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「金要求された」、自殺高3の遺書に同級生数人の名…神戸
神戸市須磨区の私立高校で今年7月、校舎から飛び降り自殺した同高3年の男子生徒(当時18歳)が、同級生から、繰り返し金を要求されていたことが、兵庫県警の調べでわかった。
生徒の遺書に、数人の同級生の名前と、「金を払えと要求された」などと書かれていた。
県警は、こうした同級生の行為が、自殺につながった可能性が高いとみて、恐喝未遂容疑などで捜査している。調べによると、生徒は7月3日午後1時50分ごろ、授業中に「トイレに行く」と教室を出た。約10分後、校舎脇のコンクリート地面で、頭から血を流し倒れているのを教諭に発見され、病院に運ばれたが、死亡。ズボンのポケットにA4判3枚の遺書が残されていた。関係者らによると、遺書に名前のあった同級生らは、生徒の自殺後、「遊びのつもりでやっただけで、実際に、金を払わせたことはなかった」などと周囲に漏らしていたという。生徒は、同級生らから「うそをついたから1万円払え」などと、再三、いいがかりをつけられていた。そのほか「罰ゲーム」と称して、同級生らに、かばんを持たされたり、買い物に行かされたりしているのを、ほかの生徒が目撃していたという。県警は今後、学校関係者らから事情を聞くなどして、捜査する方針.。生徒の自殺後、学校側は「生徒に変わった様子はなく、いじめは把握していない」と説明していた。 (読売新聞)
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また、いじめによる自殺が明らかになりました。
そして、お決まりのように学校側は、知らぬ存ぜぬ。遺書も見ない。(…お前たちは、日光の三猿か?)
私は、「学校からいじめをなくせ」なんて不可能なことは、言おうと思わないし、言う気もない。ただ、そもそも生徒が自殺した場合、その原因・心情を綿密に調査することは、まず必要でしょう。
そして、原因が分かり、それが特にいじめのような学校内部の問題である場合、それを契機に、いじめについて考え、今後このようなことが起こらないよう、生徒自身に改善策を提示させ、実行して行くなどの取り組みをすべきである。
今回の事件では、学校は、独自に調べたが、いじめについては全く無かった旨のことを表明している。しかしながら、警察が調べれば、刑事事件として捜査の必要があるほど、明確ないじめ(という名の犯罪、恐喝)が存在していたわけだ。結果から見ても、学校の調査など、やっていないのと同じで、調査しましたという体裁を整えただけの事実上は、隠ぺい工作に過ぎない。
事実を隠蔽してまで、いじめを隠し、自分たちの責任回避に、躍起になる教師・校長。
ある意味、実際にいじめた思慮の無い生徒たちよりも、この教師たちのほうが、はるかに罪深いといえる。
そして、こんな大人(教師・校長)を横目で見ながら、育っていく生徒たちが健全な人間に成長するわけがない。本当に、日本の教育現場は心底腐っている。
いじめが起こることは、しょうがない。しかし、起こったことに対する責任の取り方や毅然とした対処の仕方を、そういうときこそ示すことが、本当の意味での教育だろ!先生!


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- 2007/09/18(火) 16:36:33|
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