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だまされるな!溢れる情報の中で漂流するあなたへ! 

巷には情報が溢れています。しかし情報に翻弄され、ニュース・商品等の正しい姿が捉えらません。溢れる情報に騙されたくない皆様に、山一證券を経てコンサルの筆者のブログジャーナル。

「モンスタークレーマー」会社、学校、病院、個人…標的にされたらどうする? ・・・そうか「団塊」だったか!

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<「モンスタークレーマー」会社、学校、病院、個人…標的にされたらどうする?>  プレジデント8月 6日
 わが国で企業や公的機関へのゆきすぎたクレーム行動が一般に広く問題視されるようになったのは約15年ほど前からのこと。
 そもそも正当なクレームは、企業経営を改善し活性化するための貴重な情報源となる。ところが、この時期から客観的にはとても正当とはいえない悪質なクレームが増え始めた。さらに「東芝クレーマー事件」によってインターネットの影響力が広く知れ渡り、同事件が起きた1999年ごろからは、インターネットを最大限活用して苦情の中身を社会に広めようとするクレーマーが出現。こうした事態への対処に企業側は頭を抱えているのが実情である。
 かつても製品の不具合、サービス不良などを理由に企業へ因縁をつけるタイプの悪質クレーマーは存在した。いわば暴力的背景を持ったクレーマーだ。
 一方、近年問題なのは、製品の不具合など苦情の入り口は同じでも、そこから非難の方向を変えて、企業の社会的姿勢などを声高に追及するタイプのクレーマーである。苦情の前提と要求の内容には著しい差があったり、苦情の相談がなかったりするからモンスタークレーマーといってもいい。背景に「我こそは正義」という思い込みがあるため、大変対応しにくい相手である。
 というのは、暴力的背景を持ったクレーマーの場合、直接的には金銭を要求していなくても、要求の内容はわかりやすい。これに対して、“新種”であるモンスタークレーマーは、正義を述べ立てることによる自己陶酔や憂さ晴らしといった、別の動機によって行動している。そのため、例えばモンスタークレーマーに金銭の提供を申し出たりすると、逆に相手の態度を硬化させ、問題を長引かせることにつながりかねない。「対応しにくい」というのは、このことだ。
 モンスタークレーマーの標的は企業だけではない。“被害”はいまや自治体や国の機関、学校、病院、さらには芸能人や政治家といった個人にまで広がっている。また、“クレーム慣れ”しているはずの企業でも、消費者相談室などの専門部署ではなく現場の個人が標的になることがある。誰もがクレーマー被害に遭う危険があるのだ。
 2007年からは、実社会での知識・経験が豊富で、学生運動にも関わった団塊世代が続々と退職している。彼らのごく一部が、ゆがんだ正義感をふりかざすモンスタークレーマーと化して、現役サラリーマンを苦しめているという現実も見逃せない。
 電話やネットを通じた「情報による攻撃」は、暴力をともなう物理的な攻撃よりも効果的に人を打ちのめすものである。たとえ専門的な訓練を受けたクレーム担当者であっても、モンスタークレーマーからの執拗な攻撃を受ければ「心が壊れてしまう」といわれている。通常業務を抱えた一般社員ならなおさらだ。
 常軌を逸したクレーム電話が続いたり、ネット上の誹謗中傷がやまなかったりしたときは、偽計業務妨害罪(刑法233条)にあたるケースもあるので刑事告訴といった対応も可能である。ただ、弁護士に相談しても、弁護士は告訴や損害賠償といった法的解決を想定しがちだが、それは対策のごく一部。私が推奨したいのは定期的に「対モンスタークレーマー訓練」を行うことだ。
 クレーマー役の社員が営業や総務、支店などの窓口にシナリオどおりのクレーム電話をかける。それだけでも役に立つ。防災訓練と同じで、一見芝居に見えても、事前にやるべきことや進むべき道筋がわかっていると、モンスタークレーマーの不意の襲来にも冷静に対処できる。備えあれば憂いなしであり、まずは心の備えが重要だ。
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ぼへー クレーマーについては、様々取り上げられてきましたが、上記の記事は、新たな視点があり、妙味を感じましたね。

「・・・“新種”であるモンスタークレーマーは、正義を述べ立てることによる自己陶酔や憂さ晴らしといった、別の動機によって行動している。・・・2007年からは、実社会での知識・経験が豊富で、学生運動にも関わった団塊世代が続々と退職している。彼らのごく一部が、ゆがんだ正義感をふりかざすモンスタークレーマーと化して、現役サラリーマンを苦しめているという現実も見逃せない。・・・」

 ヒマな「団塊の世代」の増加とモンスタークレーマーの相関・・・達観ですね、その通りでしょう。
そう言われてみれば、ソモソモ「団塊の世代」が関わるとロクな事が起こりません、今思えば、学生運動を初め・・・この世代全体がクレーマーみたいなものでしたね。

「団塊の世代」周辺の世代の人には、悪いですが・・・。
日本という国家の歴史を遡ってみても、これほど国家の為にならず、国家から甘い汁を吸い尽くした世代は、有りません。
ようやくこの世代が老境に差し掛かっても、「定年後は、今までお世話になった国・社会に、恩返しでもするか…」なんて殊勝な心は、綺麗サッパリないのがこの世代。
せいぜい「地域社会に貢献を・・・」とか言いながら、地域のコミュニティに顔を出しては、ツマラナイ主導権争いするぐらいです…。
 結局社会参加もうまくいかず、有り余る体力の捌け口として、「心ゆくまで、クレイマーをやるぜ~」といった所なのでしょうね・・・。

*大体、団塊周辺世代は、いかに楽な世代であったことか・・・
・戦前・戦中時代のように、戦争に行ったり、敗戦後の本当の窮乏生活も知らず・・・
・戦後の復興期に戦前・戦中時代の人たちが多大な苦労をしている頃は、お気楽な子供時代。
・高度成長期にかけて就職し、一貫して戦後の右肩上がり経済を堪能。
・バブル崩壊の影響は、若干受けましたが、その後の世代のように直撃は避けられ、年功序列もギリギリまっとうデキタ世代。
・これからの世代の給付減・負担増は、生涯で考えれば数千万単位で有ることに比べれば、団塊の世代は、年金制度等も、ほぼ戦前・戦中派の人たちと同じ仕組みのまま、逃げ切れます。
 
 その上、この団塊周辺世代は、これほど国家から恩恵を受けながら、貢献はしないという、今までも、これからも日本の歴史上存在しないほどラッキーな世代だというのに・・・、そんなことは当然の権利の如く思い、感謝の念などサラサラ無いどころか、「モットモット・・・」と不満タラタラという世代であることも特徴的な傾向です。(言われてみれば、クレーマーの素質十分!)
・若い頃は、学生運動、安保闘争だのとクダラナイ運動で騒ぎたて・・・今思えば、この頃から、この世代はクレイマーだったね!
 じゃあ左翼かと思いきや、卒業するとチャッカリ就職して、高度成長の果実を受けとる・・・。
・じゃあ愛社精神あるのかと思うと、定年になると中国あたりに再就職、今まで日本の会社で培った技術・ノウハウを漏洩して一稼ぎ・・・。
日本の後の世代のことなど、知ったこっちゃ無い世代。

どうして団塊の世代ってこんなことになっちゃたのか?
社会学者にでも、じっくり調べあげてほしいものです。
こんなお気楽な団塊の世代が生じる重い年金・医療・介護の負担をさせられる、今後の世代は、お気楽団塊の世代のような高待遇を受けられることは、もう2度と有りません・・・。

-団塊の世代周辺の皆様!-
国家の歴史を学び、いかに自分たちの世代が日本という国の暦史上、国家から恩恵を受け、国家への貢献が少なくて済むお気楽な世代であったかを知りましょう。
そして、せめてモンスタークレイマーになるのは、およしなさい!ホント!

<追記>
 戦前・戦中派の世代の方々は、戦争時を含め多大な貢献をされてきている事が分かるので、我々世代もその年金・介護・医療について負担するのは、抵抗感がないですが・・・
団塊周辺世代は、何の苦労も知らず、後の世代に負債ばかり残していくという“キリギリス世代”であり、「何でこの世代の年金・介護・医療の負担を我々が・・・」という気持ちになりますね。
 団塊周辺世代以後の世代は、このキリギリス世代を負担させられ、その後もずっと苦しい世代に戻りますから・・・。
本当に、この団塊周辺世代だけは日本史上最大の鬼門でしたね。

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  1. 2009/08/31(月) 00:00:01|
  2. 時事
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竹中平蔵氏、パソナ取締役に :現代の周旋屋を実現した政治屋がこれでは・・・倫理的にどうなの?

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<竹中平蔵氏、パソナ取締役に>
 人材派遣大手のパソナグループは29日、小泉内閣で経済財政担当相や総務相などを務めた竹中平蔵慶大教授(58)を8月26日付で取締役に迎えると発表した。任期は1年。社外取締役ではなく、より会社の中に入り、経営や事業について助言してもらうという。
 竹中氏は01~06年に閣僚を歴任し、07年からは同社の特別顧問や取締役の諮問機関であるアドバイザリーボードの一員を務めてきた。
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ぼへー これは、本当にひどい話ですね。
 規制緩和を実行して派遣業という現代の周旋屋を巨大産業にした政治屋が、周旋屋の会長になるとは・・・。
法的に問題は無いかもしれませんが、道義的にこんなことが許されてはいけないでしょうね。
順序が逆なら収賄といってもいいような話です。

 そもそも人材派遣業なんて、そんな近代的な名前に相応しい産業ではなく、“周旋屋”“人材ブローカー”と呼んだほうがピッタリきます。
派遣に関わり高い仲介手数料を取り、派遣業のお陰で、労働者の地位は、「ああ野麦峠」「女工哀史」の時代に戻ってしまったかのようです。
かつての「ああ野麦峠」のような辛い時代を経て、戦後になり労働基準法が制定され、労働における中間搾取がなくなるように・・・
(人夫をタコ部屋に送るような時代に戻らないように…)仲介を禁止する規定が定めらていたのに・・・
 バブル以降の規制緩和で、仲介禁止規定がなくなり派遣業がほぼ全面解禁されてしまった結果です。

 私は、「規制緩和」には、基本的に賛成です。
しかしながら、2つだけはやっていけなかった「規制緩和」があったと思います。
そのうち一つは、「自動車に関連する規制緩和」。
もう一つは、この「労働に関する規制緩和」です。

 確かに規制緩和前の、日本の労働慣行は、過剰規制の面が見られました。
それでも日本における労働者と事業主の関係は、「労働組合も事実上大企業にしかないこと」、「司法へのアクセスが悪く費用もかかりすぎる為、実効性のある労使紛争の解決手段が殆ど無いこと」を考えれば、過剰規制でもいたしかたない面がありました。
 それを、景気回復・規制緩和・グローバルスタンダード…といった心地よいスローガンとともに、この20年位で驚くほど労働に関する規制を緩和してしまいました。

 そして結果として人材派遣業という名の「周旋屋」が一大産業となり、闊歩する時代に戻ってしまいました。
労働者は、事業主様と直接対峙して契約する立場でなくなり、周旋屋に集められ、求めに応じて連れ回される立場に戻りました。

 人事・労務に携わったことがある方ならご存知でしょうが、そもそも直接雇用されている労働者を守る労働基準法・労働安全衛生法…etcの労働関係法規は、実態としては、その大半は守られていない上、取締まりもほどんど有効に行われていないのが実情である。
労使紛争の解決手段も当てにならず、事実上、労働者の泣き寝入り状況なのだ。
それでも労働者が何とか守られていた最後の砦は、“労働の仲介禁止”規定であったのです。
これは、労基法以前には、周旋屋(悪徳人材ブローカー)が、労働者と事業主の間で、不当な利益を収奪していた(人買い・人売り)ため、これを禁止し労働者が不当に収奪されることを防ぐために設けられた規定であった。
 事実上、周旋屋(悪徳人材ブローカー)の現代版である派遣業など認めれば、どのようなことになるかは自明の利でした。

 返す返すも、今頃「格差・格差…」なんて騒いでいる左翼政治屋の間抜けさが悲しいですね。
労働組合に支持してもらってるんだったら、このような結果の見えた規制緩和を、経団連に負けてないで、反対し押し返すべきでした。

結局、周旋屋が巨大産業となってしまった現在、既成事実化しそれのお世話になっている者も多数存在しますから、規制緩和前に戻すことは、事実上不可能になってしまいました。
現状は、政権交代しようが、もはや経団連の思う壷です。

 これを教訓に、労働分野で、最後に残る「外国人労働の規制緩和」については、国民は騙されずに正しい判断すべきですよ。
外国人労働の規制緩和についても、「国際化・少子化による労働不足の解消…」といった心地よいスローガンを経団連中心に唱えて、急速に規制緩和に進みつつあります。

 断言しますが、この労働分野における最後の規制(外国人労働の規制緩和)を緩める時、いよいよ日本の労働者は、どん底へ向かうことになります。
そして、スローガンである国際化・少子化の解消なんてことは、実現出来ないことも改めて知ることになります。
(経団連って、ほんと恐ろしい…。金しか考えない集団だが、金のための政策実現力はスゴイと思いますね…)

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  1. 2009/08/29(土) 00:00:01|
  2. 時事
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田母神元空幕長:これはヒドイ、自著の宣伝・話題集めの為に、ここまで原爆被害者を愚弄できるものなのだろうか・・・

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<田母神元空幕長 広島平和式典「被爆者も2世もいない」>  /8月25日 毎日新聞
 田母神(たもがみ)俊雄・元航空幕僚長は25日、衆院宮崎1区に立候補している無所属前職の応援演説で宮崎市を訪れ、広島原爆の日の6日に広島市で開催された平和記念式典の列席者について「被爆者も2世もいない。左翼ばかりだ」などと述べた。これに対し、広島、長崎の被爆者からは批判の声が上がっている。
 田母神氏は演説で6日に広島市で講演したことを紹介。さらに平和記念式典について「慰霊祭は左翼運動。あそこに広島市民も県民もほとんどいない。原爆の被爆者も2世もいない。並んでいるのは全国から集まった左翼。一部政治勢力が日本弱体化を図っている」などと述べた。
 広島市によると、式典参加者は約5万人。会場には被爆者や遺族のための席も2000以上準備されている。 長崎原爆被災者協議会の谷口稜曄(すみてる)会長(80)は「原爆犠牲者に対して失礼だ。式典には歴代首相が参列して恒久平和と核兵器廃絶を誓っているのだから、日本政府はきちんと田母神氏に抗議すべきだ」と話した。
 広島県被団協の坪井直理事長は「広島の平和記念式典は被爆者が平和宣言を聞き、亡くなられた方々に献花などする場。田母神氏の発言は実証がないのに人を扇動するばかりだが、何の効果もない。騒ぐ必要はないだろう」と話した。
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ぼへー 先日もこの軍事評論家の発言について取り上げましたが・・・田母神氏が広島で講演 「被爆国として核武装すべき」・・・軽佻浮薄のトリックスターか!

 この軍事評論家も先日の核武装発言は本人も意気軒昂だったようだが・・・
世間では「何言ってんの、このバカ・・・」的扱いの上、大して話題にもならなかったため(自らの品性を落としただけ)・・・
相当いきり立ってきているのでしょう。
「核武装ぐらいじゃ、インパクト足らなかったかな・・・ちょっとお客さんの集まり悪かったな・・・」とでも思ったのでしょう。
上記のようなエスカレートした発言で話題集めに勤しんでいます。

しかし、こんな発言すれば、頭がイカレたとしか思えない発言なので、衆目は集めるでしょうが、こんなキチガイの言うこと普通の人は相手にしなくなるだけです。
押尾学のブッ飛んだ発言を面白がるけど、マトモに聞くのはコアなファンだけなのと同じです。

きっとこの軍事評論家の周りにも、タイコモチのシンパしかいないのでしょうね。
完全に「裸の王様」状態で、常軌を逸しています。
誰か止めてやれば良いのに・・・。
このブッ飛びようでは、MDMAでもやっているのでは?と疑いたくなりマスね。

・・・「広島県被団協の坪井直理事長は「広島の平和記念式典は被爆者が平和宣言を聞き、亡くなられた方々に献花などする場。田母神氏の発言は実証がないのに人を扇動するばかりだが、何の効果もない。騒ぐ必要はないだろう」と話した。」・・・

 もはや、アホ過ぎて被爆者の方々も、このお騒がせ軍事評論家の話題集めに、付き合う気すら有りません。(大人とはこういうものでしょう。)

 平和記念式典は、歴代首相・皇族も参列したことも有る、原爆被害者の鎮魂の為の式典として広く一般に認知されているでしょう。
そのような式典を、「被爆者も2世もいない。左翼ばかりだ」・・・などと述べるこの軍事評論家は何様なのか?

自衛隊でヌクヌクと、国の為に血を流すことも無く、定年まで税金で食わしてもらい・・・
定年間際に、第二の人生:軍事評論家としての箔付けに、政府見解と異なる発言をして話題を集め、統帥権者である首相に謝罪をさせ・・・他の国なら軍令違反で懲罰ものですね!
その上、「退職金は満額もらう」というチャッカリさん!
愛国者ぶっているが・・・完全なエセ。
この人は国の為に犠牲を払ったことなど無い。
国(自衛隊)を利用し、第二の人生にまで活用し、しゃぶりつくしています。
商売人としては、スゴイ資質。

こんな国家に奉仕したことも無い輩が、昭和20年の戦争末期、学徒動員・勤労奉仕・・・で国家の為に働き・尽くしていて広島で被爆した方々の鎮魂の式典に何か言う資格などあるものか。

人には、やって良い事と悪い事がある。
平和記念式典を愚弄するなどやってはいけない事の代表例だ。
この軍事評論家のシンパは「表現の自由だ・・・」などと、ほざいているが、そんな問題ではない。
人間としての慈愛・品性の問題なのです。

 残念ながら、この軍事評論家は、これで「スキャンダル屋」・「ヨゴレ」・・・といったイメージが完全に定着ですね。
もう、シンパ以外にこんな品性下劣な人間の言うことマトモに聞く人はいないでしょう。

なんで右寄りにはこんなバカチンしか現れないのか?
だから左にやられちゃうんだよ。
もう少し品性・知性をつけないと、主張の内容以前の段階で、一般人は呆れ、引いちゃうよ!
ホント!

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  1. 2009/08/27(木) 00:00:01|
  2. 時事
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学校側「いじめあった」=中3男子焼身自殺-・・・あったことは認めるが、自殺の原因とは認めないのか・・・先生たち、恥ずかしくないの?

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<名古屋の中3焼身自殺、母が「いじめ」と相談>  (2009年8月24日11時52分 読売新聞)
 名古屋市守山区の歩道で今月21日未明、同市内に住む中学3年の男子生徒(14)が焼身自殺した問題で、男子生徒の母親が昨年11月、「息子がいじめを受けている」と学校側に相談していたことがわかった。
 生徒が通う中学校の教頭が24日、明らかにした。
 同校はいじめにかかわった同級生らを指導し、いじめは同月中になくなった、としている。県警守山署もこうした事実を把握しており、自殺との関連を調べている。
 教頭によると、男子生徒の同級生らが昨年9月頃から、男子生徒の持病の皮膚炎をからかってあだ名で呼んだり、カバンを引っ張ったりするなどのいじめをしていたという。
 服が汚れていることなどを不審に思った母親が、男子生徒に事情を聞き、いじめが発覚した。相談を受けた同校は、いじめにかかわっていた同級生ら7人に注意した結果、いじめはなくなり、今年3月の個人面談でも男子生徒は「いじめはもうありません」と話したという。
 一方、同校は24日朝、全校集会を開き、男子生徒の自殺を報告。校長は「皆さんは命を大切にしてほしい」などと呼びかけていた。
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ぼへー また、いじめによる自殺が明らかになりました。
今回も学校は、お決まりのように、知らぬ存ぜぬといきたいところだったでしょうが・・・。
残念ながら、イジメの相談を受けていた事実は、さすがに隠蔽できないと見ると・・・

「・・・相談を受けた同校は、いじめにかかわっていた同級生ら7人に注意した結果、いじめはなくなり、今年3月の個人面談でも男子生徒は「いじめはもうありません」と話したという。」

・・・だって、なんという必死の責任逃れ・・・
「今回の自殺の理由は、イジメではないよ」と必死のアピールか。

 私は、「学校からいじめをなくせ」なんて不可能なことは、言おうと思わないし、言う気もない。
ただ、そもそも生徒が自殺した場合、その原因・心情を綿密に調査することは、まず必要でしょう。
 そして、原因が分かり、それが「いじめ」のような学校内部の問題である場合、それを契機に、いじめについて考え、今後このようなことが起こらないよう、生徒自身に考えさせ、いじめの無い学校への取り組みぐらいは、させるべきでしょう。
そして、このような具体的な犠牲を払った時こそ、生徒にとって真に友情・やさしさ・人として大切なことを学ぶチャンスとも言えます。

 今回の件では、学校は、独自に調べたが、いじめについては自殺とは関係無かったように表明している。
しかしながら、刑事事件として捜査の必要があるほど、明確ないじめ(という名の犯罪、暴行・恐喝)が存在していたわけだ。
体の良い責任逃れでは、学校の調査など、やっていないのと同じで、調査しましたという体裁を整えただけに過ぎない。

 常識的に考えて、一度注意した位でいじめがきれいサッパリ無くなったとは考えられません。
それなのに、「いじめは無くなっていた。」と断定し、自分たちの責任回避に、躍起になる教師・校長。
ある意味、実際にいじめた思慮の無い生徒たちよりも、この教師たちのほうが、はるかに罪深いように思える。

 そして、こんな大人(教師・校長)を横目で見ながら、育っていく生徒たちが健全な人間に成長するわけがない。
本当に、日本の教育現場は心底腐ってきている。

いじめが起こることは、しょうがない。
しかし、起こったことに対する責任の取り方や毅然とした対処の仕方を、そういうときこそ示すことが、本当の意味での教育ではないですか!
先生!

<コラム> 「いじめ」という言葉
このような自殺などが起こる度に、思うのですが、そろそろ「いじめ」という言葉を使うのをやめたほうが良いのではないでしょうか?
「いじめ」という言葉が与える印象は、なんだかんだ言っても軽いですね。
しかし軽い「いじめ」という言葉の裏で、実際に行われるのは、暴行・傷害・恐喝・侮辱・陵辱・・・といった犯罪行為ですから。
「いじめ」という言葉は、その実態をオブラートに包んでしまう効果が高いので使用するのをやめた方が良いでしょうね。
ちゃんと行われている犯罪行為名で表現する事で、「いじめ」というものが、遊び半分の軽いものでないことが明確になり、実行の歯止めにもなるでしょう。

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  1. 2009/08/25(火) 00:00:01|
  2. 教育
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騙す方が悪いのか?騙される方が悪いのか?

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<出資金集め「年金たまご」捜査、10億超か>  /7月22日 読売新聞
 東京都墨田区の健康商品販売会社「ライフ・アップ」(田沢吉美社長)が、「健康食品を購入すれば、毎月高額のボーナスが得られる」との触れ込みで、全国の会員から多額の出資金を募っていたとして、警視庁が出資法違反容疑(預かり金の禁止)で捜査を開始したことがわかった。
 同社はこの約3年間、「年金たまご」と称した集金システムで、高齢者を中心に全国約5万人から少なくとも10億円を集めたとみられ、同庁は資金の流れについて解明を進める。
 同社関係者によると、同社は、健康商品・化粧品販売会社として1989年5月に設立。2006年10月頃から、ブルーベリーやコラーゲンなどの健康食品の購入費として、毎月1万3500円を支払えば、1年目は年13万2000円を、2年目以降は年280万円以上をボーナスとして受け取れるとうたい、会員を募り始めた。
 勧誘の際には、「会員になると、その下に会社が自動的に子会員、孫会員を割り当て、その会員が増えるとボーナスを増額する」と説明。同社は会員を「たまご」と呼び、一連の販売方法を「年金たまご」と名付けていた。
 関係者によると、出資者は、自ら勧誘に動く必要がないうえ、年金のように月々現金収入が得られることから、高齢者の主婦らを中心に会員は年々増え、約5万人に達したという。
 同社のボーナスの支払いが滞り始めたのは昨年6月頃で、今年に入り、国民生活センターなどには「入会時に約束されたボーナスが支払われない」など数百件の相談や苦情が寄せられている。
 同庁で、こうした被害者から事情を聞いたところ、同社が表向きは健康食品の購入を持ちかけながら、実際には出資を募ったとして、不特定多数からの預かり金を禁じた出資法違反の疑いがあると判断した。
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<「怒り感じる」、解決訴え=無登録FX事件の出資者-大阪> /7月21日 時事通信
 札幌市の投資関連会社「オール・イン」が無登録の外国為替証拠金取引(FX)で多額の資金を集めたとされる事件で、出資金の返還を求めて提訴している出資者らが21日、大阪市内で記者会見し「怒りを感じる」などと話した。
 同日までに大阪、神戸両地裁に提訴したのは、大阪、兵庫両府県などに住む計32人。大半は元本も返ってきていないという。
 原告の神戸市の会社員男性(54)は「返金されないことで体調を崩した高齢の出資者もおり、怒りを感じる。早く解決してほしい」と訴えた。
 1億円以上の運用益が支払われないままという同市の会社社長(42)は「オール・インからは、実際に資金運用しているのは外国の会社だと説明された」と話した。 
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ぼへー しかしながら、ネズミ講・未公開株・・・怪しげな投資ビジネスが現れては被害者が出て、その度に大きく報道され同じような被害への警鐘が鳴らされてきている。
ついこの間も「円天」とかいう架空通貨による被害もあったのに…。
ここまで来ると、一般論としてはだまされる側も相当問題があると言わざるを得ないですね。
個別のケース、例えば「高齢でまともな判断力が無くなっている老人が契約させられる」・・・のような場合は別として・・・。

 上記の「年金たまご」なんていうのも「円天」と全く同じで、説明を真面目に聞けば「そんなこと長くは続かない」ことは、余程のバカでなければ気付くでしょう。
いつか見た「デジャブ」ですよ。
そんなことにも気付かない位、欲の皮で目が眩み、「年金たまご」に加入しておいて「だまされた・・・、賠償が・・・、行政の監督責任が・・・」などとほざいているのは、片腹痛いというものでしょう。
もはや「だまされた」というより、当然の結果が訪れただけにしか見えません。

 無登録のFX業者のケースもまた然り。
FX業者など、まだまだ新参業種で、登録業者であっても確固たる規制もなく、危ない会社が多いこと位は、FXをやる人なら認識しておかないと…。
そんなことも知らないで、FXに関わる時点で既にアウト。
結果は見えています。
その上、他の金融投資事業に比較すれば、はるかに規制もユルイFX業を敢えて「無登録」で行う会社・・・それだけで、危険を感じ取引しないのが普通でしょう。

 インターネットも普及し、あらゆる物事について検索により適時・適切な情報を得る事が、非常に容易になった現代に、なぜこんな稚拙な手口に、多くの人間が引っ掛かるのであろうか?
サッパリ分かりませんね。
1円でも安い物を見つけるために、価格比較サイトが大盛況なのに・・・こんな高額投資は調べないのか?
「天下一家の会」の時代なら、口伝えだけで、だまされることも有ったのでしょうが・・・。
大金を支払う相手ぐらいは、ネット検索ぐらいすればいいものを・・・。
デジタルデバイドとはこのことか・・・。

 最近は、「貯蓄から投資へ・・・」といった宣伝文句で「なんとなく投資に興味はある・・・」といった人が増えてきました。
しかしながら、投資するにあたり、自分で学ばず安易な情報や人の言うがままに判断下す人が多すぎるように思えますね。
 結局そこを金融機関に付けこまれ、「投信はプロが運用するので・・・、専門のFPがプランを・・・」とか言われ、信じてしまい体よくリスク商品の餌食にされているように思えます。
少し学べば、金融機関が勧める商品などロクな事がないことはすぐに分かります。

また、金融雑誌などに登場して適当な予測や商品推奨をする金融評論家やFP、アナリスト・・・といった連中も概ねヒモ付きですから、話半分に聞いておいたほうが良いです。
 投信など買うぐらいならCFDで指数取引でもしておいた方が、はるかにリスクも少なくリターンが高いですから・・・。
大体、投信買うほどのリスク許容度のある資金があるなら、個人に運用手段がなかった時代ならイザ知らず、現在では自分で運用したほうが、いわゆるプロなどよりはるかに良い成績を残せます。
しかし、ヒモ付き評論家は絶対にそんなことは勧めません。
(この意味が分からない方なら、確定金利ものにしておいた方が良いですよ。バカにしているのではなくそれぐらいの知識は持った上で、お金をどう運用するか考えたほうが良いです。)

 近年の金融業界の規制緩和により、護送船団型から競争型に金融行政の舵が大きくきられたお陰で、現在では、個人の顧客向け金融商品の豊富さ、手数料の安さは目を見張るべきものがあります。
バブル期以前には、機関投資家・トレーダーでもこんな環境にはありませんでしたから・・・。
 ごく普通の個人でも「貯蓄から投資へ・・・」ということの本質を理解し、正しい商品を適時・適切なツール・手法を取り入れながら投資を行えば、十分な効果を上げられる環境です。

 バブルの頃は、株式の信用取引ですら、多額の預り資産を証券会社に有する顧客だけが(現在よりはるかに高い手数料を払って)行えるといった有様でしたからね。
それが今では、個人が手軽に信用取引はおろか、為替・指数・先物・・・ありとあらゆる金融商品をレバレッジをかけて格安の手数料で取引できます。
本当に夢のような時代になっているのです。

 少し学べば、「年金たまご」なんてゴミみたいな商品に頼る必要は全くない時代であることが理解できるでしょう・・・。
逆に、「学ぶ気もない」・「学んでもピンとこない」ひとは、迂闊にリスク商品に手を出さない方が良いですよ。
決して、馬鹿にして言っているのではありません。
中途半端は、ダメと言いたいだけです。
本業で稼ぎ、確定金利で預けておく・・・これが一番です。
しかし、投資をするなら最低限の知識・情報を得て行うべきでしょう。

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  1. 2009/08/23(日) 00:00:01|
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Author:zam
山一證券を経て、現在エンタメ系企業の役員を務めるかたわらコンサルとして活動中の筆者のブログジャーナル。公金を毀損する輩・高齢者・弱い者を騙す輩を糾弾だ!
※保有資格
宅建/社労士/証券外務員1種/1級FP…

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