<女性への性的暴行事件絶えないインド、「女性の旅行に危険が伴う国」に指定―米誌> 2013年4月8日 レコードチャイナ
6日、外国人も含めた女性への性的暴行事件が絶えないインドを「女性が旅行する際に危険が伴う8カ国」に米誌が指定した。写真はインド。
2013年4月6日、シンガポール華字紙・聯合早報によると、米誌ビジネス・インサイダーは外国人も含めた女性への性的暴行事件が絶えないインドを「女性が旅行する際に危険が伴う8カ国」に指定した。7日付で参考消息(電子版)が伝えた。
指定されたのはインド、ブラジル、トルコ、エジプト、コロンビア、グアテマラ、メキシコ、ケニアの8カ国。女性は海外へ旅行に出かけるべきではないとはしていないが、全ての国が安全なわけではないとし、細心の注意を払い、現地の文化を十分認識する必要があると紹介されている。
インドは観光収入が年177億ドル(約1兆7300億円)に上るが、2012年12月にニューデリーで起きた女学生集団暴行事件や、その後も外国人を狙った集団暴行事件など次々に発生したことで、インドを訪れる観光客は激減している。
記事は、8カ国に共通して女性を軽視する文化的環境を持っている可能性があるとしながらも、そうした危険性を持つ国はこの8カ国に限ったことではないとして、暴動や戦争状態にある地域と同様に安全ではないと指摘している。
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日本の男性というと「草食化、覇気がない・・・」だの「レディファーストが出来ない・・・」等々何かと評価を貶める話題が多いですが・・・
上記の記事のような例を挙げるまでもなく、日本では少なくとも諸外国に比べ、「殺人・強姦・暴行といった対女性への犯罪はケタ違いに少ない」 ≒「日本の男性は国際的に見れば非常に女性に対して暴力的では無い」ということです。
これは、もっと評価されてよい所でしょう。
正直に言って、多少覇気が無かろうが、草食系であろうが、殴ったり、強姦したり、殺したりといったことが桁違いに少ない方が、ずっと女性の人権や生活にとって重要だと思いますがね。
そもそも女性が夜中に一人歩きしても、あまり問題にならない・・・
こんなことは、諸外国では、先進国ですら有り得ないことです。
日本にいると、夜中に一人歩きをしても「強姦に遭う」まして「殺される」ことなど想定外の出来事といった感覚で暮らせてしまいます
これは、当たり前に思ってしまいますが・・・実は、世界的に見れば実に稀有なことで、いかに日本の男性が格段に平和的で暴力的でないことを示す証左となるでしょう。
日本の女性の皆様も、いろいろご不満は有るでしょうが・・・
日本の男性が世界的に見ても稀有なほど、女性に暴力的でないことだけは、正しく再認識していただきたいものです。
理不尽な暴力に遭わずに済む面では、日本女性はいかに幸せであることを再認識した方が良いでしょう。女性への性犯罪のグラフは「痴漢」が入っているため、少し高めですが、痴漢を除けば実質最低ランクであることに変りありません。
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お隣の韓国ですらこの有様ですから・・・
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<韓国の強姦件数は人口10万人当たり39.2件で日本の40倍以上> 2012.11.18 ※SAPIO2012年12月号
韓国における昨年1年間の強姦発生件数は1万9498件で年々増えている。人口10万人当たりでは39.2件で、なんと日本(0.9件)の40倍以上である。
通常、国が発展すれば性犯罪や粗暴犯罪は減るものだ。例えば日本では、強姦の件数は1964年に6857件とピークを迎えた後、1990年には1548件まで激減した(2011年は1185件)。そうした傾向は他の先進国の犯罪史にも共通している。その点で韓国は特別であり、あるいはまだ先進国の一角を占めるだけの「成長」を遂げていないのかもしれない。
韓国で特に深刻なのは、児童らを狙った性犯罪の急増だ。韓国警察庁が発行した『2011犯罪統計』によれば、昨年、児童・青少年が被害を受けた件数は2054件で、2007年(857件)の2.4倍と、わずか4年で倍増している。
また、韓国政府機関の女性家族部が2010年に発表した統計では、2008年、韓国の児童人口10万人当たりの性犯罪発生件数は16.9件。これはドイツ(115.2件)、イギリス(101.5件)、アメリカ(59.4件)に次いで世界4位、アジアでは1位となっている。
今年8月には、韓国南部の羅州市で自宅で寝ていた7歳女児が布団ごと男に連れ去られ、性的暴行を受けた。7月には、性犯罪の前歴者が登校途中の10歳女児を性的暴行目的で連れ去り殺害する事件が起きている。
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2013/04/30(火) 00:00:22 |
社会・安全
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<卵子の残り数を知って人生設計を> 2013/3/8 NHK News WEB
国内で不妊に悩む夫婦は急増していて、6組に1組に上るとされています。
急増の主な原因は、働く女性が増え、30代半ばを過ぎたごろから妊娠しにくくなる「卵子の老化」です。
卵子の老化は、卵子の「質」が低下するというものですが、実は、これとは別に、卵子の「数」も不妊と大きな関わりがあります。
いま、自分の体に残っている卵子の数を調べて、将来の不妊を防ごうという取り組みが始まっています。
社会部の牧本真由美記者が解説します。
卵子の元となる細胞は減り続ける
卵子の元となる「卵祖細胞」という細胞は、女性が生まれたときから卵巣の中にあります。
生まれた時はおよそ200万個ありますが、月経が始まる思春期には20万から30万個ほどになり、その後も増えることなく減り続けていきます。
この減少のスピードには個人差があります。
30歳前後の若い時期に、卵子がなくなる「早発閉経」の人は、100人に1人に上るとされています。
月経などに異常がなく突然、閉経する人もいて、速いペースでなくなっているかどうか気がつかないケースが多いということです。
卵子の残りの数が分かる“AMH検査”
不妊につながる、この卵子の数の減少。
残っている卵子の数を簡単な血液検査だけで調べることができます。
「AMH検査」と呼ばれるものです。
AMHは、「アンチミューラリアンホルモン」の略で、卵子の元の細胞を包む「卵胞」から分泌されています。
血液中に含まれるこのAMHの量を調べることで、卵巣の中に残っている卵子の数を推定するのです。
これまで不妊治療の治療法を決めたり、いつまで治療できるのかを判断したりする指標として使われてきました。
このAMH検査は、血液検査なので医療的な危険性はなく、血液中のAMHの量は月経周期など体調に左右されないためいつでも受けることができます。
検査は主に不妊治療専門のクリニックで行われていて、費用は保険が適用されていないので1回5000円から1万円ほどです。
広がるAMH検査
私は、この検査を行っている名古屋市の不妊治療専門のクリニックを訪ねました。
ここでは最近、検査を受ける若い女性が増えており、多い月では200人を越えるということです。
検査を受けた20代の未婚女性は、「不妊に悩んでいるわけではありませんが、あとどのくらいの期間、妊娠が可能なのか知りたいと思い検査を受けました」と話していました。
クリニックの院長の浅田義正医師は、「卵子の質は30代半ばを過ぎたごろから低下し妊娠しにくくなりますが、残っている卵子の数は人それぞれで、20代だから大丈夫、30代前半だから大丈夫とは絶対に言えない。ぜひ若いうちに検査を受けて欲しい」と話していました。
検査で人生設計を見直した女性も
この検査を受けて、人生設計の見直しを迫られた女性もいます。
東京でエステ店を経営する森瞳さん(35)もその1人です。
森さんは、26歳の時に店をオープンしました。
店を増やし、事業を拡大させることが夢でした。
29歳で結婚しましたが、仕事が優先だとして子どもは30代後半に産もうと考えていたということです。
その準備のため33歳の時に受けたAMH検査で思わぬ結果が出ました。
医師からは、卵巣は閉経間際の状態で、卵子は残りわずかだと告げられました。
森さんは、結果を知った時のことについて、「まさかという感じで目の前が真っ暗になって1週間ほど泣き続けました。やりたいことがいっぱいあるのに諦めなきゃいけないのかとか。自分の生活や目標など、プランが全部、総崩れになってしまいました」と話していました。
森さんは結果を受けて、仕事の時間を大幅に減らして、不妊治療を行っていますが、妊娠には至っていません。
みずからの経験を生かしてNPOを設立
森さんは、若い女性に同じような苦しみを味わってほしくないと、ことし1月、NPOを立ち上げました。
妊娠に必要な知識を知ってもらおうという活動を始めています。
先月は、美容業界で働く女性たちの集まりを訪れました。
森さんは、妊娠についての知識を持っていなかったことへの後悔や、検査を受けて人生設計を大幅に見直したみずからの経験を交えながら、「妊娠には適した時期があることを知ったうえで、仕事とのバランスを考えてほしい」と訴えました。
参加した女性の1人は、「今後の仕事と出産というライフプランにしっかりと向き合っていきたいと思いました」と話していました。
森さんは、「キャリアを磨いて、一生懸命仕事をしていく時期があってもいいと思います。だからこそ、自分が後悔しないようにAMH検査などを受けて自分の体をしっかりと知ったうえで、戦略的に人生を考えてもらいたい」と話していました。
1つの参考値として
わたしもこの検査を2度受けました。
先月の検査の結果は、同じ年齢のほぼ平均値でした。 しかし、1年前に受けた検査と比べると、数値は確実に下がっていました。
「健康に気を遣っているから大丈夫だろう」という根拠のない自信を持っていましたが、医師の言うとおり卵子は確実に減っていくということを実感し、「自分の体にしっかり向き合っていこう」と思っています。
これまで不妊で悩む多くの夫婦に取材をするなかで、卵子の数や老化などの知識がないままに不妊になり後悔する人たちの話をたくさん聞きました。
このため、子どもを産みたい場合はいつ産むのか、人生設計を立てるべきだと強く感じています。
AMH検査は、まだ数年の新しい検査で、若い女性についてのまとまったデータはなく目安でしかないという指摘もありますが、人生設計を考えるための参考として、この検査を受けることも考えてほしいと思います。
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<スペイン男性の精子能力(濃度)が10年で38パーセントも減少。> MAASH– 2013年1月22日
毎年2パーセントずつ、スペイン人の精子濃度は薄くなってきているという研究結果が発表された。
2001年にミリあたり平均7200万もあった精子が、なぜか2011年には5200万に減少。
このままでは妊娠率も低くなって、出生率も下がっていくーー。
273名の男性を対象に研究を行ったスペイン・ムルシア大学の研究者によると、このまま精子濃度が減り続けると、いつか危険ゾーンに到達するという。
その目安は、4000万。4000万精子になったとき、人間の生殖能力は危機的状況の段階に入る。
止まらなければ、スペイン民族は将来的に「滅亡」だ。
10年で38パーセントも減少してしまった理由は何か。
すべてが明らかになっているわけではないが、研究者はダイエットとライフスタイルに起因しているのではないかと考えている。
研究はスペインのアルメリアという都市から、2001年から2002年にかけて18歳から23歳の中から選んだ男性の精子濃度を記録。
そして、10年後、マルシア大学で同じようなカテゴリの男性215名の精子濃度を調べた。
すると、上記のような精子濃度の減少や、 精子の運動指数の変化があった。
このような比較研究はスペインでは今まで行われたことがない。
また、研究者によると、必ずしもこの結果が不妊男性の増加に繋がるものではないとした。
今後は健康的な食生活や生活習慣の見直しによって、精子の質を高めることができるのではないかとコメントしている。
スペインと他の先進国には違いがあるのは当然だが、諸外国の精子たちは果たして大丈夫なのか。
フランスでは、1990年代初頭以降から、精子濃度とクオリティは急激に落下していると発表された。
それはタイトな下着、食事、ライフスタイルや化学物質に起因していると警告されている。
研究は1989年から2005年の間に、 2万6000人の男性を対象に行われ、健康な精子の量や平均精子数が減少していた。この研究は世界最大のサンプル数となっている。
過去20年、精子減少の傾向は世界中の多くの国で顕著になりつつあるという。
2006年の研究では、「日本人男性は他国の男性よりも禁欲期間が長く、日本人の精子数を100とすると、フィンランドが147、スコットランド128、フランス110、デンマーク104で、日本が最低だった」(http://allabout.co.jp/gm/gc/299920/)というものもある。
また、イギリスの専門家は、平均精子濃度の下落は、男性の生殖能力に影響を与えると断言している。
BBCは50年で精子数は半減し、その原因は環境ホルモンにあるといった番組を放送して、国民にショックを与えた。(http://www.health-station.com/topic-93.html)
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「30代半ばになると妊娠しずらくなる。」・・・感覚的には、そんなものかと納得はしますが、改めて、事実を突きつけられると考えさせられますね。
<「高齢でも医療技術で何とかなる」・・・は幻想!都市伝説的希望的観測に過ぎなかった!> いままでは、雰囲気的に医学も進歩して来ているし、「高齢でも医療技術で出産は何とかなる・・・」といった考え方が、蔓延してきたように思えます。
しかし、医療技術のお蔭で、稀に高齢出産できるケースが増えて、そのようなケースばかりマスコミに取り上げられるので、何とかなるように思ってしまっていただけで・・・
実際は、うまくいくケースなど氷山の一角に過ぎず、うまくいかないケースの方が、はるかに多いワケです。
少子化に悩んできたフランスでは、国をあげて、「卵子の老化」問題を重要視し、教科書やパンフレットを使い、国民に周知。
女性は皆「「卵子の老化」についての知識を持つようになっている。」とのことですから、何をかいわんや!
これからは、日本の女性も、可愛い我が子を、その手に抱きたければ、自分の卵子老化という生物的な限界に備えてライフプランを明確にし、実践しなくてはいけない時代になりました。
<かわいい赤ちゃんをその手に抱くためのライフプランとは・・・「「卵子の老化」に負けない」!> 女性が自分の人生を考える上で、かわいい我が子を、その手に抱きたいのであれば、まず「卵子の老化」に真剣に向き合わなければなりません。
「子供なんて絶対いらない!」
「結婚は縁、縁無いなら一生独身で・・・」
「仕事が第一・・・」
~という信条を持つ女性であれば、ライフプランも無く、思うがまま・行き当たりばったりに生きていくのも良いでしょう。
男性は、妊娠出産について、あまり年齢的な制約が無いので、そのような場当たり的な生き方しか持たない人が多いです。
(実は、このことが、後で出てくる「「種無し」」問題について、非常に後手に回ることになるのですが・・・)
しかし、一般的な女性はそうはいきません。
女性も高学歴になった現在、大学まで進学し、企業に就職する場合・・・就職して経験を積み、とりあえずいっぱしの社会人になる頃には、20歳代後半~30歳代前半が来てしまいます。
「卵子の老化」を考えるとその頃から慌てだしても、すでに遅いので、やはり、女性は、社会人としての基礎を形づくる時期に、将来を見据え、シッカリ婚活も進めていかないといけませんね。
<かわいい赤ちゃんをその手に抱くためのライフプランとは・・・「「種無し」男性」急増の恐怖!> 「卵子の老化」だけでも、かわいい自分の赤ちゃんを抱くために女性にとって大変な制約なのですが・・・
実は、「卵子の老化」より、ずっと深刻な問題が後に控えているのです。
婚活して、良い男性を見つければ、かわいい赤ちゃんに向けて「ひと安心・・・」なんて思っていると大間違い!
残念ながら、現在、「男性不妊」(有り体に言えば、「種無し」)が激増しています。
「卵子の老化」は、女性の側がしっかり認識し、それに備えたライフプランをしっかり考えれば避けられる問題ですから、まだ解決しやすい問題とも言えます。
しかし、せっかくかわいい赤ちゃんに向けて、「卵子の老化」には備えたライフプランをしっかり実現しても・・・
肝心の男性が「種無し」ときた日には、努力は水の泡です!
「卵子の老化」は認識しながら、「種無し」には無策では、まったくの片手落ちであることも認識しておかないといけません。
<「種無し」により空費される時間・・・卵子老化のリミットに!> 現在激増している「種無し」男性に当たってしまった場合、一体どういうことが起こるでしょう。
まずは、結婚後、なかなか妊娠しないと認識してから、不妊治療を始めるまでに、夫婦により違いは有りますが・・・3~5年程度は経ってしまうのが普通です。
その上、「種無し」男性は、実は自分で薄々それに気づいているケースが多く、逆に精液検査などを嫌がり、避ける傾向が顕著なのでますます「種無し」であることを見出すまでに、貴重な時間を空費してしまう夫婦が非常に多い。
そうこうするうちに、妻の「卵子の老化」も加わり、結局「不妊治療を断念する」という結果を迎えることになります。
これでは、何のために「卵子の老化」に備えて、ライフプランを整えて実践してきたのか分かりません。
「種無し」にさえ当たらなければ抱けていた我が子が、一生抱けないということになってしまいます。
そうでなくても晩婚な時代、「種無し」につきあっている時間はありませんよ!
<激増する「種無し」男性!かわいい赤ちゃん欲しい女性はどうすれば良い?> ライフプランを整え、卵子も老化していない段階で「さあ、子供を持ちましょう!」と思っても、パートナーが「種無し」では、その治療だなんだと言っているうちに、時が過ぎ、卵子まで老化してしまい・・・「タイムアップ!」ということになりかねません。
「20代男性の精子数は、40代前後にくらべて半数ほどしかない。
1ミリリットルあたりの平均精子数――40代は8400万個、20代は4600万個という数値が出た。(帝京大学医学部調べ)」
~これはかなり衝撃的な事実です。
男性不妊において、精子濃度で、4000万/mlを下回ると妊娠しにくいとの診断になることから考えても、現在の若い男性の受精能力は、相当に低く、「種無し」に当たってしまう可能性が非常に高いことは、十分に認識しておかないといけません。
<「卵子の老化」以上の関門。「種無し」対策は、デキちゃった結婚ぐらいしかない!> 「種無し」対策の最良の方法は、結婚前に貴女が相手に「精液検査」をさせることですが・・・そんなことも難しいでしょう。
(結婚後、明らかに不妊と思われても、なかなか「精液検査」を受けない男性が多い位ですから!)
そこで現実的な「種無し」対策としては、貴女が卵子老化に備えてライフプランに沿って、婚活し、結婚しても良い男性を見つけたならば・・・「デキちゃった結婚」を目指しましょう。
フザケテ言っているのではなく、「デキちゃった結婚」も現在では、珍しくなくなり、許容されるようになりましたので、イザ結婚してしまってから、「種無し」が判明するリスクを背負い込む位なら、いっそ出来ちゃった結婚の方が、ずっと幸せになれます。
「種無し」が激増しているにも拘らず「結婚すればスグに可愛い赤ちゃんを授かる・・・」なんて、昭和の女学生みたいな認識で結婚してしまうと・・・
結婚後、旦那の「種無し」が判明し、愕然とし、いずれにせよ暗い毎日が待っていますからね・・・
あなたが「「種無し」であろうが、かわいい子供が持てなかろうが、その男と一生添い遂げる!「彼が「種無し」でも、絶対に私の愛は変わらない!」というなら、結婚先行を止めまわしませんせんが・・・
現在の「種無し」の激増ぶりを見ると、卵子老化のリスク管理上も「結婚してから子供!」などという古臭い考えに囚われると、「かわいい赤ちゃんをこの手に抱く!」という女性としての幸せが、実現しなくなるリスクが非常に大きくなります。
「子供だけが人生ではない!」という意見も分かりますが・・・
逆に、私など「子供を持たないなら、別に結婚しなくてもいいんでは?」とも思ってしまいますね!
また、一旦結婚してしまってからでは、「あなたが「種無し」だから別れるっ!」ってワケには建前上も、ナカナカ出来なくなりますし・・・
とにかく、「この人なら結婚しても良い!」という方が現れたなら、恋愛中でのうちに、避妊をせずにお付き合いを続けましょう。
それでも全く妊娠しないような「種無し」の可能性が極めて高い男性とは、残念でしょうが、うまく理由を付けて別れて、新たなパートナーを探すというのが、賢明な大人の女性というものです。
男性不妊は、貴女が思う以上に激増していますよ。
そして、男性不妊に気付くまでに時間を浪費し、気付いてからも難治ですので非常に時間を浪費してしまいます。
そうでなくても晩婚化している現在、貴女の「卵子の老化」を考えると、「種無し」による時間の浪費ほど後悔するものは有りませんよ。
まあ、それくらいしたたかにライフプランを組まないと正直この「種無し」激増時代に、カワいい赤ちゃんを貴女の手に抱けません!綺麗ごとでは済まないよ時代ですよ!ホント!
男性の1%が無精子症(完全なる「種無し」)ですから!! 受精能力の低い乏精子の男性(事実上「種無し」)まで含めると、一体どれだけ自然妊娠できない男性(≒「種無し」)がいることやら・・・仲良く治療に臨むのもいいですが、避けられるリスクは避けるのが、イヤな思いもせず、賢明な生き方というものですよ、我が子を抱きたい女性の皆さん!!
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<正しい知識をつけて治療を 男性の1%は無精子症> (AERA 2011年9月5日号)
30万組とも40万組とも言われる不妊に悩む夫婦。その原因は女性、という先入観があるが、原因の半数は男性だという。正しい知識がないために治療に進まないケースも多い。
石川医師。米ロックフェラー大学やコーネル大学などで男性不妊の研究、臨床を行ってきた。男性不妊症に対する先入観や誤解を解くために『男性不妊症』(幻冬舎新書)を上梓した。 近年、夫婦8~10組中1組が不妊症だと言われている。
不妊症と診断された場合、日本ではいまだに女性側に原因があると思われがちだ。女性自身にもそうした思い込みがある。
生殖心理カウンセラーの永井静香氏もこう話す。
「知識がないと、不妊症は女性側の問題で卵子の質のせいだと思ってしまうことが多いです」
だが実際は、「男性に不妊の原因が見つかるケースが48%、つまり半分近くあるのです」
こう話すのは、兵庫県姫路市にある石川病院の石川智基医師(36)。日本では数少ない男性不妊の専門医師だ。
「男性不妊についてはあまりにも知られておらず、女性ばかりがつらい思いをしてきました。必ず夫婦で検査を受ける海外と比べると、日本では夫婦で検査を受けるケースも少なく、男性不妊に関する知識差も大きい」
石川氏はさらに驚くべき数字も口にした。
いま男性の100人に1人が無精子症であるというのだ。1%という数字は疾患が発症する割合では異常に高い。
無精子症の原因は、遺伝子の突然変異や病気、化学療法の結果と言われる。射精された精液中に1個も精子がいない場合、無精子症と診断されるが、全員が「精子ができていない」わけではない。
検査も治療もせず
精子は精巣でつくられ、精巣上体、精管へと運ばれる。その後、精嚢、前立腺で分泌される精液と合流して射精管へと進み、尿道から射精される。無精子症には、精巣では精子が正常に形成されているのに、精管などの異常で精液中に出てこない「閉塞性無精子症」と、精巣そのものの異常である「非閉塞性無精子症」があり、治療法も異なる。
「閉塞性無精子症」の場合は精管などのつまりを解消すれば、射出精液中に精子が出現する。「非閉塞性無精子症」の場合は根本的な治療はないが、精巣で「ほんのわずかつくられているかもしれない」という推測のもと、micro TESE(マイクロ・テセ‥顕微鏡下精巣精子採取術)と言われる先端治療もある。無精子症の85%が非閉塞性無精子症で、15%が閉塞性無精子症と言われている。
血液中のFSH(卵胞刺激ホルモン)値や、精巣の超音波検査などでどちらかわかることが多く、FSH値が正常値の範囲で精巣の大きさが正常であれば、閉塞性の可能性が高い。
だが、「不妊症となるとまず行くのが婦人科。そうなると閉塞性か非閉塞性かの検査もせず、治療をしない場合もある。閉塞性の場合、まずは楕路再建の手術をすべきなのに、そうした説明もせず、子どもがほしい人にはすぐに精巣精子を用いた顕微授精やAID(非配偶者間人工授精)をすすめるケースも少なくない」(石川氏)
AIDの問題は後述するが、精路再建術は非常に難しい手術で、できる医師が日本にはほとんどいないという。多くのクリニックでは、精巣や精巣上体から精子を取り出し、顕微授精を行う。この方が確実で簡単だからだ。
「問題は、安易な顕微授精は女性側の負担が増すこと。また精巣を大きく切り、組織を大量にとることで、男性ホルモンが急激に少なくなることがあり、その後、勃起、射精ができなくなることもある。電車にも乗れないほど活力がなくなる男性も出てきます」(石川氏)
患者がそこまで説明されて納得して手術を決断していればいいが、そうでないと見られるケースも多いという。いったん男性ホルモンが少なくなってしまうと注射で半永久的に補充しなければならない可能性がある。
前出のマイクロ・テセと呼ばれる治療法は1998年にコーネル大学医学部のグループが世界で最初に行った。日本では2000年ぐらいから導入されたが、この手術ができる医師は日本に20人程度しかいないという。
AIDに潜む問題
Ⅹ染色体が多いことで生じるクラインフエルター症候群のほとんどが無精子症を併発する。15年ほど前までは絶対不妊と言われたこの疾患も、実際は55%くらい精子が回収できるというが、これも医師の認識不足から治療に進まず、AIDをすすめられることが多い。
無精子の場合、AIDは究極の手段だが、その手段に訴える前に、やるべき治療をやったのかどうか。
日本では1948年から慶応大学医学部で不妊治療の一環として行われてきたAIDだが、子どものアイデンティティーの問題や出自を知る権利などの観点から、問題点が指摘され始めている。母親などから突然、「あなたの父親は本当は遺伝的につながっていない」と告知されたり、自分がAIDという手法で生まれたことに気付いたりした子どもたちが、生物学的父親(精子提供者) に会いに行くなど、各国で社会問題になっている。
私が取材した日本人の30代男性は9年前、医学部の5年生のときに親の血液と自分の血液検査をして、父親とは血がつながっていないことがわかってしまった。その後母親を追及したら、あっさりとその事実を認めたという。その際に、なかなか子どもに恵まれなかったのでAIDを試したことも明かされた。29年間そのことを知らずにきた自分が間抜けに思えたという。
「自分のアイデンティティーの半分がふわふわ宙に浮いているような気持ちになりました。自分は何者なんだろう。どこの誰なんだろうと思いました」
AIDは男性側に不妊の原因があるケースの〝福音”とされてきたが、各国では匿名の精子提供もできなくなっており、日本でも子どもの福祉を最優先して、子どもの出自を知る権利を認める方向に向かっている。
自分のせいではない
生殖補助医療で欠かせないのはカウンセリングである。無精子症と診断された場合、男性であることを全否定された気持ちになり、泣き崩れる患者もいるという。それほどショックは大きいのだ。
カウンセラーの星山千晶氏はこう言う。
「あまりのショックでまずはカウンセラーに会うところまで気持ちが落ち着くか。自分の親に言うべきか、相手の親にはどう言えばいいか。悩むこともいろいろ出てきます」
生殖心理カウンセリング研究所のカウンセラーである菊田映美氏は、男性不妊というのは、自分のせいでなるのではないのだから、悩んだらまず相談してほしいと話す。
「診断時に悩んだり迷ったりするだけでなく、治療中もストレスや不安をひとりで抱え込むこともあるでしょう。カウンセリングは自分が受けたいと思ったときにいつでも受けられるもの。困ったらぜひ来てほしい」
AIDの問題点が浮上したいま、子どもたちのためにも、男性側の精神的ケアも含めた男性不妊の治療が徹底されることが望まれている。それにはまず、「不妊の原因は女性」という誤った先入観を捨て、患者だけではなく、医師側の意識改革も必要ではないだろうか。
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中国の話とは言え、「種無し」激増の実態は深刻ですよ。
女性も、よーく認識しておかないと人生誤ります。
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<上海市の精子バンクが2004年に行った検査では、提供された精液のうち、十分な生殖能力を持った精液は全体の21%!> レコードチャイナ 2009-03-31
2009年3月30日、新聞晩報によると、上海市では少なくとも10万人の男性が不妊症患者であることが 29日に同市で行われた国際シンポジウムで明らかにされた。
中国には無精子症や生殖機能に障害を持つ男性が1346万人いると推測されている。
上海市では10万人以上に上り、同市で子供ができない夫婦の夫の精子を調べたところ、 精子に異常が見られるケースが増えていることが分かった。
また、同市の精子バンクが2004年に行った検査では、提供された精液のうち、十分な生殖能力を持った 精液は全体の21%にとどまった。
精子に異常が現れる原因は、環境汚染、ストレス、生活スタイルや食生活の変化などとされている。
世界保健機関(WHO)の統計によると、結婚後1年間経っても子供ができない夫婦は全体の10~15%で、 その半数は男性に原因があるとされている。
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<【中国】適齢期の不妊率が10%に、環境汚染等指摘> (サーチナ・中国情報局) - 6月3日
中国の出産育児適齢期の男女の人口の10%が不妊の状態だ。20年前には2%だったとされており、不妊人口は激増している。江蘇(こうそ)省・南京(ナンキン)市にある金陵男科医院の馬金涛・副院長は、生活環境に汚染物質が氾濫していることや、人工中絶の蔓延と大いに関係があると、指摘している。中国新聞社が伝えた。
金・副院長によると、金陵男科医院を訪れる不妊に悩む夫婦のうち、女性に原因があるケースは30%で、男性に原因があるケースは20%を上回る。双方ともに問題があるケースは50%にのぼっている。
不妊にはさまざまな原因があるが、環境汚染によって男性の無精子症が増加していると考えられている。また、中国でもダイオキシンによる環境汚染が進行しており、産業廃棄物だけでなく、プラスチックや殺虫剤、さらに家畜類の飼料に含まれていたダイオキシンを、結果として人間が食べることの危険も指摘されている。
また、非衛生的な性行為や性病、女性の場合には人口流産が蔓延していることも、不妊の原因になっている。
中国の医療現場でも不妊に対してはさまざまな方法で取り組んでいるが、馬・副院長は「効果は限定的なものである」として、「薬物治療を施した結果、妊娠するケースは10%、体外受精による妊娠率は40%で、出産に至るケースは33%、人口受精による妊娠率は15%」といった数字を挙げている。
また、馬・副院長は「不妊に悩む夫婦が、早く子を持ちたいとあせるあまり、原因もはっきりとわかっていないのに、病院から大量に薬をもらうケースが見られる」と指摘。「このことが、結果をさらに悪くしている」と警告している。
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「種無し」は世界的な問題なのにね。日本の若者の気持ちの問題にすり替える恥ずかしいデマゴーグ!
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<若者の精子減少には「気持ちの問題」が影響と落合信彦氏指摘> ※SAPIO2012年7月18日号
まだ日本がバブル景気の中にあった時代、『狼たちへの伝言』を上梓して若者を厳しく叱咤激励した落合信彦氏。氏が、現代の若者に、再び喝を入れる。
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私は世界中の紛争地で取材を重ねてきたが、今の日本人が見習うべき若者たちにたくさん出会ってきた。
戦場に立つ若者たちは、明日の朝起きた時に自分の命があるかもわからない。それでも、いや、だからこそ、生きることに対するエネルギーと、自らの国、民族に対する誇りに溢れていた。
例えば、私が出会ったイスラエルの戦車部隊のキャプテンは、まだ26歳だった。大学院を出てすぐに徴兵されたこの若者は、私に、「本当は百姓になりたいんだ。キブツに入って平和に暮らしたい」と本音を吐露した。だが、この心優しい若者はその後に、「それでも、個人の幸せより、国家の安泰、民族の永続性のほうが重要だ」と続けた。
彼の美しい瞳は、今でも脳裏に焼き付いている。私は毎朝起きると必ず、「This is the beginning of the last day of my life(これは私の人生最後の日の始まりである)」と、声に出して言うことにしている。紛争地で出会った若者たちと同じように、「今」を必死で生きる気持ちを忘れないでいたいからだ。
昨年、チュニジアから始まった「アラブの春」にしても、民衆蜂起の端緒となったのは政府の腐敗と失政に怒った26歳の若者の抗議の焼身自殺であった。その怒りに、同年代の若者たちが続いた。
旧ソヴィエトでも、バルカン半島でも、国を思う若者たちが社会に変革をもたらしてきた。そして、彼らは明日死ぬかもしれない現実の中にいるのに、「この戦争が終わったら、どんな仕事をしたいか」という夢を語り合う。生きることに対する執着があるのだ。
生存力とは本能そのものだ。生き延びて、子孫を残そうと考えるのが生き物の本質だ。最近、日本で若い世代の精子の数が減っているという。環境ホルモンや食べ物の変化が原因とされているが、私はどこかで「気持ちの問題」の影響があるように思えてならない。
日本は高度成長からバブルへと進み、経済だけは進歩した。だが、その他の大切なもの文化や伝統や歴史や誇りを置き去りにしてきた。「1億総財テク」に走ったのである。そして不況に陥り、拠って立つべきものが何もなくなってしまった。結果、内向きで利己的な若者ばかりになっている。この損失は、決してGDPでは測れない。
今の危機は、経済の危機であり、政治の危機である。しかし、その奥底にある本質が日本人の「精神の危機」であることを強く認識すべきだ。
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2013/04/27(土) 00:00:41 |
時事
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相変わらずイジメ、イジメ・・・学校は自殺など問題が明るみに出るまで何もしません!
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<神奈川・湯河原町で自殺の生徒、黒板に「助けて」> TBS系(JNN) 4月13日(土)
神奈川県湯河原町で中学2年の男子生徒が自殺し、いじめが原因と疑われている問題で、学校の黒板に「助けてください」と書かれた紙が張られていたのを同級生が目撃していたことがわかりました。
今月10日、湯河原町の中学2年の男子生徒(13)が自宅で首を吊って自殺し、いじめが疑われている問題で、学校が生徒に行ったアンケートには、「複数の同級生から叩かれたりしているのを見た」などと回答があったということです。
「1年生の後期から殴られたり肩にパンチとか蹴られたりとか。黒板に小さな紙に『助けて下さい』と(書いて貼ってあった)」(同級生)
学校はこれまで、いじめを把握していなかったということですが、教育委員会はいじめがあったかどうか調査するとしています。
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<熊本の県立高女子生徒が自殺 メモに「学校生活つらい」> 朝日新聞デジタル 4月14日(日)
熊本県教育委員会は14日、同県山都町の県立高校に通う女子生徒(17)が、自殺したと発表した。女子生徒の携帯電話のメモ機能には学校生活がつらかったといった言葉が書かれていたといい、県教委と高校はいじめの可能性も含めて調査する。女子生徒の父親は朝日新聞の取材に対し、「だれが読んでもいじめがあったとしか思えない」と話した。
県教委などによると、11日午前7時10分ごろ、女子生徒が自宅敷地内の納屋で首をつっているところを父親が発見。病院に運ばれたが、まもなく死亡が確認された。
女子生徒の携帯電話のメモ機能には「つらい学校生活を送っていた」などと書かれており、ほかにも遺書と思われるような文言が書かれていた。「いじめ」という言葉や特定の生徒の名前は書かれていなかったという。女子生徒の両親は13日、学校に自殺の原因の調査を求めた。
同校によると、女子生徒はこれまで学校を休んだことはなく、亡くなる前日も変わった様子はなかったという。2年生の女子生徒は取材に対し、「亡くなる前から仲間はずれにされているといううわさがあった」と話した。
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<神奈川の中2男子自殺 同級生がいじめ示唆> 2013.4.13 MSN産経ニュース
神奈川県湯河原町教育委員会は12日、町立湯河原中学校で2年生の男子生徒(13)が10日に自宅で自殺したと明らかにした。同級生ら約190人へのアンケートで、いじめを示唆する回答が複数あり、同校などが関連を調べている。
町教委によると10日午後、自宅自室で生徒が首をつっているのを母親が見つけ119番通報。病院に運んだが、死亡が確認された。同日午前中まで授業に出席していたが、変わった様子はなかったという。
アンケートは11日に実施。数十人が「たたかれていた」「かばんを持たされていた」などと回答、生徒が同じ部活動の同級生らからいじめを受けていた、と指摘した。同級生の実名を書いた回答もあり、名前を挙げられた一部の同級生はいじめていたことを大筋で認めているという。
会見で松野司校長は「学校として、いじめを把握していなかった」と述べた。
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前回に引き続き、
※安全な街選びの重要な視点ランキング ・6位「学校環境」 第6は「学校環境」でしょう。
マイホームは一生に何度も買い換える事はできませんし、賃貸ですら頻繁に引越しをすることはできません。
一度住む場所を決めてしまうと、長期間そこに住むことになります。
子供の安全を考えるとき「学校環境」は、“住む街”選びに欠かせない観点となりました。
なぜ学校環境が大事なのか!
ここで言う「学校環境」とは、特に「子供のレベルに応じた私立中学が、少なくとも通学圏内に何校か選択できる環境にあるかどうか」ということです。
私立中学校に入っても実際に通学を考えると・・・
最近の通勤電車のチカン・車内暴力の蔓延している状況を考えると、小学校を終えたばかりの子が、安全に通学できる範囲は自ずと限られてしまいます。
無理をして片道1時間超~2時間といった通学をすることは、総合的に考えると良く無い面が大きいと考えます。
残念ながら公立学校の荒廃は、とどまる所を知りません。
子供を持てば分かりますが、今のお父さん・お母さんの通っていた時代とは、格段の違いがありますよ。
そして、そのことに気付いた親たちは、公立に絶望し子供を私立に行かせます。
皆様もご存知のことでしょうが、もはや「キレやすい、我慢できない…etc」といった小中高校生の人間的な質の劣化は、酷いものです。
このことが公立をより悪い状況へ陥れています。
その結果、私立中の進学率は、今では全国でも7%位、東京都では…なんと25%以上という結果です。
少なくとも都市部では、昔のように「小学校のクラスですごく頭の良い特別な子が私立に行く…」いったイメージではありません。
本当なら親自身も公立だったし、公立でも良いのだが…「公立校が、あんまりなので私立にやらざるを得ない。」というのが偽らざる所でしょう。
そして、このように私立への進学率が上がっていることで、相対的にレベルの低い子供の比率が高い公立学校の荒廃をより加速させるという負のスパイラルになっています。
もはや、単に「受験に関する事項有利。」といったレベルの話ではなく、「子供の安全」というレベルになってきています。
想像してみてください。
特に、東京都など4人に1人は私立に行ってしまうのです。(進学率の高い地域は、半分以上も。)
大雑把に言えば、成績上位でまともな家庭の子がそれだけ抜けてしまうのですから、公立中がどうなるか…。
公立中学校では退学などありえないので、荒れだすと悪い生徒がいなくなるまでは止まることはありませんし…。(だから、雪崩のように私立進学が進むのです。)
そのうえ公立校は残念ながら、教師が公務員なので犯罪でも犯さない限り解雇されませんので、性格異常者やロリコン・性倒錯者・生ける屍…“人間失格”一歩手前みたいな教師が、必ず1校に2、3人はいますから…。
「子供の安全」(いじめ・校内暴力・教師による性被害…)という意味からも、リスクを減らすためには、私立に通わせざるを得なくなってきています。
公立校の教師の子弟は、私立校に通う率が一般に比較してずっと高いことからも実態は分かりますよね。
※公立校を復活させるには そうは言っても、公立校に行くしかない家庭も多いでしょう。
そこで公立校復活の方策を書いておきましょう。
公立校を復活させるのに必要なことは、実は簡単なこと(私立では当り前のこと)なのです。
教育評論家などがゴチャゴチャ的外れな議論をしていますが、実はやるべきことは2つだけです。
1.ダメな教師をドンドン解雇できるようにする。
2.中学でもダメな生徒の退学をドンドン認める。
これだけでOKです。
そうは言っても、「そんなことは無理」という発想になるのでしょうが、そんなことを言っていると何時まで経っても公立校はドン底へのスパイラルが続きます。
そして、ダメな生徒のせいで大半の普通の生徒の教育を受ける権利が侵害された状態が続いく事になってしまいます。
とりあえず手法は問いません。
当面、解雇・退学が不可能なら、事実上同じ効果がある形で対処すれば良いのです。
たとえば、一つの市に一校程度、荒れた中学生用の学校を作り、表向きは「先進教育指定校」とか何とか名付けて、各公立校のダメな生徒は、ドンドンそこへ転校させるようにすれば良いのです。
それぐらいの改革は、断行しなくては…。
(義務教育でも学校選択制は導入されてきていますのでその一環としてコッソリ導入すれば良いでしょう。)
そして、無能教師・性犯罪者的教師・ロリコン教師もこの「先進教育指定校」に異動すれば良いのです。
これをやるだけで、生徒も先生も「あまり態度悪いとクソ学校へ転校させられる…」ということを恐れ行動に歯止めがかかるでしょうし、少なくともクソみたいな生徒と教師を放り出せますから、その学校の再生が猛烈にスムースになります。
これが厳しいと思う人は、ズレてますよ!
私立だったら、ダメな生徒や教師は、退学・解雇が当然ですから…。
この厳しさがないから、公立校は、ダメなのです。
結論は、簡単なのですよ!
いまさらまだ「話せば分かる…、どんな生徒も愛が…、差別が…」なんて言っているようじゃ…もう公立校はダメですね!
発想を転換し、この程度の施策は速やかに行わないと、少なくとも都市部において、私立学校に通学させることができる比較的所得の高い層と公立学校に通う低所得層で、所得層と学力がリンクして固定化してしまい、階層の固定化がますます加速します。
本当に日本の将来に禍根を残すことになってしまいますね。
イジメを始めとして、結局教育は「教師」=「ヒト」です。
公立校の教教員採用試験は、とても先進民主主義国家とは思えない、情実・コネの渦巻く世界であることは、教育関係者なら知らないものはいないでしょう。
その証拠に、合格した教員は、教師の子弟・地元教育大学卒などの比率が、統計的には有り得ないほど高くなりますから・・・教育の根本たる「ヒト」=「教師」自身の大半がコネで就職するような連中(受験で言えば裏口入学みたいなもの)ですから・・・こんな人間の集まりがやっている日本の公立教育など未来永劫良くなるわけがないのです。
イジメを無くすには、一見関係ないようですが・・・教員の採用を抜本的に変えなければダメですな。
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<大分県教委汚職、最大で百数十点加点…中学校教員試験でも> (2008年7月9日03時03分 読売新聞)
大分県の教員採用を巡る汚職事件で、県教委義務教育課参事・江藤勝由
かつよし被告(52)(収賄罪で起訴)が、小学校教員だけでなく中学校教員の採用試験でも、一部の受験者の点数をかさ上げしたと関係者に話していることが8日、わかった。
県教委ナンバー2の教育審議監だった同県由布市教育長・二宮政人容疑者(61)(収賄容疑で逮捕)ら上司の指示で行ったという。県警は不正の全容解明を急いでいる。
関係者によると、新たに江藤被告による点数の改ざんが判明したのは2007、08年度の中学校の教員採用試験。07年度は513人、08年度は537人が受験し、いずれも31人が合格。競争倍率は16・5倍と17・3倍だった。試験は7月下旬に教養と作文などの1次、9月中旬に面接などの2次試験が行われた。「金銭の授受は一切なかった」と話しているという。
また、江藤被告が県警の調べに対し、08年度の小学校教員採用試験について、約15人の点数をかさ上げしたと供述していることも判明。1次と2次を合わせ1000点満点の試験で、最大で百数十点加点した受験者もいたという。
江藤被告は上司から約20人を合格させるよう指示されたが、5人ほどは合格圏内だったため、残る約15人に加点。さらに合格ラインに達していた他の10人ほどについて、点数を減らし不合格にしたという。
指示を受けた中には、400点台後半の受験者が2人いたが、上司から「知人だから絶対に通してくれ」と言われたため、1次と2次を合わせて百数十点を上乗せして合格させたという。
県教委義務教育課によると、江藤被告は1次試験の合格ラインの設定に中心となってかかわっており、事実上、合否リストを作成する立場だった。
江藤被告は07年度の小学校教員については15人以上の点数をかさ上げし、2年間で30人を超える受験者が不正な操作によって合格したとみられる。
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犯罪者かどうかも調べない(自己申告)で、採用しているとは・・・教師の性犯罪が多発するワケです。
ここまで来ると公立校の教師の犯罪は、未必の故意・行政の不作為と思えます!
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<刑罰歴の審査を厳格化へ 教員免許発給で都教委> /2010.1.4
東京都教育委員会が教員免許を発給する際、過去の刑罰歴の有無について本籍地の自治体が発行する公的な証明書の提出を求める検討に入ることが3日、分かった。昨年、執行猶予中の男性(25)が不正に教員免許を取得し、大田区の区立小学校で臨時教員として学級担任になっていた事案を問題視した。教員免許発給時には過去、禁固刑以上に罰せられたことがないとする宣誓書の提出が求められるが、真偽は申請者の自己申告のため、都教委は審査の厳格化を図りたい考え。都教委によれば、制度が導入されれば全国初。
横浜市でも昨年4月、女子中学生の着替えを盗撮して逮捕された同市立中学の男性教員が、採用試験を受けた平成14年に別の性犯罪で執行猶予中だったことが判明。関係者によると、大田区の男性臨時教師も性犯罪で執行猶予中だった。
教員免許は一般的に大学の教育学部などで教職課程を修めると都道府県教委から発給される。教員免許法では禁固刑以上(執行猶予中を含む)に処せられた者の取得を禁じているが、過去の刑罰歴は申請者の自己申告で判断され、「性善説による発給制度を改める以外に対策はない」と関係者は指摘する。
都教委では現在、正教員採用候補者選考の合格者にのみ、本籍地の市区町村から刑罰歴を記載した証明書を提出させている。しかし、男性のように臨時教員や非常勤講師の経歴詐称は見破れず、今回の問題も男性が10月に正教員候補者選考に合格して露見した。
、臨時教員、非常勤講師を大量採用しないと学校が回らなくなっている。そのため臨時教員や非常勤講師の採用が野放しともいえる状況で、質の低下は否めず、今回の問題も起きた。教員免許の発給を含め、何らかの新しい対策が不可欠だ」と指摘している。
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2013/04/24(水) 00:00:08 |
社会・安全
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<中国大気汚染、西日本に不安…国の基準値上回る> (2013年2月5日 読売新聞)
大気汚染が深刻な中国から飛来したとみられる微粒子状物質「PM2・5」が、西日本各地で国の基準値を上回る濃度を観測している。
福岡県は4日、測定地点を10か所増設し、21か所にすると発表。5日から観測データの一部を県のホームページ(HP)上に掲載することを決めた。
福岡市では1月31日、大気汚染物質の一つ、PM2・5が国の基準を超える1日平均52・6マイクロ・グラム、大阪府枚方市でも同13日に同63マイクロ・グラムをそれぞれ観測。今月に入ってからも高い値が続いており、広島県福山市では2日午後1時の測定値は61マイクロ・グラム。大気汚染対策への関心も高まっており、大阪市内の家電量販店では空気清浄機への問い合わせなどが相次いでいるという。
環境省によると、高い値が観測されている西日本と比べて、東日本では観測データが不十分で「傾向が分かりづらい」という。東京都内では今年に入ってから1日平均5~30マイクロ・グラムを観測しているが、都環境局は「中国の大気汚染の影響かどうかはっきりしない」という。
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<中国大気汚染:流入の西日本「物質濃度が急上昇」> 毎日新聞 2013年01月31日
中国で深刻化する大気汚染が「越境汚染」として西日本に流入した影響で、30〜31日にかけて近畿地方で大気汚染物質「硫酸塩エアロゾル」の濃度が急上昇したとみられることが、国立環境研究所の分析で分かった。地上の実測速報値も、環境基準を超す地点があった。
硫酸塩エアロゾルは、石炭などの燃焼で発生し、濃度が高くなると、ぜんそくなどの呼吸器疾患を起こす恐れもある。
国環研のシミュレーションでは28日午後以降、大陸から九州地方に流入し、30日夜から31日早朝には、大阪府や奈良県などで微小粒子状物質「PM2.5」が、環境基準(1立方メートル当たり1日平均値35マイクログラム以下)を超すレベルになったことが示された。30日午後6時の地上観測点の実測速報値も阪神地区などで基準を超え、予測結果をほぼ裏付けた。ただ、基準は1日平均値を基に判断するため、基準を超えたとはみなされない。
中国では近年、石炭など化石燃料の大量消費が原因の大気汚染が社会問題化している。国環研は、東アジア地域で大気汚染物質の濃度を推定。風向や風速などの気象データを加えて移動状況をシミュレーションし、公表している。ただ汚染の全てが中国由来ではなく、国内の暖房使用や自動車の排ガスなども影響しているとみられる。
国環研は「濃度上昇の予測結果は、大陸の大気汚染物質が流れ込んだためと解釈できるが、国内の濃度は中国の汚染レベルに比べると格段に低く、健康な大人が気にするレベルではない」と説明している。
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前回に引き続き、
※安全な街選びの重要な視点ランキング ・5位「自然環境」 第5は「自然環境」でしょう。
マイホームは一生に何度も買い換える事はできませんし、賃貸ですら頻繁に引越しをすることはできません。
一度住む場所を決めてしまうと、長期間そこに住むことになります。
ご自分や家族の健康・安全を考えるとき、大気汚染を含め環境は、十分考慮することが望ましいでしょう。
便利さだけを求めて幹線道路の付近に住むと、その汚染物質の影響で肺がん・気管支喘息・アトピー等のアレルギー疾患・騒音によるストレス…様々な疾病に罹患する危険性が上がります。
その他にも、農地の近くでは散布農薬、工場等の近隣ではその排気・ばい煙…注意すべきことには事欠きません。
原発事故による放射能については、多々報道されていますのでここでは割愛しますが、やはり無視できない事項です。
家選びでは、建物の豪華さや設備・近隣の商店・学校などの目先の利便性ばかりでなく、環境についても綿密に下調べをすべきでしょう。
日本の都市でも、中国ほど酷いことはありませんが、それでも、それぞれの地域の大気汚染は、皆さんが考えている以上に、愕然とするくらい差があるものです。
その環境で、何年・何十年暮らすことを考えれば、その影響は如何ばかりでしょうか?
(参考:大気汚染地図情報) その上、大気汚染の基準とは、「そこに何年~何十年にわたって、居住しても安全ですよ」という基準ではありません。
「まあ、その大気を吸ったからといってすぐに、目に見える健康被害は起こらない」ということです。
そして、それも汚染物質一つ一つについての基準であって、2つ以上の物質の複合した影響など全く考慮されていません。
過去の幾多の公害も、ずっと後になって人体への影響が確認されるケースがほとんどであることを考えると、居住する地域の環境は、「環境基準よりは良い」などという後ろ向きなレベルではなく、できるだけ良いに越した事はありません。
中国から大量の汚染物質が飛んでくる時代です。
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<【中国という“毒”】中国から飛来の“毒黄砂”精子にも影響? ★(3)> 2012.05.17 zakzak
日本列島は目下、“世界で最も大気汚染が深刻な国”中国からの黄砂が飛散するシーズンに突入している。タクラマカン砂漠(新疆ウイグル自治区)や、ゴビ砂漠(内モンゴル自治区)など、中国西部や北部の奥地で舞い上がった黄砂は、大気汚染が深刻な大都市の上空を通過する。この時に、窒素酸化物や硫黄酸化物、発がん性物質を含む多環芳香族化合物などを付着させ、それらが吸着した状態で偏西風に乗って日本に降り注ぐ。
その範囲は、九州をはじめ中国、四国、近畿にかけた西日本のみならず、中部地方から関東甲信越の一部までと広い。2006年には、過去最多の25都道府県で、スモッグの原因となる光化学オキシダントの濃度が、大気汚染防止法の定める発令基準(0・12ppm)を超え、「光化学スモッグ注意報の発令」が出た。
さらに翌07年には新潟県で、09年には鹿児島北西部でも観測史上初の注意報が発令された。工業地でもない、自然あふれる地域なのに!
これまで日本は、中国に対して巨額の環境ODAを援助してきたハズ。だが、「日本が技術援助をした脱硫装置を設置していても、コスト削減などを理由に稼働率が低い」「ニセモノの脱硫装置を付けている」「罰金払えば済む」など、環境対策&モラルはズサンの一言。結果、汚染物質は垂れ流し状態なのだ。マイカー激増も大気汚染に追い打ちをかけ、内陸部の砂漠化も黄砂を増やす要因となっている。
昨冬、北京市衛生局が「同市の肺がん発症率は過去10年で60%増加、がん患者の5人に1人が肺がん」と公にするなど、中国では近年、健康被害も続々と報告されている。
日本にとっても“対岸の火事”ではない。医者や学者らの発言&危惧をまとめると「免疫力の低下」「毒物が肺胞に溶け出し、あるいは血液の流れで心臓を含む内臓を傷める」「同一部位が繰り返し炎症を起こすことでがん化する」「嘔吐(おうと)するほどの激しい頭痛やめまい、鬱症状が出る」「呼吸器系の症状が悪化」「花粉症の症状悪化と慢性化」など。
カナダの遺伝子学者のチームによる、「精子の遺伝子構造の変化(汚染された精子が高メチル化する)を発見した」との報告もある。
「福島の放射能より、中国からの黄砂の方がよっぽど健康被害が大きいのでは?」と嘆く声も伝え漏れる。黄砂にはセシウムはじめ放射性物質も含まれていることが分かっている。一体、誰が“毒黄砂”から、われわれの命を守ってくれるの?
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<黄砂で和歌山城もかすんだ 視界は約10キロ> 2013年3月10日 朝日新聞
全国的に見られた黄砂は9日、和歌山市でも観測された。午後2時半ごろ、市内の建物の屋上から和歌山城を見ると、ややかすんで見えた。和歌山地方気象台によると、市内では8日夜に初観測され、9日は視界が約10キロになったという。昨年、市内で初観測されたのは4月24日だった。
県内はこの日、高気圧に覆われて気温が上がった。最高気温が26・1度と「夏日」になった新宮市を含め、4地点で3月の観測史上最高を記録した。和歌山市など12地点で今年最高になった。
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どれだけ中国では砂漠化が進んでしまっていることやら・・・
タバコの副流煙で健康を心配する人も多いですが、分煙も広まった現在、避けうる副流煙などより、避けられない黄砂の方が余程危険です。
最近は、大きな市場である中国駐在社員となる方も多いでしょうが、ご同情申し上げます。
健康面を考えれば、中国や韓国に住むことは、長期的な影響を考えると本当に深刻な影響が有りますから・・・
北京オリンピックで、ごく短期間北京に滞在するだけでも、選手の健康被害について取り上げられた位ですからね。
「何年」といったスパンで居住することがどれだけ健康面でマイナスになることか。
日本の高度成長期など、及びもつかないほどの環境破壊状況ですからね。
公害全盛期の四日市に住むより遥かに酷い状況ですから・・・
日本海を越えて来た大気ですら、日本の通常値の10倍以上の汚染といったことですから・・・考えるだに恐ろしい。
「中国語ができると将来有利に・・・」とか言って妻子も連れて行く人もいらっしゃいますが・・・
悪いことは言いません・・・単身赴任はつらいでしょうが、家族の健康を考えると父親一人で行くことをオススメします。
特に成長期の子供には、大気汚染・水質汚染・食品汚染の影響は大きく出ますから!
日本の都市の数十から数百倍の汚染物質に暴露されることになりますよ。
日本の都市の数十から数百倍ですから、1年いるだけで日本の都市の数十から数百年分の汚染物質を吸い込んでしまいますから・・・。
そして、このような現実を客観的に受け止めるなら、今後自分の居住地を選択する場合、中国からの越境汚染について考えない訳にはいきませんよ。
年々加速度的に悪化してきていますから。(・・・今では、12月に「黄砂」ですから。)
代々の故郷が有り、自由に居住地を変えられない場合はしかたありませんが・・・(ご愁傷様です。)
黄砂は、日本の中では、大陸に近い西日本や日本海側の地方でとくに3月から4月に飛来することが多く、一方、黄砂は空の比較的低いところを飛んでくるため、日本アルプスに遮られるため、関東地方に飛来するのは比較的遅く、量も少ないです。
中国からの黄砂・越境汚染を考えれば、大陸に近い西日本や日本海側より関東・東北地方に住む選択が、健康面でのリスクを大きく減らせます。
誠に残念な事ですが、大陸に近い西日本の田舎の方が、関東の都市部より、あらゆる大気汚染物質の濃度が高いケースが大変多くなってきています。
健康面を考えて、「タバコの副流煙を必死で避ける」のに、住まいは「西日本の日本海側」というのは、もはやナンセンスな時代と言えます。
中国との関係を考慮し、政府は全く警告を発しませんので、私があえて警告しておきますが・・・
中国からの猛烈な越境汚染により、健康面を考慮した居住地選びの常識は、今までの常識とは180度転換してしまったことを頭に入れておいた方が良いですよ。
現在では「九州の田舎暮らし」のほうが、「東京暮らしより大気汚染がひどい。」なんてことが、本当に現実なのですから・・・。
北京の大気汚染は「観測不能な最悪のレベル」
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<黄砂の季節到来!PM2.5「越境大気汚染」で日本が危ない> 2013年03月06日 マイナビニュース
最近にわかに中国の大気汚染が注目され、ニュースに「PM2.5」という言葉を見ることが多くなりました。このPM2.5とは何でしょうか? また中国の大気汚染は本当はどのくらい深刻なのでしょうか? またこれから黄砂のシーズンが始まりますが、その影響は日本にないのでしょうか?
東京大学 大気海洋研究所 地球表層圏変動研究センター センター長、中島映至教授にお話を伺いました。中島教授は大気粒子環境の研究における第一人者です。
■PM2.5とは粒子状物質の「大きさ」です!
――最近、にわかに「PM2.5」という言葉がニュースをにぎわせるようになっていますが、このPM2.5とはそもそも何でしょうか?
中島教授 もともと大気中にある粒子状物質(エアロゾルと呼びます)の「大きさ」を表した言葉です。直径が2.5μm(マイクロメートル)以下の微小微粒子を「PM2.5」というんです。
大気汚染の原因になる物質はだいたいその大きさのものが多いんですよ。ですから、PM2.5というと「大気汚染の原因になる粒子状物質」を主に指すわけです。硫黄酸化物、窒素酸化物、有機炭素化合物のうち粒子になったものがそうです。
■中国の大気汚染は「信じられないレベル」
――では大気汚染のひどさはPM2.5の量によって判定されるのでしょうか?
中島教授 はい。例えば、日本の「環境基本法」(1993年施行)における環境基準では、大気中に「PM2.5は24時間で1立方メートル当たり35μg(マイクログラム)以下」と決まっています。日本ではこの数字を超えることはまずないです。
――中国ではどのくらいの数値なのでしょうか。
中島教授 場所や時間によって異なりますが、汚染が激しいときは日本の環境基準の10倍、20倍になります。数百μgという数値も出てくる、そんな状況です。
――数百μgという数字は専門家から見ても……。
中島教授 深刻なレベルです。ですから「ぜんそく」などの呼吸器疾患も増加していると思います。
■中国の大気汚染はいつから知られていたか!?
――中国の「大気汚染」に関して注目が集まっていますが、この状況はいつぐらいから知られていたのでしょうか?
中島教授 10年、15年ぐらい前からでしょうか。九州地方でですね、「春霞(はるがすみ)がひどくなっているね」という話があったわけです。
実際調べてみると確かにそうで、人工衛星のデータや観測データなどを集めてみるとどうも中国で大気汚染がひどい。大気汚染は国境などは関係ありませんので、これが風下側の日本に流れてくる。これを「越境大気汚染」と呼ぶんですが、中国の周辺へも広がっているわけです。もちろん国内汚染源や東南アジアからの流れ込みもありますが。
――観測はどのように行っているのでしょうか。
中島教授 地方自治体のモニタリングステーションのほかに、国立環境研究所や大学が運営する沖縄県の辺土岬(へどみさき)、長崎県の福江島(ふくえじま)の観測サイトにはさまざまな測定装置が設置してあって、その数値は準リアルタイムでモニターできます。
また、NASAや日本の人工衛星からもデータがとれます。ですから中国で観測したデータがなくても状況は明確に分かります。窒素酸化物(NOX)、エアロゾル(大気中微粒子)の量などは人工衛星から計測できますから。
そういういろいろな観測データと大気物質の輸送モデル・シミュレーション結果を比較すれば、大陸からの大気汚染の状況は分かります。いくつかの機関で予測シミュレーション・システムも作っています。これから心配なシーズンが来ますから予測は重要です。
■黄砂のシーズン、大気汚染の影響は?
――大陸から黄砂がやって来るシーズンですが。
中島教授 そうですね。3月中旬から5月ぐらいまで続きますね。
――黄砂は大気汚染とは関係ないのでしょうか?
中島教授 黄砂はもともとタクラマカン砂漠やゴビ砂漠など乾燥域から飛んでくる砂です。黄砂の粒は「PM10」でひっかかるような、PM2.5より大きい粒子です。これが低気圧に巻き上げられて、最高で3,000メートルぐらいの高さまで上がって、それが偏西風に乗って日本まで飛んで来ます。
黄砂の通るルートは汚染されている中国都市部の上空を通過する場合もあります。その場合は、黄砂は汚染物質と一緒に飛んでくるわけです。
――気がめいってきました。影響はどのようなものでしょうか?
中島教授 最近では韓国や西日本などで黄砂のシーズンになると「ぜんそくになる人」が増えていると言う報告があります。きちんとした統計データがまだないので断定はできませんけれども。
――「砂ぼこりを吸い込んでもぜんそくを発症したりとか普通はしない。それが黄砂のせいでぜんそくになるのだとすれば、その黄砂が汚染されているからだ」という説明をする人もいます。それは事実だと思われますか?
中島教授 まあ普通に考えれば、これだけ中国の大気が汚染されていて、その汚染物質と同じルートを通って来る「黄砂」がその汚染物質に何も影響されていない、と考える方が不思議でしょう。もっとも10ミクロンよりもずっと小さな砂粒が影響すると言う人もいますから、複数の原因があると思います。
つまり黄砂が「活性炭」の役割を果たしているんじゃないか、汚染物質を黄砂が吸着しているのではないか、という話ですね。
――その黄砂が日本に来るんですか?
中島教授 大気汚染物質は目に見えないですが、黄砂は目に見えるから分かりやすいですよね。健康被害はすぐに影響が出るというものではありませんが、九州などの西日本の子供さんは、大気汚染の激しい状況では気を付けてあげるのが良いと思います。
■「越境大気汚染」にどう対処するか?
――この「越境大気汚染」に日本人はどう対処すればいいのでしょうか。
中島教授 防塵(ぼうじん)用のマスクをするとか、空気清浄機を入れるとか何らかの自衛策は必要でしょうね。これは余談ですが、首都圏に住んでいる私は、気管支が弱いので空気清浄機がないとすぐに咳が出てきてしまってだめです。
国際的には大気汚染防止策を各国が進めること、みんなで助け合って防止に努めることだと思います。
――マスクなどは効果があるのでしょうか。
中島教授 目の粗いマスクはPM2.5は通過してしまうので、対応したものが必要です。またマスクの着け方にもよるでしょう。
――根元の中国になんとかしてもらわないといけないわけですが……。
中島教授 問題はやはり各国の「やる気」です。日本も昔そうでしたが、「お金だ発展だ」とまい進しているときは、環境の方にはあまり意識が向かわないものです。日本の高度成長期もそうでした。東南アジアや南アジアでも大気汚染がひどいです。日本でももっと大気清浄化が必要です。
それが環境に意識が向かってから、いろんな規制、ルールができて劇的に良くなった。同じように中国がどれだけ本気に環境対策に向き合うかです。多くの人口を抱えて大変でしょうが、がんばってもらいたいです。
――本気でやれば良くなるのでしょうか?
中島教授 はい。例えば硫黄酸化物などは工場に脱硫装置を付けることで劇的に変わります。窒素酸化物は、ちょっと面倒だけど、自動車、トラックなどの脱硝装置の質を向上させるなど、真剣にやればできることはたくさんあるんですよ。
――日本も公害が社会問題になっていた時代がありましたね。
中島教授 最近でも例がありますよ。石原(慎太郎)さんが東京都内のディーゼル車の規制をやったときに、その前後で「脳卒中」の症例が減ったという報告があります。PM2.5の減少と因果関係があると推測されています。
ですから「やる気」がとても大事なんですよ。しっかり対策をとることで良い方向に変えられるんですから。
■やればできた? 北京五輪のときの変化
――中国はできるでしょうか?
中島教授 実際にやった例があるんです。北京オリンピックのときには工場の操業をやめたり、自動車の通行を規制したりしました。
――それで良くなったんでしょうか?
中島教授 数字は劇的に良くなったんですよ。その後、措置をやめたら元に戻りましたけどね。ですから、真剣に取り組むことですよ。あと大事なことは、国際的に「越境大気汚染」に関して取り組む枠組みを作ることですね。大気汚染を抑える必要があることはみんな認識していますから。
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2013/04/21(日) 00:00:56 |
社会・安全
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前回に引き続き、
※安全な街選びの重要な視点ランキング ・4位「県境」 第4は「県境」でしょう。
以前暴力団の立て籠もり事件で、町田近辺で神奈川県警と町田署の連携ミス問題があったことを覚えている方も多いでしょう。
残念ながら、現在、まだまだ日本の警察は、県警単位の連携がうまく機能していないので、特に、県警同士の境界となる県境の街は、管轄の切れ目で、どうしても日常的な防犯活動や捜査活動が手薄で、かつ支障をきたしがちです。
近年は、問題化したこともあり、県警同士の連携等もかなり図られつつありますが、まだまだ問題山積です。
そして、犯罪者にとっては、そのことは都合がよい為、どうしても犯罪が他の地域に比べ多発し、治安が良くないことは、知る人ぞ知る現実として認識されています。
以前新宿歌舞伎町が、防犯対策を厳しくしたことで、犯罪集団が、県境の有数の繁華街である「町田」に大挙して移動“西の歌舞伎町”と呼ばれるまでになったことは有名です。
これも県境であることで、一つの県警で有効な対策を速やかにうてないことも大きな要因と言われています。
「安全」を第一に街選びを考えるなら、“県境”は考慮すべき事項でしょう。
このような連携を呼びかけあうこと自体が、県境の危険性を際立たせます。
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<「ヒットアンドアウェー型」犯人が多い滋賀県 “交通の要衝”裏目に?> 産経新聞 2013/3/18
関西圏と中京圏をつなぐ高速道路や国道などが走る滋賀県は、古くから主要街道が整備された「交通の要衝」として知られる。しかし、この便利さゆえに、県外の人間が県内に入って侵入盗や自動車盗、すり、ひったくりなどの犯行をしたあと、“充実した”交通網を利用してすぐ遠方へ逃げる「ヒットアンドアウェー型」の犯罪が全国でも目立って多いという。昔からの滋賀の利点が裏目に出て事件解決が困難となっている現状に、県警が頭を悩ませている。
■県外者多い窃盗犯
京阪神、中京、北陸地方の境目にある滋賀県。古くから東海道や中山道などの主要街道が整備され、歴史的に政治の中心地を行き来する要衝とされた。戦国時代には「近江を制する者は天下を制す」とされ、織田信長ら名将が戦を繰り広げた。滋賀から全国に進出した「近江商人」たちは、のちの日本経済に重要な役割を果たす企業を次々と設立。また、海産物を運ぶため、北陸から京への街道も栄えた。
こうした位置づけは現代でも続き、県内には名神、新名神、北陸自動車道など高速道路をはじめ、国道1号や京滋バイパスなど重要な幹線道路が走る。県内の高速道路は1日当たり11万台、国道は同7万台が利用している。
県警によると、昨年発生した侵入盗や自動車盗、すり、ひったくり事件の「重要窃盗」と分類される犯罪で検挙した容疑者のうち、半分近くの42・4%が県外居住者で、栃木県に次ぎ、全国で2番目に高かった。滋賀県は昨年1年間の犯罪増加率が10%で全国最悪となったが、その比率を押し上げた「空き巣」(26%増)も侵入盗に分類される重要窃盗の一つで、対策が求められている。
■検挙難しいH&A型
「ヒットアンドアウェー型」と呼ばれる犯行を検挙するのは、「ひとつの県警では到底難しい」と捜査関係者は言う。
犯人は大都市圏に拠点を置くことが多いとされる。京阪神と中京圏を結ぶ交通網が充実した県内での犯罪は、犯人の足取りを特定するのが難しい。捜査関係者は「逃げた先が遠ければ遠いほどどこへ隠れたかが分からないのは当然」と頭を抱え、「だからこそ、現場捜査と他府県警との情報交換が重要であることは間違いない」と強調する。
それぞれの県警などでは、管内で発生した犯罪を詳細にデータ管理している。また、類似の連続盗難などが発生した場合は管区警察局や警察庁を通して通知が届き、各地の被害情報を知ることができる。場合によっては刑事の個人レベルで情報交換することもあるといい、県内だけではつかめない犯人情報を補っていくという。
■「広い視野で捜査」
「滋賀県警は、近畿管区警察局だけでなく、中部管区警察局とのやりとりも密にしている」と捜査関係者。同じような被害があれば合同捜査や共同捜査を開始し、容疑者グループを検挙することが多い。
県警は「犯罪増加率が1位となった今、率を押し上げる滋賀ならではのヒットアンドアウェー型犯罪をどう抑え、検挙していくかが緊急の課題。現場捜査と他県警との情報共有を密に行い、広い視野で捜査を尽くしたい」としている。
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<抗争事件捜査協力で協定 熊本、福岡など4県警> くまにちコム 2012年04月10日
対立が激化している指定暴力団の道仁会(福岡県久留米市)と九州誠道会(同県大牟田市)に対する捜査を強化するため、福岡、佐賀、長崎、熊本の4県警は10日、抗争事件発生時などに県境を越えて相互に捜査協力する協定に調印した。
福岡県警によると、暴力団の抗争事件をめぐり、都道府県警が捜査協定を結ぶのは全国初。
九州管区警察局(福岡市)で開かれた調印式で、福岡県警の菱川雄治本部長は「暴力団の凶悪な犯罪に強い憤りを感じる。4県警で緊密に連携し、力強く捜査を進めたい」と決意を述べた。
福岡市で8日、九州誠道会の幹部が銃撃され重体となるなど、2団体による事件は後を絶たない。4県警は協定に基づき初動捜査を迅速化、事件の早期解決と新たな抗争の抑止を図る。
協定は、福岡と佐賀、福岡と熊本、佐賀と長崎のそれぞれの県境から15キロの範囲で起きた2団体による抗争事件や、拳銃や手りゅう弾を使った事件の捜査が対象。
隣接する県警から応援に駆け付けて事件発生地の県警の指揮下で捜査することが可能となるほか、新たな事件を防ぐため組事務所などの警戒活動を共同で実施する。
道仁会と九州誠道会の抗争事件は2006年5月から続き、一般市民を含む20人以上の死傷者が出ている。
熊本県内では、5件の発砲事件が発生し、延べ4人が死傷している。調印式には、県警から西郷正実本部長と木村浩憲組織犯罪対策課長が出席。協定により、両組織の抗争に関しては、大牟田市などへも県警の捜査権が及ぶことになる。
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(参考情報)県境はやはり犯罪の温床のようです…。
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県境の危険性は警察も認識!ひったくり・性犯罪は、犯人が、都県境を越えて犯行を繰り返しケースも目立っている・・・!
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【町田警察】
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県境の危険さはいずこも同じ・・・
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【警察署等再編整備構想~県民が安全で安心して暮らせる地域社会を確立するために~茨城県警察本部】
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県境を悪用する犯罪者!・・・責任認めたがらない官僚である国家公安委員長さえも認めざるを得ない県境の危険性!(赤字部分要注意!)
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<中野国家公安委員長の「重大決意」> 文芸春秋web 2011.08.10
被害者家族と面会した大臣は静かに語り始めた
夏が巡る。アシの茂る河川敷を踏み分け、不可思議な事件を追い続けて五度目の夏。何かが動き始めた……。
栃木と群馬の二十キロ圏で連続した幼女誘拐・殺人事件。 私にはそれは同一犯の犯行に思えた。
にもかかわらず、そのうちの一件「足利事件」だけが菅家利和氏の逮捕で、解決したとされていた。
ところが独自取材で浮かび上がったのは現場で目撃されていた不審人物「ルパン」という男だった。ならば菅家氏は冤罪ではないのか?
〈菅家は絶対にクロ〉。そう言い切る捜査員達の声の中で、キャンペーン報道を続けた結果、冤罪は発覚した。
だが今度は警察は〈ルパンはシロ〉と連呼する。納得できない事件の被害者達は、家族会を立ち上げた。望むものは、もちろん事件の全面解決だ。
菅直人総理の命を受けた、中野寛成国家公安委員長は「五つの事件の関連性を含め、解決のために全力をあげる」と決意を固め警察庁に指示をした。つまり捜査当局は何らかの結果を求められることになる……。
「足利・太田連続未解決事件家族会」。被害者の家族が団結し、事件解決を求めて、家族会を立ち上げたことを前号でお伝えした。六月二十九日には、東京・永田町の参院議員会館で結成記者会見が行なわれた。多くの報道陣が詰めかける中、会長の横山保雄さんが緊張の面持ちで、マイクを握り口を開いた。「徹底した捜査を警察、検察にお願いしたくてこの家族会を立ち上げました。私達一人ひとりでは何もできないけれども、家族が一緒ならば動かないことはない」。
九六年、群馬県太田市のパチンコ店から誘拐された娘の、ゆかりちゃん(当時四歳)の行方は今もわからない。店内の防犯ビデオに残されていたのは、野球帽にサングラス姿の不審な男。動画でそしてポスターで、男の映像は流され続けた。しかし未だにどこの誰かすらわからない。
八七年に群馬県尾島町(現太田市)で誘拐され、翌年利根川の河川敷で白骨となって発見された大沢朋子ちゃん(当時八歳)の父・大沢忠吾さんが事務局長となった。「国会で連続犯の可能性を認めた以上、その状況を踏まえて徹底的な捜査をお願いしたい。警察は正義を見せて欲しい」。たとえ時効であっても、事件の真相を知りたいと言う。
七九年、足利市で起きた最初の事件の被害者・福島万弥ちゃん(当時五歳)。万弥ちゃんは、自宅付近で姿を消し渡良瀬川の河川敷でリュックサックに入れられ棄てられていた。父・譲さんは訴える。「人を殺した人が、のうのうとしている。親としてそれだけは勘弁できない。二度と同じ事件を起こさないために、法治国家の日本がきちんと機能しているのを見たい」。
会見には、家族会を支援する衆参の国会議員十名も顔を揃えた。
風間直樹参議院議員が強い口調で指摘する。「五件の連続誘拐事件なんです。こんな事件は他に日本にはない。それを未解決のまま放置している。もしこれでも警察、あるいは検察が動かないならば、司法、捜査機関の名に値しないと思います」。風間議員は、これまでも行政監視委員会でこの事件について追及を続けてきた。
予算委員会で事件を知り、衝撃を受けたというのは、三原じゅん子参議院議員。「幼女を対象とした事件は非常に再犯率が高い。時効という壁はあっても、何よりも事件を解決することが必要だと思う」。
「足利事件」の被害者・松田真実ちゃん(当時四歳)の母・ひとみさんは「同一犯の可能性があると指摘された中、何もせず、答えを出さない警察の誠意のなさに納得がいきません。真犯人は間違いなく放置されているのです」。
・釈明行脚した警察
実は、この結成記者会見の直前になって、にわかに警察の動きが慌ただしくなった。残念ながらそれは捜査の進展ではなく、むしろ逆の動きだったのだが……。一年以上も連絡が無かった栃木県警から、松田ひとみさんに電話があったのは、記者会見の五日前のことだ。その日のうちに松田さん宅に駆けつけたのは二人の県警幹部。彼らは、到着早々こう切り出した。
「文藝春秋の連載に載っているルパンに似ているという男についてですが……犯人ではありません」
この連載で一年にわたり報じてきた不審人物ルパン。事件現場の渡良瀬川河川敷で目撃された漫画のルパン三世に似た人物のことだ。そのルパンと考えられる男は、事件直前に被害者・真実ちゃんと話をしていたことを認めた。男の写真を目撃者に見せると、似ていると証言。男は連続犯の条件をも満たしていた。それだけでは無い、筑波大学法医学教室・本田克也教授によれば、その男のDNA型は、本田教授が検出した「真犯人の型」と完全に一致していたというのだ。
栃木県警幹部はこれを否定したのである。「警察庁から通知がありまして、今日、横山さんにも説明しています」。確かに同じ日、群馬県警も横山さん宅を訪ね、同様の説明を行なっている。二つの県警の幹部が、同時に動くというならば、それはまさに警察庁の指示であろう。それにしても、なぜ会見直前のタイミングだったのか。警察庁の幹部自身も、家族会を支援する国会議員に説明に訪れている。そしてその話もまたルパンとはDNAが“合わない”という話の蒸し返しだった。
〇九年の足利事件の再審。証拠品のDNA再鑑定は、弁護人推薦の本田教授と、検察推薦の法医学者の二人の手により行なわれた。現場で見つかった被害者・真実ちゃんのシャツには、犯人の精液が付着していた。このシャツを二つに切断し、それぞれの法医学者が持ち帰り鑑定を行なった。その結果どうやら二種類の犯人のデータが検出されてしまったようなのだ。
いったい、どちらが真犯人のDNA型なのか。真相を解明するにはシャツに残されているDNAを、第三者の手で徹底的に鑑定するしかない。だが当局は、頑なにそれを行なわず、本田鑑定を徹底的に否定。検察推薦の鑑定人の結果だけを正しいとしている。
この日、松田さん宅を訪れた、栃木県警幹部の説明も、検察推薦の鑑定人が検出したデータと、ルパンの型が合わない、そう説明しているのだ。だが、実はその説明はこんなものだった。
「シャツに付いたDNAの持ち主が、犯人であるという前提で申し上げると、ルパンという男は犯人ではないという結論に達してしまいます」
シャツに付いていたDNAを犯人のものと断定し、それを根拠に十七年半も菅家氏を牢獄に入れていた同じ県警の幹部の言葉とは思えない。
そもそも、これでは県警幹部は、被害者家族に向かって“犯人はわかりません”とわざわざ説明に来たことになる。
家族が待ち望んでいるのは真相の究明だ。ルパンが犯人ではないと言うならば、警察が信じる真犯人を見つけ出せば良い。ただ後ろ向きな釈明を続ける警察に家族は納得できない。
七月十四日、家族会は東京・霞ヶ関の警察庁が入る合同庁舎に向かった。横山保雄さんの手に握られていたのは事件の解決を求める「嘆願書」だ。
冤罪まで生み出した足利事件、そしてサングラスの男の特定さえできないゆかりちゃん事件。このままでは事件の解決は難しいと考えた家族達は「同一犯による連続事件」という新たな視点からの捜査に期待をかけた。
[5月16日の参議院行政監視委員会で風間直樹議員の質問に対し、警察庁刑事局長は「足利事件とその前後に発生した事件が同一犯である可能性は否定できない」としながら、総理答弁後に新たな捜査の指示を出していないと答弁しました。極めて重大な連続事件のはずなのに、実際は同一犯としての捜査はほとんど行なわれていないのです。ぜひとも捜査機関に“同一犯による連続事件”を考慮した捜査をお願いいたします]。そう記された書面の末尾には、五組の家族の署名が列ぶ。
面会相手は、警察庁を所管する、中野寛成国家公安委員長と「指示は出していない」と答弁したその人、金高雅仁警察庁刑事局長だった。
嘆願書を手渡す家族会
被害者家族が大臣室で面会するという極めて異例の展開。しかも五件の事件の全家族が顔を揃える。そのやりとりはどんなものだったのか。同席した有田芳生参議院議員から聞いた。
「係員に促され大臣室に入るとすでに中野さんと、刑事局長が待っていました。そして家族会が横に並ぶ形で立ちました」
横山さんが書面を中野氏に手渡し「同じ文面ですが、菅総理にもお渡しください」と言い添えると、大臣は「わかりました」と答えた。家族達が五人の幼女の写真を胸に、中野大臣と並んで撮影されると冒頭取材は終了。マスコミは退席し本題に入った。
・警察トップの謝罪と決意
「中野さんが静かに話し始めたんですね。今回、家族会と自分が会ったのは菅総理からの指示であると説明し、そして謝罪したんです。『これまで犯人を検挙できなかったことは、警察としても悔しいことで、ご家族には大変申し訳ない思いをさせました』。
さらに
『事件は栃木、群馬と連続している、警察行政は縦割りの問題があるが、犯罪者には県境はない』と強調しました。 そして今後の捜査について『横山ゆかりちゃん事件は時効がないから、それを突破口にして五つの事件の関連性を含め、解決のために全力をあげていく』との決意を述べてくれました。大臣は右後にいた金高刑事局長の姿を視野に入れながらこう言ったんです。『強い指示を出していますから』と。すると刑事局長は、無言でうなずいていました」(有田議員)
それまで黙って聞いていた横山さんが大臣に対し口を開いた。「大臣がすべてを語ってくれました」。横山さんは、自分が言おうとしたことを先回りして言ってもらったような気がしたという。
「横山さんは、涙ぐんで、声はほとんど聞き取れませんでした。代わりに横山さんの奥様が『お願いします』と伝えていました。金高局長は『ゆかりちゃん事件はいまでも捜査をしている。そこに栃木県警の情報を持ち寄って協力体制を取っていく』と説明。更に中野大臣は『ゆかりちゃん事件に絞っての捜査ではありません。五つの事件が関連性があることは否定できないので、総合的な捜査を進めていきたい』とその覚悟を語ってくれました」(有田議員)
警察のトップである国家公安委員長の決意。家族会のメンバーはその言葉に共感したという。松田ひとみさんは「大臣は、私達と同じ一般人の目線で、話を聞いて下さいました」とメッセージを出した。
翌日の朝刊には〈全力を挙げ解決〉〈5件の幼女殺害・失踪事件〉〈栃木・群馬の女児未解決事件〉などと呼び名こそ不統一ながらも、多くの紙面に連続事件報道が並んだ。
ところがその一方で、肝心の捜査に当たる現場から、こんな声が飛び出したのだ。群馬県警捜査一課の柳健治次席のコメントだ。
「指示は把握していない。今後も個々の事件の捜査を粛々と続けていくのみ」(朝日新聞・群馬版)
新聞を読んだ横山さんは言葉を失った。「これはつまり、同一犯としては考えてないということですよね。ふざけてますね。なぜここまで頑ななんでしょうか」。娘が消えて十五年。これまでの捜査では、どうにもならないからこそ横山さんは、同一犯という視点での再捜査を願った。だが、その現場がこんな調子で、どれ程真剣な捜査が行なわれるのか。家族達は手放しで喜べなくなってしまった……。
事件の真相解明には、まだ多くのハードルが連続するようだ。
前述した証拠のシャツに纏わる、二つの真犯人のDNA型の問題も深い。
時効で捜査をしないならばと、松田ひとみさんは、娘の遺品のシャツの返却を望んできた。民事訴訟も考えているからだが、そのシャツを保管している宇都宮地検は、次々と理由を変えて返却をしない。シャツに付着する真犯人のDNA型の徹底的な鑑定を行えば、真実が明らかになる可能性があるにもかかわらず、まるで何かを隠蔽するように握りしめたままだ。
所有者が請求している押収物の返却。それに応じないのは刑事訴訟法(百二十三条)に触れる可能性があることはこれまで指摘してきた。
大阪地検特捜部の郵便不正事件での証拠品改ざん事件を受け、最高検察庁は検察の組織改革を行なうという。その一環として、検察官の違法行為をチェックする監察部門が新設される。事件の真相を明らかにしようとせず、証拠品の返却にすら応じない宇都宮地検こそ、この新部署の扱い範疇ではないのか。
折しも七月二十一日には、DNA鑑定に纏わる別のニュースが飛び込んできた。九七年に東京・渋谷区で発生した「東電OL殺人事件」。この事件はネパール人、ゴビンダ・プラサド・マイナリ受刑者の無期懲役が確定している。その証拠の一つがDNA鑑定だった。殺害現場の部屋から発見された精液のDNA型とゴビンダ受刑者の型が一致したことなどを理由に有罪判決が下されている。
今回、再審請求審での弁護団の求めで、東京高検が被害者の体内に残されていた精液のDNAを鑑定したところ、ゴビンダ受刑者とは別の男のDNAが検出されたという。これをそのまま無罪の証明とするのは難しいが“別の男が事件現場にいた”と言える新たな証拠の発見ということになる。
だが、疑問として残るのは、なぜ事件直後に部屋にあった精液の鑑定だけを行い、肝心の被害者体内の鑑定を行っていないのか。今回浮き彫りになったのは、DNA鑑定が真実究明ではなく、捜査の都合に合わせてだけ利用されているという実態だ。
・なぜ一件も解決できないのか
五人もの幼女が被害者となった重大事件。それは犯人が一人であろうが、別個であろうが、何が何でも解決されねばならない事案だ。だが、捜査当局はこれまで連続事件を否定し、その取材を試みる記者に対し、矮小化しようとさえしてきた。
家族会の福島譲さんは、折りに触れてこう指摘する。「こんな狭い地域に、四人も五人も犯人がいると思えないんです。でもね、もしそうなら、今度はそれを一人も捕まえられないというのも、また情けないでしょ……」。
これだけの長い期間にわたり、一件も解決できないという現実。それもまた、同一犯の犯行を指し示していると言えるのではないか。
横山ゆかりちゃん事件で防犯ビデオに残された帽子とサングラスの男。その身長はこれまで[一五八センチ位]とされてきた。それを根拠に〈ルパンとは○センチ違うから別人です〉と群馬県警は横山さんに説明をしている。
一五八センチという、その身長の割り出しを行った当時の捜査員に取材をしたことがある。すると「方法は画面の映像と、同じように見える背丈の人物を何人か立たせて割り出した。数センチの誤差はありますよ」というものだった。映像の専門家に聞くと「カメラの設置角度と画角を計り、背景などに写り込んだ物の形状を測定して計算すれば、かなり正確に分かると思います」と言う。未だにサングラスの男にたどり着けない以上、こういった基本的な部分から再度点検していく必要があるのではないか。
・封じ込められてきた事件の真相。
連続犯説を、そしてルパンの存在を当局はなぜここまで否定するのか。その背景に見え隠れする危うい構造をこれまでも指摘してきた。
冤罪が発覚した際には、菅家氏に頭を下げた栃木県警。だが警察内部からは今もこんな声が漏れ伝わる。〈菅家は実は本当の犯人なんだよ〉。それは、冤罪被害者に、灰色のペンキを塗り続けることで保とうとする体面か。ならば時効の真犯人を明らかにして、己の手で冤罪の完全証明をするなど、御免こうむるということか。
真犯人が特定されれば同時にそのDNA型も明らかとなる。すると逮捕当時の鑑定方法だった初期のMCT118法の致命的な誤りも立証される。
〈当時の鑑定に大きなミスは見当たらない〉と、謝罪すらしない警察庁科学警察研究所の面目は保てなくなる。
そして同じMCT118法を証拠に起訴したいくつもの事件を抱えるのが検察庁だ。その中には、すでに執行された死刑判決まで含まれる。
更には、菅家さんの再審で正しいと言い続けた検察側の鑑定結果を、今更否定などできないということか。
・真犯人は今も笑っている
いずれにしても足利事件では警察、検察、科警研といった捜査機関が軒並み“利害関係者”になってしまっているということだ。自浄作用が働かないのならば、真実の究明は第三者が行なうべきなのか。
日本弁護士連合会は、足利事件などの内部調査は不十分として、国会または内閣に調査機関の設置を求めた意見書を関係機関に送付している。だが、そのような形で真実が明らかにされることは、この国の司法にとっては決して望ましいことではない。
事は正義の問題である。警察、検察という組織にとって、それがどれ程に重要なものかが問われているのだ。ここを譲ってしまったらこの国の治安は崩壊だ。冤罪事件の責任は、真相を解明することでしか取り返せないのだ。
・中野国家公安委員長の決意。
それは家族に伝わった。サイは今投げられたのだ。捜査の現場はそれを真っ正面から受け止めると信じたい。
そして何より、被害者の子供達だ。多くの夢を絶ち切られた五人の女の子。万弥ちゃん、有美ちゃん、朋子ちゃん、真実ちゃん、そしてゆかりちゃん。
この子達がいったい何をした。ただ生きたかった、ただ両親の側にいたかった。そして、親は子の成長する姿を見たかった。それだけなのだ。そんな小さな幸せを奪った卑劣な男。
そいつは今も笑っている。
今こそ全力の捜査で、この子達にこそ報いてあげて欲しい。
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2013/04/18(木) 00:00:03 |
社会・安全
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