士に相談するべきです。全面的な被害回復は非常に難しいのが現実ですが、決して不可能ではありません。一定の被害が回復した、という事案の方が多いのですから。泣き寝入りが少なくなれば、それだけ詐欺商法がペイしなくなって悪質な詐欺は根絶に近づいていくはず」
被害に遭わないための対策として、「シニア層は自身の判断を過信せず、投資などの話を持ちかけられたら親族らに相談するべき」と荒井さんは強調します。
「私は高齢者が投資をする必要はないし、するべきでもないと思っています。一ついえるのは、投資なのか詐欺なのか、自分で判断しようとしてはいけない、ということ。かかってきた電話で“お金もうけ”に関連した話が出たら電話を切る。そんな習慣づけも効果があります」
うまい話には落とし穴がある――。巧妙な手口で近づく詐欺犯にだまされることのないよう、肝に銘じておきましょう。
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  1. 2015/07/25(土) 00:00:04|
  2. 金融・経済・証券・税・社保
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山一證券を経て、現在エンタメ系企業の役員を務めるかたわらコンサルとして活動中の筆者のブログジャーナル。公金を毀損する輩・高齢者・弱い者を騙す輩を糾弾だ!
※保有資格
宅建/社労士/証券外務員1種/1級FP…

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