身の回りには、犯罪・危険がいっぱいです。
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~先進国中最悪の歩行中・自転車乗用中の交通事故死者数~ (
国土交通省道路局HPより)
●身近な道路で頻繁に起きている交通事故
歩行中や自転車乗用中に交通事故に遭い死亡する人の割合は、交通事故死者数全体の約4割を占め、先進国中最悪となっています。交通事故の発生状況を見ると、生活道路で歩行者や自転車利用者が事故に遭う割合は、幹線道路の3倍以上もあり、また、歩行中の死亡事故は約6割が自宅から500m以内で発生しています。つまり交通事故は、もっとも身近な道路で頻繁に起きているのです。
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東京・足立区で酔って路上に寝ていた20代夫婦がタクシーにひかれる 夫死亡、妻重傷 ~FNN HEADLINES より~
東京・足立区で21日未明、酔って路上に寝ていた20代の夫婦がタクシーにひかれ、夫が死亡し、妻は重傷を負った。結婚して半年足らずの若い夫婦に、悲劇が起きた。
タクシーにひかれた中田 聡(あきら)さん(28)と妻の奈穂さん(27)は、近所では仲良く買い物する姿が目撃され、進んであいさつをする礼儀正しい夫婦だったという。2人は20日午後6時ごろ、外で酒を飲んでいたことが確認されている。奈穂さんの話によると、2人は自転車に2人乗りして帰宅したが、自宅前の路上で転倒し、その後、道路の真ん中でしばらく眠ってしまったという。そして午前1時すぎ、大通りから交差点を左折してきたタクシーにひかれた。
近所の人は「ブレーキ音が鳴って、女の子が横に倒れていて、自転車があって。タクシーか何かの下に、男性が挟まっているというふうに。下にいた女性の方が叫んでたんで」と話した。
現場には、およそ5メートルにわたって、引きずられた自転車で削られたような跡が残っている。聡さんは、外傷性窒息症候群などにより死亡し、奈穂さんも重傷を負った。
警視庁は、タクシーを運転していた早川和秀容疑者(62)を自動車運転過失致傷などの現行犯で逮捕した。早川容疑者は「白いものが見えたが、よくわからなかった」と話している。
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車から脚切られ女性けが…さいたま市の路上 ~ZAKZAKより~
10日午後8時20分ごろ、さいたま市岩槻区大戸の路上で、自転車に乗っていた同市の派遣社員の女性(28)が、前から来た乗用車と擦れ違いざまに右脚のふくらはぎを切りつけられ、けがをした。隣接する緑区でも7月23日と27日、同様の事件が発生しており、岩槻署は同一犯による連続傷害事件の可能性もあるとみて調べている。調べでは、現場は人通りが少ない農道。自転車の右側を乗用車が通り過ぎた際、運転席から切りつけられたとみられる。女性は車が通りすぎた後に、切られたことに気付いた。車の特徴などは覚えていないという。
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バイク通り魔 中3女子切られる (産経新聞より)
30日午前7時半ごろ、埼玉県上尾市原市の埼玉新都市交通ニューシャトル沼南駅近くの農道で、徒歩で登校していた同市立中3年の女子生徒(14)が、後ろから来たバイクの男に刃物のようなもので切りつけられた。女子生徒は右腕に長さ約5センチの軽傷。バイクは大宮駅方向に逃走した。埼玉県警上尾署が傷害事件で捜査している。
男は白っぽいフルフェースのヘルメットに紺色の長袖シャツ姿で、バイクは黒のスクータータイプ。女子生徒は「バイクに接触したと思ったら切れていた」と話しているという。
現場近くでは、22日夜にも女性会社員(19)が刃物を持った男に頭を殴られるなど、女性3人が相次いで殴られる連続傷害事件があり、同署は関連があるとみて捜査している。
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ひったくり ~
西宮市HPより~
まずは手口を知ることが大切です
バイクで近づき強引に・・・ 引ったくりの犯人はバイクを使用するケースが多くあります。これは、強引にバッグを奪ったあとに逃走しやすいからです。人気の少ない通りで犯行に及ぶこといが多く、手荷物を持った女性や高齢者に背後から近づき、むしり取るように奪っていきます。
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上記に、身の回りの犯罪・危険のいくつかを引用しました。その特徴は、やはり現在、危険や犯罪は、自分の身近な道路にあるのです。
そこで、今日の本題です。
これから住宅の購入を考えている皆様、住宅は、一生に一度の大きな買物です。
どの街に住むか、どのような視点で選びますか?
若者が、学生時代を過ごすための、アパート選びではないのです。
「子供を育てる」「自分が老人になる」「家族の介護」…etc。ライフイベントを考えると、いろんな視点は有るでしょう…。しかし、まずは「
安全」第一でしょう。
※安全な街選びの重要な視点ランキング
・1位「
人車分離」
まず第一は「
人車分離」の街作りでしょう。
ここで言う「
人車分離」は、民間分譲住宅の宣伝文句にあるその建物だけの「人車分離」ではありません。
街全体の(少なくとも、最寄駅から自宅まで、車道と交差せずに行き来できること)「人車分離」を指します。ただし、このような街は、非常に少ないです。(旧住宅公団による大規模ニュータウン。東京なら多摩ニュータウンなど) 実際は、日本のほとんどの街は、全体を計画的にデザインするという発想が無く、ただ人口が増えるにまかせて、乱雑に無秩序に、なすがままに出来ています。そして、非常に貧弱な道路環境、人車分離など望むべくも無い街ができ、先進国で最悪と言われるほど歩行者・自転車が轢き殺されていきます。「雑然とした街のほうが、人間味がある」とかおバカなことをいう人がいますが、歩行者や自転車が撥ね殺されるような雑然とした街が、情緒があるのか?江戸時代の街じゃないのだから、道路環境整備は、必須ですね。
私は、日本の街の異常に貧弱な道路環境による交通事故は、行政の不作為の人災だと思いますね。(ほとんどの街では、幹線道路が渋滞→生活道路を抜け道に→事故多発というサイクルに陥っています。)
安全に暮らすために、。「人車分離」による利点が大きいことは是非覚えておいてください。
日本では狭い生活道路にも、大きな車がどんどん進入してきます。規制緩和により3ナンバー車が増えたこともこの傾向を加速しました。
その結果、交通事故死者のうち歩行者の占める割合が、他の先進国に比べ格段に高いです。「人車分離」により、ご家族の何十年にも及ぶ通勤・通学における交通事故遭遇の確率が、かなり低くなります。
また最近は、子供の連れ去り、女性への暴行・監禁、引ったくり等の犯罪が、激増していますが、このような犯罪も殆どは、車・バイクで後をつけて来て、犯行に及びます。「
人車分離」が徹底している街では、こうした犯罪に遇う可能性が、非常に下がります。
あなたは、毎日毎日、車・バス・バイク・自転車・歩行者が、狭く歩道もロクに無い道路で、ひしめき合う街に、何十年も住めますか?
あなたの家族は、そんな町で事故・犯罪に遭わないでいられるでしょうか?
~続く~


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- 2007/10/22(月) 16:15:21|
- 社会・安全
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